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3連戦初戦、ホームで勝ち点3を積み上げる

20日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムで柏レイソルとのJリーグ第24節のゲームに臨んだ。前半に2点を先行したレッズは終了間際に1点を返されたが、後半に追加点を挙げ突き放して3-1の勝利。ホームで勝ち点3を上乗せしてリーグでの勝ち点50一番乗りとなった。

レッズはスタメン、サブのメンバー共に快勝した前節の清水エスパルス戦から変えずにスタート。レアンドロが欠場した柏は1トップに工藤を起用。最終ラインを5人で構成し、レッズとシステムを合わせてこの一戦に臨んだ。

完全に陽が落ちてひんやりとした空気に包まれる中、19時5分に柏ボールでキックオフされると、開始直後から双方の狙いとする形が現れる。後方でつなぎ、機を見た縦パスで攻撃を一気にスピードアップさせるレッズと、中盤でボールを奪った瞬間に一気に前線へ選手が走り込む柏がそれぞれゴールに迫る。全体にレッズがボールを保持しながらも、柏がカウンターの機会を虎視眈々と狙う中でゲームが進んだ。

均衡が破れたのは21分。左サイドのセットプレーを柏木が素早く右サイドへ展開すると、平川のクロスに飛び込んだのは那須。強烈に叩きつけたヘディングシュートが柏ゴールに突き刺さった。28分にも前線で興梠、李、柏木と流れるようにパスが回り、柏木がリーグ戦では第13節の大宮戦以来のゴール。レッズのJ1通算1100ゴール目が決まり、一気に2-0とリードを奪った。

ゲームの主導権を完全に握ったレッズは勢いに乗って攻め込み、後方でのボールカットを起点に多彩な攻撃を見せる。ほぼ一方的なゲーム展開となったが、訪れた決定機でゴールを奪えずに追加点とはならない。逆に前半終了間際の44分、柏にパスを回されて最後は高山にゴールを許し2-1でハーフタイムを迎えた。

「特に最初の15分集中すること」とミシャ監督の指示を受けて入った後半、立ち上がりに早くもレッズはビッグチャンスを迎える。前線での果敢なプレッシングでボールを奪うと、阿部のパスに抜け出した興梠が相手GK菅野に倒されてPKの判定。これがこの日2枚目の警告となった菅野が退場処分になり、柏は10人になった。55分のPKは興梠が自らゴール右に決め、3-1とリードを広げた。

数的優位を得たレッズは、落ち着いてボールを動かしながらゲームをコントロール。梅崎や青木をピッチに送り込みながら、全体の運動量をキープした。後半の半ば過ぎには梅崎がゴール前で決定機を迎える場面もあったが、惜しくもゴールとはならず。83分にはエドゥアルドもこの日2枚目の警告で退場処分になり、レッズは2人の数的優位となった。

直後に3人目の交代枠で山田がピッチに送り込まれ、J1通算50試合出場となった。試合はこのまま3-1でタイムアップを迎え、レッズはリーグ戦での連勝を3に伸ばして2位に勝ち点6の差をつけて首位。

レッズの次戦は中2日の過密日程で迎える23日(火祝)のリーグ第25節のアルビレックス新潟戦。デンカビッグスワンスタジアムで14時30分にキックオフされるアウェイゲームに臨む。

【那須大亮】
(先制シーンは?)
「リスタートの時点で走り込もうと思っていました。昨年から良いクロスが上がって来ていたので、ヒラさんに渡ればと思っていました。トラップした瞬間、走り込もうと思っていました。良いボールが来ました」

(柏木が「後ろから勢い良く入って来るほうがいいと思ってサイドチェンジした」と話していたが、それは共通認識だったのか?)
「陽介はそう思っていたし、僕もそう思っていました。お互いのインスピレーションを感じ取れればゴールにつながると思います。そういう意味では皆の思いというか、考えが一致したゴールだと思います」

(それにしても距離はあったが?)
「でも、距離があったほうが相手はつかみにくいですから。後ろから走ってくる方がDFはなかなかつかみにくいので、一山越えれば絶対に来ると思っていました」

(いろいろな形で得点できていたが、相手の人数が減ってから得点できなかったが?)
「セットプレーもそうですし、流れの中でのバリエーションも多くなっています。こういう攻撃ができるということは非常にポジティブです。良い状況だと思います。できればゼロに抑えたかったですが、失点した後、集中して守れました。1失点はどうしてもありえますから、その後に崩れなかったことが非常に大きかったと思います」

(柏に借りを返したが?)
「そうですが、前回の試合もどちらかというと自分たちで取りこぼしたという試合でしたし、今日の試合も自分たち次第だと思っていました。相手がはめてくるというのはスカウティングでも研究済みだったので、そういう中で質の差を出せると思っていたので、チャンスの中でいかに決めきるかだと思っていました。あとは後ろがしっかり我慢するというところだと思いました。1失点しましたが、我慢するという意味では試合を通して我慢はできたと思いますから、ポジティブなことだと思っています」

(ボランチが2枚ともディフェンスラインに入って3枚で回すことが多かったが?)
「相手もあまり来なかったので、引き出して相手のところへ侵入するということを試みようと思ってました。あまりプレスにも来なかったですし、相手は縦に付けたところでカウンターを狙っていたのでカウンターが嫌でした。それで相手を引き出そうと試みました。それも我慢強くできたと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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