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遠藤 航 加入記者会見

7日、埼玉スタジアムにて、今シーズンより浦和レッズに加入した遠藤 航の加入記者会見が行われた。遠藤は山道守彦本部長と共に会見に臨み、自分の特長やレッズ加入への思い、新シーズンに向けた意気込みを語った。



【山道守彦本部長】
「本日は休日の中、浦和レッズの遠藤 航選手の会見にお越しいただき、ありがとうございます。最初に、私のほうから一言、挨拶をさせていただきます。今回、みなさんご承知のとおり、リオデジャネイロオリンピック予選を兼ねたAFC U-23選手権で、本当に素晴らしい成績を残し、オリンピック出場を決めてくれたことは、私自身も大変感謝をしておりますし、遠藤選手には、ありがとうとお伝えしたいです。そういう選手が我々のクラブの一員になってくれたことは、非常に喜ばしいことだと思っています。

前回の会見でも申し上げさせていただきましたが、監督と共に、我々は昨年、勝ち点72を取っても優勝できず、ACLでもノックアウトステージに進めませんでした。昨年をすべてにおいて上回りたい、そのために、先日会見しました選手たちや、今回の遠藤選手にきてもらい、我々が成就しなければいけない目標に向けて、歩んでいくつもりです。

遠藤選手についてのご質問は、みなさんからしていただくと思いますけど、クラブとして、遠藤選手の加入については、そういう狙いを持ってさせていただいたということをお話しさせていただいて、挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございます」



【遠藤 航】
「みなさん、こんにちは。湘南ベルマーレから浦和レッズに移籍してきました、遠藤 航です。まずは今日、記者会見を開いてくださったレッズのみなさま、そしてここに足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。

今、下にユニフォームを着ているんですけど、やっとレッズの一員になれたと実感しているところです。このチームは本当に、サポーターのみなさんの声援や、環境も整っているチームだと思います。レッズはここ最近、タイトルが獲れていないという悔しさを、すごく味わっているチームだと感じています。そういう歴史や悔しさを感じながら、僕は今シーズン、しっかり戦わなければいけないと思っています。自分の特長である守備のところで良さを出して、このチームにタイトルをもたらせるような活躍をできるよう、がんばりたいと思います。

自分の特長としては、攻撃のビルドアップもそうですけど、一番は守備にあると思っています。ポジショニングやカバーリング、クレバーさを、3バックやボランチのところで出していければと思います。

少しお休みをもらいましたけど、今はチームに合流するのが楽しみです。早く合流して、みんなとトレーニングをしたいというのが、今の気持ちです。

合流からはあまり時間がなく、まずはACLがあるので、そこに向けてコンディションを作っていって、チームの選手ともコミュニケーションをとりながら、早くなじめるようにがんばりたいと思います」


【質疑応答】

(今回、オリンピック予選があったが、そのタイミングで移籍することに迷いや躊躇はあったか?)
「もちろん、代表の活動があって、合流が遅れてしまうのは分かっていました。自分が今後、プロ人生を歩んでいく中で、このチームにこのタイミングで移籍することがベストだと思っていたので、悩みはありませんでした」

(いろんなポジションを期待されると思うが、一番勝負したいポジションは?)
「湘南ではずっと、3バックの右をやっていました。そこで勝負したい思いはあります。ただ、真ん中もやりたいと思っていますし、ボランチも代表でやらせてもらっているので、やりたい思いはあります。今は、そこまでポジションにこだわるべきではないと考えているので、与えられたポジションをしっかりやりたいと思っています」

(浦和レッズというチームで、どのような成長をしていきたいか?)
「このチームは代表を経験している選手も多いですし、そういう選手から吸収できるものも多いと感じています。個人のプレーで言えば、湘南の縦に速いサッカーとは少し異なる、ボールを動かしながら相手の隙をついていくサッカーです。もちろん、カウンターも狙っていければいいと思いますが、自分の特長であるビルドアップのところを、より研ぎ澄ましていかないと、このチームにはフィットできないと思っています。まず、そういうところは出していけるかなと思います。

守備に関しては、シンプルに、1対1の強さや、個の能力で守り切れるところは、自分で求めてやっていきたいと思っています。その辺の安定感を、3バックで出していきたいと思います」

(U-23代表で厳しい経験を積んできたと思うが、その経験をレッズでどう生かしていきたいか?
「アジアで戦う難しさは、ずっと痛感していました。それを生かして、AFC U-23選手権で優勝できたのは、自分にとって大きな経験だったと思っています。ACLはアジアでの戦いですし、もちろんクオリティーは全然違った相手になると思いますが、そこでの戦い方は自分の中で覚悟しているので、その辺は生かせると思います。

