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第22節 vs 札幌「エヴェルトンが先制点突き刺すもドロー」

10日、浦和レッズは札幌ドームで、明治安田生命J1リーグ 第22節 北海道コンサドーレ札幌戦に臨んだ。

レッズはエヴェルトンが先制点を突き刺し優位に立つも、鈴木武蔵に同点弾を許して、1-1のドローで試合を終えた。

リーグ前期はホームで0-2の敗戦を喫した札幌に対し、大槻 毅監督は、GKに西川周作、DFライン右から岩波拓也、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに宇賀神友弥(右)と関根貴大(左)を配し、セントラルに青木拓矢とエヴェルトン、2シャドーに長澤和輝と武藤雄樹、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

立ち上がり、あわや失点かと思われるシーンをセットプレーから作り出されるが、西川を中心とした守備でゴールを許さず、落ち着いたボールポゼッションで徐々に自分たちのリズムを作り出していく。

15分以降、ボールは保持するが、なかなか突破口を見い出せないレッズ。守備時に5バック気味のフォーメーションを敷く札幌に対し、なかなかよい形を作れなかったが、武藤や長澤が中央でボールを引き出し、エヴェルトンや青木とのパス交換で局面を打開しようと試みるが、出足の鋭い相手の守備を崩しきるには至らず、バイタルエリアにボールを運べない時間が続いた。

26分、左サイドの関根がこの試合初めてドリブル突破を試みる。巧みなフェイントで相手DFを翻弄し、左足でクロスを送ると、最後は岩波のパスを受けた長澤がシュート。ボールは力なくゴールマウスの外に逸れたが、得点の匂いを感じさせる攻撃となった。

ターゲットマンのジェイにボールをあずけ、チャナティップと鈴木武蔵のスピードを生かしてカウンターを仕掛けてくる札幌。31分には中盤に降りてボールをキープしたジェイにスルーパスを通され、鈴木武蔵と西川の一対一のシーンを作られてしまう。ここは西川のプレッシャーが勝り、鈴木武蔵のシュートは枠の外に流れた。

36分には西川の正確なパントキックに長澤が抜け出してチャンスを演出するも、興梠へのクロスは合わずゴールならず。その後も何度か相手ゴール前に侵入するも、0-0のまま前半を折り返した。

迎えた後半、レッズの勢いが相手を上回り、序盤から敵陣深くに侵入していく。54分には槙野が高い位置でボールを奪い返して2次攻撃を発動させると、最後は興梠がシュートを放つ惜しいシーンを作った。

すると57分、待望の先制点が生まれる。エヴェルトンのシュートが相手DFに当たってCKを得ると、武藤のファーサイドを狙ったクロスをマウリシオが頭で折り返し、そのボールに反応したエヴェルトンが頭で押し込んでゴールネットを揺らした。

劣勢に立たされ、より前への圧力を強めてくる札幌。自分たちのリズムでゲームを支配したいレッズだったが、自陣深くまでボールを持ち込まれ、相手に決定機を作らせてしまう。68分には、白井康介のクロスのこぼれ球を、鈴木武蔵に入れられ同点を許した。

71分、大槻監督は長澤に代えてファブリシオをピッチに送り出す。やや相手に押し込まれる時間帯が続く中、レッズはカウンターから攻勢に出ていく。

81分には武藤に代えて杉本健勇が投入され、さらに89分、大槻監督は最後の交代カードを使い、宇賀神に代えて森脇良太をピッチに送り出し、最後まで勝ち点3を狙いにいく。

しかしアディショナルタイム4分でもゴールは生まれず、勝ち点1を分け合った。

次戦は8月14日(水)19時からケーズデンキスタジアム水戸で行われる、天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会3回戦 水戸ホーリーホック戦となる。

【エヴェルトン】
(今日の試合を振り返って)
「難しい試合でしたけど、立ち上がりから自分たちがボールを持って、しっかりとゲームをコントロールして形を作ることができたと思います。ただ、フィニッシュのところ、ラストパスの精度をもう少し上げなければいけません」

(今日のゲームプランは?)
「大槻監督からは、相手はボールをキープしようとするチームだと聞いていました。立ち上がりからしっかりと前からプレスを掛けることで、ゲームをコントロールすることはできたと思います」

(先制ゴールを振り返って)
「コーナーからでしたけど、マウリシオが折り返したところで、相手の前に入ろうと思って動き、決めることができました。ゴールはサッカーの中で最高の瞬間だと思います。ピッチに立ったときはしっかりと仲間にいいボールを届けたいと常に思っていますし、まずはボランチの仕事をこなすことを考えていますが、その中でゴールを取ることができるならば、それはうれしいことです」

(ヘディングのゴールは過去にも多くあるのか?)
「たくさんではないですね。日本では2点目です。それを増やしたいですね」

(チームとして、セットプレーからの得点が少なかった中で生まれたゴールだが?)
「ゴールをアタックできる背丈のある選手もいますし、セットプレーから得点が取れそうな形はこれまでにも作ってきました。今日取れて良かったですし、これからもそういったところでがんばり続けたいと思います」

(いい形で点を取った後に失点してしまったが?)
「失点というものは、どんな形でもよくないものです。もっと注意深くプレーして、失点を防いで勝利につなげたかったです。ただ、立ち上がりから終了まで、戦い続けたチームは讃えたいと思います。開始直後から勝利を求めて戦いました」

(3試合連続で引き分けだが、もう一段レベルアップするために必要なことは?)
「負けていない、さらに良い内容で戦えていることを考えれば、この引き分けは良い方向に進んでいることを示していると思います。ゴールチャンスを増やして、フィニッシュの精度を上げていくことが必要だと思います。失点を防ぎながら、勝利につなげたいと思います」

(今日は先制点を取ってから追いつかれる展開だったが?)
「先制点を取れたことは良かったことですが、失点は防ぎたいです。質の高い選手がこのチームには揃っていますので、得点は毎試合必ず取れると思っています。だからこそ失点を防いで勝利につなげたいです」

(走行距離もチームで一番だったが?)
「本日はたまたまチームで一番走行距離が長かったかもしれませんが、一番かどうかに関わらず、常にベストを尽くしてチームに貢献しようと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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