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1stステージ 第1節 vs湘南 逆転でリーグ開幕戦を勝利で飾る

7日、浦和レッズは今シーズンの明治安田生命J1リーグ開幕戦となる1stステージ 第1節 湘南ベルマーレ戦をアウェイ、Shonan BMWスタジアム平塚にて戦った。レッズは水曜日のAFCチャンピオンズリーグのブリスベン・ロアー戦から4人スターティングメンバーを入れ替えた。右ワイドに平川、ダブルボランチを青木と阿部、前線は武藤と石原の2シャドーに興梠の1トップでスタートした。

レッズボールでキックオフされると、最初のチャンスはレッズ。3分に左サイドの裏に抜け出した武藤がフリーでゴール前に進出したが、ラストパスは相手にカットされた。

湘南の出足の速いプレスを外しながら攻撃に出たいレッズだったが、前線へのボールがなかなかつながらずにシュートまで持ち込めない。湘南ゴール裏から強く吹く北風の影響もあり、クリアボールの距離が出ずにセカンドボールを拾われて押し込まれる時間帯を迎えた。24分にはカウンターからゴール前でフリーの大槻にシュートを許す大きなピンチを迎えたが、必死で中央へ絞った槙野がブロックして事なきを得た。

ゲームが動いたのは36分。左サイドからのクロスに対し中央で森脇のプレーがファウルと判定され、PKを与えてしまう。これを遠藤に決められ、0-1と先制を許した。しかし、レッズもすぐさま反撃に成功する。41分に左サイドから宇賀神が蹴ったフリーキックを、相手GKの前で興梠がヘディングで合わせ、1-1の同点に追いつきハーフタイムを迎えた。

後半開始から、レッズは興梠に代わって高木がピッチへ。石原が1トップに入った。後半は立ち上がりからゲームはレッズペース。後方から高木と武藤へ斜めにパスが通り、攻撃のリズムができていく。後方からスピード感のある攻撃参加も目立ち、距離のあるところから高木が放った無回転のフリーキックがクロスバーを直撃するなど、積極的な姿勢がプレーに表れた。

75分、途中出場した関根のスローインを受けた森脇が左サイドへグラウンダーで展開すると、スルーした武藤の後ろから走り込んだ宇賀神がゴール右上へ突き刺さる鮮やかなミドルシュートを決めて勝ち越しに成功。続く77分には青木のクロスを攻撃参加した那須がヘディングで押し込み、3-1と一気にリードを広げた。

残り時間も攻撃的な姿勢を失わずにゲームを進めたレッズは、湘南の反撃にもゴールを許すことなく時間を進め、このまま3-1でタイムアップ。リーグ開幕戦を逆転勝利で飾った。

レッズの次戦は、リーグ戦のホーム開幕戦となる。3月14日(土)、埼玉スタジアムにて15時キックオフのモンテディオ山形戦に臨む。

【阿部勇樹】
「リーグ戦の前にAFCチャンピオンズリーグが始まり、結果が付いてこない中で迎えたリーグ開幕戦でした。まず一つ勝つことが大事だと思っていましたし、勢いのある湘南を相手に先制されましたが、しっかりと逆転できたことが良かったと思います」

(前半はロングボールを多用した?)
「相手が前からプレスに来るイメージはあったので、シンプルにやるということを選手同士でも話はしていました。相手が得点をしてからボールが回るようになったと思いますが、立ち上がりからそういうプレーも混ぜられたら良かったなとは思います。

後半はスペースがあき始めてボールが回るようになりました。相手のカウンターは非常に迫力とスピードがありますから、それに走り負けないように戻ることが大切でした。チャレンジしてミスをするのは悪いことではないので、次のプレーへの切り替えが大事です。それをキャンプで積み重ねてきました。みんなで気持ちのこもったプレーは見せられたと思いましたし、結果につながって良かったです」

(後半は全体に推進力が出ていたが?)
「相手に走り負けないことを考えながらプレーしていました。相手はカウンターが得意なので、逆にカウンターを受けるのは嫌なはずです。その中で2点目、3点目と取ることができたのが大きいです。90分間の全てが良かったわけではないですが、良い時間を増やしていけるように、勝利を続けられるようにもっと努力しなければいけないと思います」

(次節はリーグ戦のホーム開幕戦で山形との対戦になるが?)
「今日の湘南と続き、縁のある選手がいるチームとの対戦が続きます。今日の1試合で良さが終わらないように続けることが大事です。僕たちは、昨年も一昨年も続けてきたことがあります。もちろん、結果を求めてしっかりと戦っていきます」

(表情からも、1つ勝つことの大きさが感じられるが?)
「1つ勝つことは難しいですが、チームに必要でした。サッカーだけでなくどのスポーツも1つ勝つのが大きいと思いますが、今日はもう終わりです。次の山形に勝つために尽くさなくてはいけないですし、そういったプレーを見るために大勢のサポーターが見に来てくれていると思います。しっかりとやっていきたいです」

【宇賀神友弥】
(1アシスト1ゴール)
「1点目のアシストのFKはおまけですけどね。キッカーがいなかったので…。阿部ちゃんが蹴るのが一番精度が高いのではないかと思っていましたが、ミシャから蹴れと言われたので。自分で大丈夫なのかという不安もありましたが、自分でも素晴らしいFKだったと思います」

(シュートシーンは?)
「ゴールはコースは甘かったです。風と、全ての人の気持ちが乗ったゴールだったと思います。武藤君がうまくスルーしてくれました。大学時代ずっと一緒にやっていたし、あそこが得意だと分かってくれています。ロッカーで『さすが先輩です!』と行ってくれました。水原三星戦でチャンスに決められず負けましたし、やっとチームに貢献できました。ホッとしています。

1勝で満足していませんが、正直気持ち的には1つ勝って落ち着けたと思います。シーズンが始まってから1勝するまではどのチームでも難しいと思います。よくFWが1点を取ればと言いますが、チームもそうだと思います。勝つことの難しさも実感しました」

(前半は相手の出足に驚いた?)
「分かっていたことではありましたが、それ以上にカウンターの鋭さがありました」

(後半ボールが回るようになったのは?)
「相手の運動量が落ちたのと、前半は風も相手の勢いもあったので、中途半端につないでとられるよりは割り切っていこうと話していました」

(先制されたときは?)
「ミシャも、自分たちの良いサッカーはできているけど、チャンスで決めていなくて負けるというのが3試合続いていると言っていた中で、先制されたのは正直やばいと思いました。ただ、一人一人が今日は絶対に勝つんだぞという気持ちがピッチの中でもひしひしと伝わっていました。

この前の試合のこともありましたし、特に阿部ちゃんがすごかったです。あんなに気合の入った阿部ちゃんを見たことがないくらいでした。球際やセカンドボールで阿部ちゃんが『もっと行け!』と怒鳴るくらい、ピッチ内で全員を鼓舞して戦っていました。でも今日は全員がすごかったです。今日くらい走るのをベースにしていたら、まず負けないと思います」

(これで雰囲気も変わりそう?)
「ACLの後にブーイングの件でいろいろな声や意見も耳に入って来ました。僕は浦和レッズを本当に愛しているし、100パーセント全力でプレーしていることをピッチでアピールできて良かったです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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