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ミシャ監督 水原三星戦後会見

ACL グループステージMD1 vs水原三星ブルーウィングス 試合後のコメント

「非常にハードで、球際が激しく厳しいゲームでした。両チームにとって今シーズン最初の公式戦ということで、どちらにとっても非常に難しいゲームでした。前半に関しては、我々が比較的ゲームをコントロールできたのではないかと思いますし、そういう中から得点を決められたのは良かったです。後半に入って、水原三星ブルーウィングスの方が非常に前からボールを奪いにくるような攻撃的な姿勢を見せ、そういう中で我々は不運な形で失点をしてしまいました。やはり、あのような失点をすると精神的にもダメージがきます。

しかし、追いつかれた後にチームは持ち直し、我々がゲームをコントロールできたのではないかと思います。その中で宇賀神や阿部に決定的なチャンスがありましたが、決め切れない中で終盤にセットプレーで失点してしまいました。あのセットプレーも相手が意図的に狙った形だったとは思いませんが、そこで失点し終わってしまいました。負けてしまったことに関しては、非常に残念です。ゲームの内容、チャンスの数を見れば引き分けが妥当な結果であったと思っています。我々は初戦を落としましたが、残り5試合を全力で戦い、このグループステージを突破したいと思っています」

【質疑応答】
(ヨム・ギフン選手のフリーキックの怖さはあったと思いますが、そこへ準備することはあったのですか?)
「もちろん選手たちに対して、自陣の深い位置でのフリーキックに気を付けるようには注意をしていました。あのシーン(2失点目)に関しては、相手の選手はピッチの外側に向いていたので、そこでファウルをする必要はなかったのではないかと思います。ただ、あのシーンにおける球際の争いがファウルであったのかどうかは、何とも言えません。そういった判定が試合に影響することはあります。前半に我々は2回ほどファウルスローを取られましたが、ほとんどの選手が少しラインを踏んだり越えたり、あるいは足が上がっていたりというのは頻繁にあることなので、そういったことも必要なことだったのかなとは思います。ただ、勝利した水原には勝算の言葉を述べたいですし、おめでとうございますと言いたいです。我々は次に向けて切り替えていくだけです。次の対戦では必ずリベンジしたいと思います」

(偶然かもしれませんが、昨日の柏が3バックで浦和も3バックでした。これはKリーグのチームを狙った作戦なのですか?)
「我々は、常に3バックです。私に関して言えば、日本のチームを率いて9シーズン同じように3バックをやっています。バルセロナやユベントスがやる前から、3バックを使って戦っています。あなたは、今日の水原の前半はどのようなシステムだとご覧になりましたか?前半は水原も3バックのような形で対応していたのではないかと思います。3番と、5番と、6番のボランチの選手がトップ下の選手をつかんでいたので、3バックに近い守備をしていたのではないかと思います。相手の6番の選手は、ストッパーのような役割をしていました。私は、水原は素晴らしいチームだと思いますし、今日の勝利にはおめでとうと言いたいです。ただし、リベンジの機会では勝ち点3を取りたいと思います」

(今日は鹿島アントラーズも負けてしまったのですが、アジアのレベルの平均が上がったとお考えですか?)
「平均が上がったという見方もできますけれども、私は日本のチームを率いて10シーズン目ですが、日本のサッカーは非常に進歩しています。例えば、日本人選手がドイツでたくさん活躍していますが、それが日本のサッカーのレベルが高いことを証明しています。ただ、韓国もそうですが、良い選手は国内に残らずにヨーロッパでプレーすることが多いです。それが起こっているのが、韓国と日本ではないでしょうか。国内に残った選手のレベルで、レベルが上がったアジアで戦うのは日本にとっても簡単なことではありません。日本も15年、20年前は多くの資金力を持ち、サラリーと質の高い外国人選手を獲得し、チームの中心にすることができました。韓国もそうだと思いますが、経済的な基盤が少し弱くなっていく中で、Jリーグのチームも多くの投資をして質の高い外国人選手を獲得することが難しくなっています。ただ、アジアの他の諸国を見れば、中国が象徴するように高いサラリーで質の高い選手を獲得するようになっています。そういったことも、アジアのレベルの平均化につながっていると思います」

(後半の戦い方をどう見ていますか?)
「もちろん、我々がリードしている中で相手が非常にアグレッシブに来ましたが、我々はそれでもアグレッシブさで対応すべきだったと思います。そういう展開はサッカーの中ではあり得ることだと思いますが、それでも我々は相手の圧力を跳ね返さなくてはいけなかったと思います。我々は今シーズンのトレーニングキャンプをハードにやりましたが、シーズンを見越してのものです。そこから1週間が経ちましたが、中には本調子ではない選手や体力的に厳しかった選手がいたかもしれません。ただ、今日の試合だけを見越してやっていたわけではありません。来週、再来週になれば体力的にも選手の状態は上がってくると思いますし、今日のようなハードのゲームにもフィジカルで対応できると思います。ああいった状況でも、選手たちは負けない戦い方をしなくては行けなかったとは思います。ただ、失点の部分に関して我々は非常に不運だったと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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