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意地のぶつかり合いはドローに終わる

26日、浦和レッズは県立カシマサッカースタジアムにて鹿島アントラーズとJリーグ第30節のアウェイゲームを戦った。レッズは前節からスタメンを4人変更。青木がボランチに入り、左右のワイドは左に出場停止明けの宇賀神、右に関根。2シャドーの一角でマルシオ リシャルデスが今季初の先発出場となった。

心配された雨も降らず、過ごしやすい絶好のコンディションに恵まれた。アウェイへ駆けつけたファン・サポーターが立錐の余地もないほどにアウェイゴール裏スタンドを埋め、大声援を送って対決ムードが高まる中、19時4分にレッズボールでキックオフされた。

アウェイながら勢い良く立ち上がったレッズは、開始早々に興梠が倒されてPKのチャンスを得た。しかし、マルシオのキックは相手GK曽ヶ端のセーブにあい、先制点を奪うことはできなかった。その後もレッズが阿部や那須がドリブルでボールを持ち運びながらリズムを作り、主導権を握って攻め込むが決定機を生み出すには至らず、次第に試合は膠着状態に入っていく。

一進一退の攻防が続くも、前半30分を過ぎたころからゲームは鹿島ペースに。何回か訪れたピンチをGK西川のセーブでしのいだが、39分にカイオにミドルシュートを決められて先制を許してしまう。前半はこのまま0-1で終了し、ハーフタイムを迎えた。

同点ゴールが必要なレッズは、55分に関口、59分に李が交代出場。前半よりも前線の選手たちが前を向いてボールを持てるようになり始めた63分、相手ゴール前で細かくパスをつなぎ阿部がミドルシュートを放つと、相手GKが弾いたところを李が押し込み1-1の同点に追いつく。

その後レッズはゲームをコントロールしながらも攻撃的な姿勢を崩さない。一方で鹿島も両サイドを使ってレッズゴールを脅かした。互いに勝ち点3が欲しい一戦は、それぞれのチームが球際で厳しく戦いながらもゴールを目指し合う好ゲームが展開された。試合が終盤に近づく中、レッズは青木に惜しいミドルシュートがあったが、勝ち越しゴールとはならず。鹿島にもゴール前から放ったシュートがGK西川の正面を突く場面があり、最後まで意地と意地がぶつかりあった戦いはこのまま1-1で終了。首位と4位の上位対決は、勝ち点1を分け合った。

レッズの次戦は11月3日(月・祝)の第31節、横浜F・マリノス戦。日産スタジアムで17時にキックオフされるアウェイゲームに臨む。

【李 忠成】
「やっと点を取ることができました。先発を外れたのはもちろん悔しかったですが、監督が言っていたのが、『3連戦ということで、相手も同じメンバーで来るだろうから、うちは総力戦ということでフレッシュな選手が出ていくことがいい』ということでしたから、自分も途中から出てフレッシュな状態の方が結果が出るかなと思っていました。監督の采配が当たったと思います。引き分けでしたが、最低限の結果を出せたと思います」

(見ていたときにはどういう崩しのイメージを考えていたのか?)
「セカンドボールを拾えていなかったので、、そこで拾うことと、あとは自分が入ることによって勝負球を入れてもらうことを考えていました。後ろでもう一度まわすのではなく、というところを意識しました。関口にも『俺が入ったら絶対にクロスを入れろよ』という話をしていました」

(フリーランニングもよく見えたが?)
「自分がスペースに入ることで、自分にボールが入らなくても違う選手がボールをもらったり、スペースができたりするので、そこがうまくいったと思います」

(ゴールの前、一瞬オフサイドを気にした?)
「いいえ、曽ヶ端さんの動きを見ていて、速く飛びつくなら逆サイドを狙おうかなと。結構、余裕がありました。ずっとゴールをと言ってきて、今日やっと入りましたが、2点目を取るチャンスもあったので、全然満足していないです」

(点が入った瞬間のゴール裏の大歓声とタダナリ・コールはどう感じた?)
「アウェイでしたが、ここまでたくさん来てくれました。このところ勝ちきれなくて、サポーターの声援に応えられていなかった、先発で出てゴールを取れていなかったので、すごく自分に悔しい気持ちがあったのですが、ゴールのうれしさをサポーターと共有できた喜びと、もう1点取るぞという気持ち、一緒に戦うぞ、という気持ちで、ゴール裏に向かってガッツポーズをしました」

(ガンバと一騎打ちになったが?)
「1チームであろうと2チームであろうと関係ないですが、すごく楽しいです。見ているサッカーファンもどっちが勝つんだとか楽しいと思いますが、やっている選手としても僕はすごく楽しいです。軽い意味じゃなく、こういう感じは、サッカー選手としてそうそう巡ってくるチャンスはないですから。ここでやるしかないです。期待が大きければ大きいほど、責任とプレッシャーがかかりますが、それを楽しんでいます」

(今日は負けなくて良かった?)
「負けなくて良かったですよ。鹿島はここで勝っていたら勢いもつきますし、いいチームですしね。負けていたら鹿島も(優勝争いに)来ていたと思いますからね」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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