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第28節 vs 清水「興梠と橋岡の2ゴールで逆転勝利」

6日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、明治安田生命J1リーグ 第28節 清水エスパルス戦に臨んだ。

4連戦のラスト、勝ち点3差で上を行く清水エスパルスをホームに迎えた一戦。自陣でブロックを作り、相手が前掛りになったところをカウンターで仕留める清水の戦術に対し、レッズは最終ラインから丁寧にボールをつなぎ、試合を優勢に進めた。スコアは、19分に先制を許すも、前半終了間際の興梠慎三の一撃で同点に追いつくと、橋岡大樹が逆転ゴールを75分に突き刺し、2-1で勝利をつかみ取った。

大槻 毅監督はこの試合、GKに西川周作、DFライン右から岩波拓也、鈴木大輔、槙野智章、両ワイドに関根貴大(左)と橋岡大樹(右)、セントラルに青木拓矢とエヴェルトン、2シャドーに長澤和輝と武藤雄樹、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

前半、レッズは細かいショートパスをつないで、相手が食いついたところでスペースやギャップを使いながら攻勢に出て行く。主導権を握ってゲームを進めるも、19分には自陣右からのロングスローに対して、セカンドボールをペナルティーエリア中央からドウグラスにシュートを打たれて先制を許した。

自陣での守備を固め、カウンターを狙う清水に対して、レッズは失点後もひるむことなく積極的に攻撃に出て行く。関根は高い位置でボールを受けると、果敢にドリブルを仕掛け、カットインからシュートを放つなど、貪欲にゴールに向かって行った。0-1のまま前半終了かと思われた45+2分、中央のエヴェルトンからパスを受けた橋岡が右サイドから鋭いクロスを中に送ると、DFとの駆け引きで上回った興梠が頭でたたき込み同点とした。

迎えた後半、前半同様にレッズがボールを支配し、清水がカウンターを狙う展開の中、一進一退の攻防が続く。両ワイドの関根と橋岡の突破力を生かしながら攻撃の形を作るレッズに対し、清水は金子翔太や河井陽介のスピード、ドウグラスの強さを使ってチャンスメイクしていく。

先に交代カードを使ったのは大槻監督。62分、武藤に代えて杉本健勇をピッチに送り出すと、興梠が一列降りて、杉本がワントップにポジションを取る。やや相手にボールを握られる時間帯がありながらもゴールを許さず、訪れるその瞬間を信じて待ち続けた。

75分、待ちわびた歓喜の瞬間が訪れる。ゴール前で得たFKの流れから、青木が右サイドに流れてクロスを中に送り、その跳ね返りに反応したのは1点目を華麗に演出した橋岡。浮き球を身体で丁寧にトラップすると、すぐさま右足を振り抜き、シュートは相手DFに当たりながらもゴール左隅に突き刺さった。逆転に成功する。

終盤、ややオープンな展開の中で相手に押し込まれるシーンがありながらも、レッズは集中力を切らすことなくハードワークを続け、2-1で勝ち点3をつかみ取った。

次戦は10月18日(金)19時30分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第29節 大分トリニータ戦となる。

【橋岡大樹】
(すばらしいアシストだったが?)
「フリーでもらえて、中に(興梠)慎三さんがいつも入ってくるということで、その辺に上げておけばいい、という感じで上げたら、興梠選手がうまく決めてくれたので、感謝しています」

(上げるタイミングも、トラップしてから結構早かったのでは?)
「そのタイミングがベストかなと思ったので上げました」

(相手がスライドして、サイドにレッズの攻撃を追い込んで奪ってとか、くさびのパスが入らないという前半の状況だったと思うが、サイドでの攻防については?)
「ウイングバックがフリーになることが多いので、そこでの攻撃がキーポイントになってくるというのは分かっていました。そこでしっかり仕事をできたことは、うれしく思っています」

(武藤選手に出したスルーパスについては?)
「あれは武藤選手が抜け出してくれたので、自分はあそこに簡単に出すだけだったので、武藤選手の動きがあってこそだと思います」

(大槻監督が、「清水エスパルス戦では昨年も興梠選手のゴールをアシストしたが、今日のほうがクオリティーが高いもので、成長が喜ばしい」という話をしていたが?)
「ああいうクロスはすごく練習もしていましたし、思い切ってやれ、というのは大槻監督からも言われていたので、思い切って足を振ったらいい形で興梠選手が決めてくれたのは本当にうれしいことです。でも、さっきも大槻監督に『こんなのでお前は満足するな』と言われましたし、『もっともっとできる』というのも言われました。僕もこれで満足するつもりはないですし、これからU-22日本代表がありますけど、そちらでしっかり活躍してから、またこちらでもできればいいと思います」

(クロスはしっかりと巻いたキックで、興梠選手の動きもしっかり見られていたと思うが、そこに自分の成長を感じるか?)
「あそこのタイミングも合わないといけないと思いますし、ニアを越してあそこに落とすボールというのも練習はしてきていたので、それがうまくいったな、というのは自分自身思います」

(ゴールシーンについては、シュートの決断も含めて思い切りがあったと思うが?)
「自分の中で、ここにこぼれてくるだろうと思って、来たらシュートを打とうと思って決めていました。それがうまく、その通りにいったのでよかったと思います」

(相手のハンドを取ってもらえなかったシーンでは、橋岡選手が突っ込んでいっていたが?)
「あれは興梠選手が本当にうまく僕を見てくれていたので、あそこに走って、あれはいい動きをできたな、と思います」

(たくさんクロスを練習して、何が一番変わったか?)
「それは分からないですけど、思い切りの良さというのは、試合の中では変わっているのかなと思います。ここら辺にクロスを、いつもは上げていないけどこれは上げて、という決断をするというのが、成長の一つなのかなと思います」

(天皇杯のHonda FC戦ではベンチスタートで、試合に出なかったが、すごくファン・サポーターに頭を下げている様子があった。今日はああいうすごい出迎えだったが、橋岡選手はファン・サポーターの思いをすごく背負っている、という感覚があったが?)
「天皇杯でファン・サポーターのみなさんを見たときに、本当に悔しい気持ちが表れていたので、僕たちももっともっと戦わないといけないと思いましたし、戦う責任があると思っていました。それは自分たちの心にも染みましたし、それを胸に、じゃないですけど、本当にもっともっと戦って、結果を残さないといけないと思っていました。ああいった一件があって、僕たち自身もあらためて気づけたことがあったと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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