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ACLラウンド16第2戦 vs済州「ホームで逆転勝利、9年ぶりベスト8進出」

31日、AFCチャンピオンズリーグ2017ラウンド16第2戦済州ユナイテッドFC戦が、19時30分より埼玉スタジアムで行われた。試合は90分終了で2戦合計2-2となり、延長戦に突入。114分の森脇のゴールが決勝点となり、浦和レッズが2戦合計3-2でベスト8に駒を進めた。

レッズは24日にアウェイの韓国・済州で行われた第1戦で0-2で敗れ、ベスト8に進むには3点差以上での勝利が必要な試合だった。

先発はアウェイでの第1戦から2人が入れ替わり、GK西川、3バックは右から森脇、遠藤、槙野。ダブルボランチに阿部と柏木、右ワイドに駒井、左ワイドに関根。攻撃陣は1トップに興梠、2シャドーに李と武藤が入った。3-5-2システムの済州は、第1戦と同じ11人が先発した。

試合は済州ボールでキックオフ。立ち上がりからブロックを敷いて自陣を固める相手に対し、レッズは柏木を中心にボールを保持し、サイドチェンジとクサビのパスを有効に使いながらチャンスを作っていく。

試合が動いたのは18分。敵陣左サイドでFKのチャンスを得ると、柏木の美しい弧を描いたボールに合わせて興梠がヘッド。ボールは右ポストに当たり、そのままゴールに吸い込まれた。

先制して勢いに乗ったレッズは、追加点を取りに行く一方で、相手のカウンターへの警戒も怠らず、チャンスを作らせなかった。球際での激しい攻防でも上回っていくようになる。

そして、2点目が入ったのは34分。中央の興梠がパスを出すと、左に流れながら受けた李が相手GKの動きをよく見定めて左足シュートを打ち、2-0とした。

後半になって攻勢を強める済州に対し、レッズはゴール前でなんとかしのぐという時間が増えてきた。しかし、49分、済州DFキム ウォニルのシュートはGK西川がナイスセーブ。CKの守備でも全員が集中してゴールを割らせない。

ベンチは70分に李を下げて青木を入れ、柏木を1列上げると、76分には駒井を下げて高木を投入。関根が右にまわる。済州も64分にFW、76分にはDFを入れ替え、互いに攻守のバランスを整えて勝負の終盤に向かっていく。

すると81分、済州DFチョ ヨンヒョンがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。相手が10人になる中、数的優位を生かしてチャンスをつくっていったレッズは、4分のアディショナルタイムのラストプレーで槙野がヘディングシュートを放ったが、GKに止められた。

第2戦180分を終えて合計2-2。ここからはアウェイゴールなしの15分ハーフの延長戦となった。互いに疲労の色が濃くなる中、100分、両チームがそろって最後の交代枠を使い、レッズは関根を下げてズラタンを投入。済州は身長194cmのFWフレデリク メンディーを入れた。

劇的な瞬間が訪れたのは相手CKからの大ピンチをしのいだ直後の114分だった。高木のクロスに飛び込んだ森脇がフリーになって右足を合わせ、待望の勝ち越しゴールを決めた。

その後はレッズが相手のロングボールを全力で防ぎ、タイムアップ。2戦合計3-2で勝利を収めたレッズは2008年以来9年ぶりに準々決勝の舞台を踏むことになった。

レッズの次戦は6月4日(日)19時より日立柏サッカー場で行われる明治安田生命J1リーグ第14節柏レイソル戦となる。

【興梠慎三】
「個人としてはベスト16でなかなか勝てない壁があったので、そういう意味ではひとつ殻が破れたかなと思います。

今日みたいにみんながハードワークすれば、いいサッカーができるなと実感しました。今日はやっていて楽しかったです」

(第1戦に比べると切り替えと球際のところが際立っていたが?)
「向こうはカウンターを徹底してやっているので、そこだけはやらせたくなかったです。(ボールを)取られたやつが取り返すぐらいで行こうと話していました。こっちの戦略通りにできたかなと思います」

(アウェイでの結果を受けて開き直った部分もあった?)
「アウェイのときにカウンターのうまさに衝撃を受けました(笑)。でも向こうはホームだったからそういう勢いもあったと思いますし、うちのホームであれができたらたいしたものだなぐらいの気持ちで堂々とやろうということは話していました。相手に何もやらせないくらい、いい試合だったかなと思います」

(得点はドンピシャだったが?)
「なかなかセットプレーで決めることがなかったので、決められてよかったです。いいコースに飛んでくれました。あの1点は大きかったのではないかと思います」

(2点目は興梠選手が奪い返すところから始まったが?)
「前で取ることで、相手がカウンターにくるところで逆にこっちがチャンスになったと思います。

欲を言えばもっといいパスを出したかったです。相手の頭越しのループパスみたいなことをやりたかったのですが、ちょっと自分の体勢が悪かったです。でも角度がないところからチュン(李)が決めてくれたので、よかったです」

(早い時間帯に点を取りたいというプランを実現できたのがよかった?)
「今回、自分が思い描いていた通りになりました。自分のシナリオでは前半で2点取って追いついて、ここだけは違ったんですが後半の終わりくらいに点を取って終わるというのが一番の理想だと思っていました。逆に後半の立ち上がりで3点目を取ったら、ズルズルと相手に押し込まれて嫌な展開になってしまうと思っていました。

延長に入ってからも前半ではなくて、後半の終わりに取るということがうまくいってくれたので、よかったと思います」

(相手陣内から出させないようにしていたが?)
「1点取っても2点取っても、1点取られたらガラッと状況が変わってくるので、とりあえず下がることはやめよう、前から行こうということを言っていたので、それがよかったかなと思います」

(ベスト16の壁を越えて見える景色は違う?)
「ここ(ベスト16)でずっと終わってきていたので、ベスト8になってもちろんサポーターもたくさん入ると思いますし、お互いの気持ち的にも違うと思うので、本当に自分の中では未知数ですが、楽しみです。

次の抽選ではどこと当たっても厳しいですが、個人的には広州恒大とやりたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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