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ホームで意地を見せ、試合後に笑顔を

2011シーズンの最終戦、Jリーグ第34節柏レイソル戦は12月3日(土)15時30分より埼玉スタジアムでキックオフされる。チケットは完売。満員のスタジアムに浦和レッズが迎え撃つ相手は、33試合終了現在22勝3分8敗、勝ち点69で首位に君臨し、初優勝に王手をかけている柏レイソルだ。

レイソルは昨シーズン、J2を圧倒的な強さで制し、1年でのJ1復帰を果たした。今シーズンは司令塔のレアンドロドミンゲスを中心に若手と中堅、ベテランがうまくミックスし、バランスの取れたチーム構成で戦ってきた。

中盤の4選手をピッチ中央に配置するシステムは、サイドハーフをワイドに配する戦術が多いJリーグではレイソルだけ。ただ、就任3シーズン目のネルシーニョ監督の狙いがチーム全体に浸透しており、完成度そのものは今シーズン開幕当初から高かった。

とはいえ、J1復帰1年目でいきなりシーズンを通じて優勝争いを演じ続けたことに関しては、誰もが驚きの念を隠せない。序盤の快進撃に陰りの見えた夏場にも大きく崩れることなく勝点を積み重ね、第21節から第28節こそ首位の座を明け渡していたものの、第29節に再び首位に躍り出ると、以後はずっとトップを維持して最終節まで来ている。サッカーとはいかに戦術の浸透、全員の意識の共有が大切なスポーツであるかを物語っている。

注意すべきは何といってもレアンドロドミンゲス。ここまで29試合に出場し15得点をあげ、パス、ドリブル、シュート、どれもハイレベルなプレーを見せ、10番にふさわしいレイソルの攻撃の中心選手。また、今シーズンから加入した左利きのジョルジワグネルはミドルシュートやセットプレーの精度も高いのでマークを甘くしていけない。また、右サイドバックの酒井宏樹、フォワードの田中順也は進境著しく、ベテランの北嶋秀朗も9得点と見事に復活した。

頼もしいのは、優勝を狙っているチームを迎え撃つレッズの選手たちがまったく臆することなく、絶対に勝ちたいという意欲に燃えていることだ。アンカーの鈴木啓太、センターバックの坪井慶介、右サイドバックの平川忠亮といったベテランたちは、戦況に応じてゲームをコントロールする術を持っており、中堅や若手もハートは熱く、頭はクールに戦うことを誓っている。

橋本光夫代表は「柏戦は、優勝を阻止するだけでなく、ホームスタジアムでファン・サポーターにレッズの魂がこもった試合を見せたい。そしてファン・サポーターとの絆、地域との絆を再確認し、来シーズンへ向けた浦和レッズの再出発となるような重要な試合だと思っている」と語っている。また山道守彦強化部長も「絶対に勝ちたい。全員の力で勝ちに行く」とチームに発破をかけている。

レッズは2006年の最終戦でガンバ大阪に勝ってリーグ初優勝を飾ったのを最後に、ここ4年間は最終戦で勝つことができていない。しかも、2009年には鹿島アントラーズに0-1で敗れ、目の前で優勝の歓喜を見せつけられた。スタジアムを埋め尽くすファン・サポーターにあの屈辱を味わわせるわけにはいかない。誰もがそう誓っている。

思えば厳しいことばかりだった2011年。だが、レッズとファン・サポーターは、心がひとつとなったとき、乗り越えられないものはないと強く信じている。

レッズは現在15位におり、結果次第では16位のヴァンフォーレ甲府に勝ち点で並ばれてしまう危険性をはらんでいる。得失点差ではレッズが有利だが、勝って締めくくらないことには収まらない気持ちがある。

5年ぶりの最終戦勝利へ。そしてJ1残留決定とクラブ20周年を迎える来シーズンのリスタートへ。今こそ心をひとつに束ね上げ、感謝とプライドをプレーで示して有終の美を飾ろう。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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