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ホームでドロー、2位に浮上し中断へ

ACLによる未消化分のJリーグ第9節ベガルタ仙台戦は29日19時34分よりホーム埼玉スタジアムで行なわれた。リーグ中断前最後の一戦は今シーズン初の4連勝を目指しての戦い。浦和レッズは右ウイングバックに今シーズンリーグ戦初先発の関口が入り、それ以外のポジションではいずれも6-2と大勝したサガン鳥栖戦、柏レイソル戦と同じメンバーが先発した。
試合はレッズボールでキックオフ。堅牢な守備ブロックを敷き、前線の出足も鋭い仙台を相手に、最初にチャンスを作ったのはレッズだった。
4分、昨シーズンまで仙台で9年間プレーしていた関口が、古巣相手に右サイドを突破し、FKのチャンスを得る。15分には左サイドから柏木が中央へ絶妙なパスを送り、ビッグチャンスになりそうだったが、原口のトラップが流れ、シュートには至らなかった。
レッズは相手のカウンターを警戒し、あえてボールを持たせているようにも見えたが、徐々にペースを握られる流れ。10分、12分、16分と最も警戒すべきウイルソンにシュートを許し、押し込まれていくと、29分、41分には赤嶺に決定的なシュートを打たれた。レイソル戦から中2日ということで体も重い様子。0-0でハーフタイムを迎えた。
前半のシュートわずか3本、後半もなかなかチャンスを作ることのできないレッズは55分、梅崎に代えて、3日前のレイソル戦で2ゴールを決めている好調のマルシオを送り込み、2シャドーの一角に入れた。これにともない、右ウイングバックの関口が左ウイングバックに、右ストッパーの森脇が右ウイングバックへ、ボランチの阿部が右ストッパーに、そして柏木がボランチへ。1人の交代で5つのポジションが動く、大胆な采配だ。
しかし、日ごろからチーム全体のコンセプトを十分に理解し、複数のポジションをこなせるユーティリティー性の高い選手がそろっているのがレッズの強み。そして、ミシャ監督は71分に啓太に代えて、今シーズンリーグ戦初出場の坪井を投入した。阿部を一列上げることでビルドアップをさらに強固なものにしていく。
それでもやはり相手は手強かったが、耐える時間の多くなっていた78分、マルシオ リシャルデスから原口へ縦パスが通ると、相手DFは原口の素早いターンについていけず、ペナルティーエリア内でファイルを犯してしまう。レッズのPKキッカーは阿部。相手GKの逆を突くキックで1-0と貴重なゴールを奪った。
ところが試合はそのままでは終わらなかった。88分、ヘベルチのシュートは距離があったが強烈で、加藤が弾いたところに太田が詰め、同点とされてしまった。
レッズは90分、興梠に代えて阪野を投入。約1ヵ月ぶりの出場となった阪野は終了間際に左からのクロスに頭を合わせたが、シュートは枠の上を越えた。
試合は1-1のドロー。追いつかれての引き分けはもったいないが、中断前の成績は8勝3分2敗、勝ち点27で2位に浮上。次の試合は6月23日(日)のヤマザキナビスコカップ準々決勝(相手未定、5月30日に決定)となる。

【阿部勇樹】
PKは元気が取ってくれて、入って良かったと思います。
(相手が研究してきた?中2日の影響は?)そうでもなかったと思います。でも、ボールを奪って攻めに転じたときに、僕らの押し上げが遅かったときもあったと思いますし、縦に急ぎすぎて取られてまた相手のボールになった時間帯もあったと思います。
でも、ここ数試合やってきたことは出せたと思いますし、じれずに、失点なしでいければ、そして後ろから前へ良いボールを出すことができれば前は点を取ってくれるといつも信じています。なかなか点が入らず、その中でもみんながやるべきことを我慢してやっていたと思います。
本当なら中断前最後の試合なので、勝って中断を迎えないといけなかったと思いますし、あの時間帯でのリードだったのでそこで勝ちきることも大事なことでした。
でも、下を向く必要はないし、やり続けてきたことをやるということの大切さは、試合を重ねるごとに思います。中断でしっかりリフレッシュして、次にいきたいです。
上位にいるのは簡単ではない。難しいと思います。でも自分たちはできると信じています。
(順位と試合内容が見合っているという手応えを感じての中断入りではないか?)そうですね。自分たちがやってきたことを、相手関係なく出せているからここまでのゲームになっていると思います。負けた試合はそれが出せなかったと思います。どんな相手に対しても自分たちがやってきたことを出せると信じて戦っていくだけです。変わらず、自信を持って続けていきたいです。
(今日の試合というのではなく、前半戦全般を振り返ると研究してきた相手にも対処できたように見えるが?)対策とよく言われますが、結局は自分たち次第ですから。そんなに考えたことはないですね。毎試合言われますけどね。浦和のサッカーはもっとよくなりますから、もっと自信を持ってやっていきたいです。
(マルシオ1枚入っただけで5つのポジションが替わった。誰がどこをやっても同じというのがまた見えたが?)人が変わらずいろいろなポジションをやれるというのは良いことだと思います。
共通理解があるからできることだと思います。中断期間にケガ人も帰ってくると思うので、一丸となって戦っていきたいです。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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