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常に集中を保ち、ホーム連勝を

Jリーグ第12節サガン鳥栖戦は18日(土)19時より埼玉スタジアムで行なわれる。Jリーグ誕生20周年のアニバーサリーマッチと銘打たれた前節の鹿島アントラーズ戦は、創設からなる『オリジナル10』同士の意地がぶつかり合う激しい戦いの末、浦和レッズが3-1の逆転勝利を収めた。
大雨のスタジアムに集った4万6,649人の大観衆が沸き立ったこの試合の勝利は、シーズンの34分の1以上の意味合い、勝ち点3以上の意味合いがあった。
上位対決を制して得た4試合ぶりの白星が、多くのチャンスを生み出しつつも勝ち星に結び付けられずにいたここ数戦のジレンマやフラストレーションから選手たちを解放し、チームは大いに活気づいている。
ただ、この重要な勝利も、次の試合で連勝を飾ってこそ、その意味合いが膨らんでくるというもの。それは選手たちが一番よく承知している。
鳥栖は開幕から4試合負けなしと好スタートを切ったものの、第5節から3連敗を喫し、急ストップした。その後も波に乗れず、前節でもアルビレックス新潟に3点を献上して完敗し、15位と低迷している。ベンチは苦境を脱却するために選手を入れ替えるなど策を講じてはいるが、なかなか実らずにいる。
とはいえ油断は禁物だ。鳥栖の最大の持ち味はボールを奪うと手数をかけずに前線に送り込んでくる圧倒的な縦への速さ。1、2本のパスでネットを揺らしてしまうのを得点パターンとしているだけに、レッズは常に集中を保つことが必要だ。
また、鳥栖は15日にヤマザキナビスコカップ予選リーグでセレッソ大阪と戦っており(1-2で敗戦し、予選リーグ敗退が決定)、レッズ戦は中2日での試合となるが、セレッソ戦ではエース豊田陽平を温存するなどメンバーをかなり入れ替えていたため、主力のコンディションは落ちていないと考えられる。
レッズがもっとも警戒すべき選手はなんと言っても前述の豊田。チームの得点の約半分を決めている長身FWは、昨シーズン19ゴールで得点ランキング2位。今シーズンは昨シーズン以上のペースでゴールしており、ここまでリーグ8得点を決めてランキング首位。極論すれば、鳥栖は豊田に得点させるための戦術。彼を抑えることがレッズの大命題となる。藤田直之のロングスローも警戒したい。
レッズは4月14日の湘南ベルマーレ戦を2-0で制したのを最後に、リーグでは4試合連続で先制点を奪われている。ここまでの11試合を見ても、先制したのは広島戦、名古屋戦、新潟戦、湘南戦と4試合のみ。リスクを承知で人数を掛けて攻撃するファンタスティックなサッカーを展開しているが故の現象であり、先に取られても逆転するだけのパワーがあるのは頼もしいことだが、やはり、先制点は重要なポイントであることは確かである。
人とボールが動きながらもリスクマネジメントをしっかりできるようにチーム全体で意思統一し、今後につながるワンランク上のゲームコントロールで戦いたい。レッズは現在、1試合少ないながらも3位につけている。確実に勝利を収め、上位にさらに迫っていこう。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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