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1stステージ 第4節 vs松本 森脇の値千金ゴール、ホーム2試合連続完封勝利

4日、浦和レッズは埼玉スタジアムに松本山雅FCを迎え、明治安田生命J1リーグ 1stステージ第4節を戦った。レッズは関根が右ワイドで今シーズン初先発。ズラタン・高木がレッズ加入後初めてリーグでのスターティングメンバーに入った。

前半は総じてレッズのペースで進んだ。松本は序盤、前線からレッズの選手にプレスをかけてくる。しかしレッズの選手がこれをいなしてパスをつなぎ、攻撃を組み立てていった。特に、梅崎、高木、関根が、縦パスを受けたところから再三にわたって持ち味のドリブルでチャンスを作っていった。

一方で松本は、前半途中からプレスを緩め、自陣で5-4のブロックを作って構える形を見せるようになるが、縦に速い攻撃で打開を図り、ズラタンや高木が惜しいシュートを放った。

後半も試合の主導権を握ったのはレッズ。前に出てこない松本に対し、ボールを保持してじっくりとパスをつなぎながら攻撃の糸口を探る展開で、時間が過ぎていく。そうした中、57分に柏木に代えて啓太、62分に梅崎を下げて武藤を投入。槙野や森脇も積極的に攻め上がるようになるなど、得点を奪う意識を強めていった。

85分、レッズがついにゲームを動かした。敵陣ペナルティーエリア右でボールを収めた関根が、上がってきた森脇にボールを戻すと、ボールを持ち替えて左足を振り抜く。このシュートが糸を引くように松本ゴールへと吸い込まれ、先制点を挙げた。

その後、前線の選手を入れてパワープレーを仕掛けてくる松本にも落ち着いた守備で対応し、試合は1-0で終了。レッズはホーム・埼玉スタジアムで2試合連続の完封勝利を収めた。試合後のヒーローインタビューでは、決勝点を挙げた森脇良太に対し、暖かい拍手と愛のあるブーイングが送られていた。

この試合も、レッズは引いて守る松本山雅の守備になかなかゴールを奪えなかったが、冷静にゲームを運び、得点を取り切ることができた。今後も引いて守る選択をするチームが出てくる可能性は高いが、最後に得点を奪えた山形戦、そしてこの日の松本山雅戦は大きな意味を持つはずだ。

また、攻め手を強めながらも守備での警戒を怠ることなく、無失点で試合を終えられたことも大きなプラス要素だ。勝ち点3という結果に加え、内容においてもリーグを勝ち抜く上での大切な要素を示した試合になった。

次戦は8日(水)に行われる、AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ MD4 北京国安戦。ノックアウトステージ進出の可能性を残すために必勝が求められる一戦は、再びホームの埼玉スタジアムにて19時30分にキックオフされる。

【森脇良太】
「正直、ゲームを難しくしてしまったのも自分たちでしたし、このゲームを勝ち取ったのも自分たちだと捉えています。前半の数多くのチャンスで決められていれば、もっと楽な展開になったというのが試合後のみんなの感想だと思います。

ただ、相手が引いてブロックを作ってきて、シュートもなかなか決まらない中でも、最後まで諦めず、強い気持ちを見せられたというのは、1つ大きな自信になると思います」

(ゴールシーンについては?)
「前半からタカ(関根)も仕掛けていて、相手も3人くらいついていたので、『少しでもいいから気にしててくれ』と言っていました。その中でボールが来なかったり、タカがいい仕掛けで抜いていったりという場面もありましたが、あの場面は自分が欲しいタイミングでタカもボールを出してくれましたし、非常にいい右サイドのコンビネーションだったと思っています。

ゴールシーンの前に、タカからのボールを受けてクロスを上げ、合わないというシーンがありました。そのときに槙野や大ちゃん(那須)からシュートを打つように言われていて、同じ状況になればシュートを打とうと決めていました。自分の好きなゾーンでしたので、体勢は少し崩れましたが、思い切り振り抜きました。

今日はたまたま自分のところにボールが来てゴールを決めましたが、みんなの持っていた『勝つんだ』という強い気持ちがあのゴールにつながったのだと思います」

(今日は相手にほとんどセットプレーを与えていなかったが?)
「今日は切り替えがチームとして非常に速く、相手につけいる隙をほとんど与えませんでした。すべてをゼロにするのは難しいと思いますが、その中でも今日はみんなが切り替え速く、ボールを奪われた後の守備で奪い返したりというシーンが多く見られたので、ハードワークの部分で相手を上回れていたのではないでしょうか。今日はどちらがセカンドボールを多く拾うかが重要だと思っていましたので、そういう部分でみんなが意識高くやれていたと思います」

(引いた相手との戦いについては?)
「正直なところ、難しい部分はあります。引いてくる相手は、自分たちの縦パスを奪ってからのカウンターを狙ってきます。ただ、今日は横へのボールの動かしもテンポが良く、速くできました。そういうところはこだわっていきたいと思います。そして、多少リスクがあっても、くさびのパスはどんどん打ち込んでいく必要性があると感じました」

(ヒーローインタビューの感想は?)
「やっぱり気持ちよかったです。今日もブーイングがあって、それが愛のあるものなのかどうかは分かりませんが、あの空間は幸せです。

スタジアムに来てくれた、たくさんのファン・サポーターの方々と、少しですがコミュニケーションを図れるのがあの場所だと思っています。今日、あの場に立てたことは非常にポジティブなことだったと思いますし、またあの場に立って、多くの方のブーイングを浴びたいと思います(笑)。今日はあのブーイングでご飯5杯くらいいけるんじゃないですか(笑)。その後の拍手やチャントには、本当に涙が出そうな感じでした。せっかく作っていただいたチャントを歌っていただけて、良かったです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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