あとは、90分を通しての戦い方や、コントロールする力は、U-23のチームでも求められているところだと思います。ゲームを読む部分については、リーグでも引き続き、出していきたいです」

(湘南を含め、いろいろなクラブからオファーがあったと思うが、その中でレッズを選んだ決め手は?)
「僕がチームを決めるにあたって大事にしているのは、自分が成長できるかどうかというところなんですけど、このチームが、自分のプレースタイルや、やっているサッカーに一番フィットすると感じたので、このチームを選びました。

2年連続オファーをいただいたことも嬉しく思っていますけど、一番は、自分の成長と、自分のプレースタイルがチームに合うかどうかというところで決めました」

(プロ入り直後に、阿部勇樹が目標と話していたことがあったが、どんな風に見ていたか。そしてこのチームに入って、どういうところを吸収していきたいか?)
「阿部さんが代表に入っていたときは、センターバック、ボランチ、アンカーと、いろいろなポジションをこなしていました。自分にも共通するところがあったので、すごく参考にさせていただいていました。そういう選手と一緒にプレーできるのは楽しみですし、まだあまり会話はできていないですけど、海外の経験もされている方ですから、いろいろな話をすることで、プロとしての経験や、人間性のところは必ず学んでいけると思っています」

(レッズのサポーターにとって、背番号6は特別な番号だと思うが、背番号についての考えは?)
「クラブから『この番号でどうか』と言われ、いくつか候補はありました。自分も6番は、このチームにとって重みのある番号ということは、十分理解していました。自分が6番を背負って、このチームにタイトルをもたらしたいという思いがすごくあったので、選ばせていただきました。レッズのファン・サポーターのみなさんからすれば、まだ何もしていない自分なので、不安はあるかと思いますけど、そこはこれから、試合の中で自分の良さをしっかり出して、ファン・サポーターのみなさんに、いち早く認めてもらえるようにがんばりたいと思います」

(ここは負けない、というプレーや性格などはあるか?)
「自分はセンターバック、守備の選手だと思っているので、一番の特長と言われると難しいですけど、守備でのポジショニングやカバーリング、その判断は、自信を持ってやっている部分だと思います。身長がそこまで高くないと言われている中で、ポジショニングやゲームを読む部分は、やっていかなければいけないと思って、ずっとやってきました。見ているとなかなか難しいかもしれないですけど、自分の特長はその辺だと思います」

(レッズ移籍にあたり、U-23代表の手倉森監督から話をされたり、相談をしたことはあったか?)
「12月の中東遠征や石垣島キャンプのときに、何度か話す機会がありました。僕から相談という感じでの話はしなかったですけど、監督から『どうするんだ』というふうに聞かれ、最終的には『レッズに行く』と、自分の考えを話したくらいです」

(一週間のオフの過ごし方と、座右の銘や信条は?)
「オフは、まず2日間はずっと家にいて、家族と過ごしていました。3日が新しく買った車の納車日で、優勝して納車したいと思っていたので、それを達成できて、気持ちよく納車ができました。その車に乗って家族と近場に出かけて、リラックスしていました。

座右の銘は、あまり考えたことがないですけど、言っているのは『一石二鳥』です。僕のイメージは、『効率がいい』という感じの言葉だと理解しています。プレーでも無駄のないようなプレーをやっていきたいと思いますし、サッカーだけでなく、普段からしっかり考えて行動することを意識しているので、その言葉にしています」

(レッズで優勝を狙うことや、夏にはリオデジャネイロオリンピックもあり、難しいシーズンになると思うが、この1年をどのような1年にしたいか?)
「昨年も、チームと代表で活動してきたので、今年も覚悟はしています。チームを離れる機会が多いことには残念な気持ちがありますけど、代表でも結果を残さないといけないと思っているので、そこはチームでプレーしている自分と、代表でプレーしている自分を使い分けて、やっていきたいです。連戦や代表の移動で、間違いなくタフなシーズンになるのは分かっています。そのタフなシーズンを過ごすことで、自分はさらに成長できると思っています。いろんな活動ができるというのは、サッカー人生の中でも多くはないと思うので、今、こうやって活動できてい
ることを嬉しく思いながら、サッカーを楽しんで、プレーで自分の良さを出して、もっと成長していけるような、いいシーズンにしたいと思っています」







会見後、遠藤はフォトセッションで、浦和レッズのユニフォーム姿を初披露した。この後、鹿児島県指宿市に移動し、翌8日(月)から、チームのトレーニングキャンプに合流する。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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