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勝ち点3を奪い、予選リーグ突破へ前進

24日、浦和レッズは敵地・デンカビッグスワンスタジアムにて、ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節・アルビレックス新潟戦に臨んだ。前節にゲームがなく、これが大会4試合目となるレッズは、GKに加藤、左アウトサイドに梅崎が入り、1トップ2シャドーは李、興梠、柏木でスタート。原口の他、ニューヒーロー賞対象の矢島、関根がベンチスタートとなった。

14時1分に新潟ボールでキックオフされたゲームは、立ち上がりから新潟が主導権を握る展開となった。ペナルティーエリア内で打たれたシュートをGK加藤が弾き出すシーンもあり、ピンチを迎える。

後方からボールを運ぶ際にも、柏木に対して小林がマンマーク気味に寄せるなど前線の選手たちが厳しいマークを受け、失ったボールをレオ シルバからの展開で攻撃につなげられる苦しい展開となった。

レッズは22分に梅崎が左サイドから強引に切れ込んでシュートを打つまで攻撃の形がなかなかなかったが、柏木が相手のマークを引き連れながらバックラインまで降りる動きや、梅崎が中央に降りてボールを引き出す動きを見せるなどして、少しずつリズムを取り戻す。終了間際に李がゴール正面から左足でミドルシュートを狙ったが、これは枠を外れてスコアレスでハーフタイムに入った。

後半も立ち上がりから新潟の攻撃を受ける展開となった。思うようにボールをつなげない中、ミシャ監督は55分、61分と早いタイミングで李と平川に代えて矢島と関口をピッチへ送り込んだ。

それでもゲームは全体的に新潟が攻め込む回数が多くなり、新潟サポーターの声援もあってアウェイゲームの厳しさを感じる展開となった。相手FWがサイドに流れて起点を作る攻撃に手を焼き、後半の半ばには立て続けにコーナーキックを与える苦しい時間帯も迎えた。しかし、ディフェンスラインの踏ん張りもあって決定的なチャンスは作らせずに無失点でゲームが進んでいく。

レッズはカウンターでチャンスにつながりそうな場面も作ったが、新潟の守備陣に阻まれる場面が続く。このまま引き分けかと思われた88分、相手ペナルティーエリア内でキープした矢島が右サイドの関口へつなぐと、関口は速いクロスを中央へ送る。カットに入った相手DF大野の頭に当たったボールは、そのままGKの頭を超えてゴールの中へ。オウンゴールでレッズが先制に成功した。

残り時間も同点ゴールを狙う新潟の猛攻にさらされたが、レッズの守備は崩れず。このまま1-0でタイムアップを迎え、敵地での苦しいゲームに勝利を収めた。試合後には、新潟へ駆けつけた多くのファン・サポーターから、GKの加藤への大きな『ノブヒロ!』コールとチャントが響いていた。

レッズの次戦は中3日で28日(水)。勝利すれば予選リーグ突破が決まる第6節・ヴァンフォーレ甲府戦は、敵地・山梨中銀スタジアムで19時にキックオフされる。

【加藤順大】
「新潟は、達也さんを中心に前から追ってくると思っていました。そこは分かっていたので、周りから見ているよりは皆冷静にできていたと思います。

その中で蹴るところとつなぐところのメリハリもできていたと思います。

連戦にもかかわらずあれだけ走れるチームなので、非常にすごいなという気持ちはありますし、その中で僕たちも集中を切らさずに出来たところが良かったですし、ディフェンスラインも非常に集中できていたので良かったです」

(失点ゼロに抑えたが?)
「公式戦で無失点が続いていたので、僕で切らすわけにはいきませんでした。今日、ゼロで終われたことは非常に良かったと思います」

【槙野智章】
「苦しい内容は想定内ですし、我慢して守れたからこその結果です。本来のやりたいサッカーではなかったですが、アウェイの環境も踏まえて勝ち切ることができたのは良かったです。

負けないサッカーをすることがテーマでもありましたし、最低でも勝ち点1を持って帰ろうと話していました。最後はラッキーな形でゴールを奪えて、3ポイント取れたのは非常に良かったです。勝てた中で本来のサッカーではなかったですが、収穫もありました。ポジティブに受け止めています。毎試合、すべてが思い通りのゲーム展開にはならないですからね」

(決定的なチャンスは作らせなかったのでは?)
「自分たちがキャンプからもやれている成果だと思いますし、ここ最近の5試合連続無失点ができている自分たちの余裕と自信が出せたと思います。最後にゴールを割らせない気迫と気持ちはこちらが上回っていたと思いますし、ゲームを進めるにつれて自分たちの戦いに余裕も出てきました。0-0でもどこかでゴールを奪って勝ち切るというゲーム運びができていると思います」

(苦しい試合を勝つチームが上にいくという面については?)
「チャンピオンチームも1年を通して安定した戦いができるとは思わないですし、アウェイの環境や僕たちを研究した相手にデータ以上のサッカーをしなくてはいけないんですが、不細工でもいいから勝ち点3を取り切ることが非常に重要ですし、良かったと思います。まして、僕たちは上のステージに上がらなくてはいけないチームだと思いますし、上がることが今の一番の目標です。この試合で勝ち点1でなく勝ち点3を取れたことが、次の甲府戦に向けてプラス材料だと思います」

(次は勝てば突破が決まるゲームになるが?)
「またアウェイですし、なおかつ連戦で難しい戦いになるかもしれないですが、リーグ戦では0-0でしたから、勝って予選突破を決めたいですね」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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