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11.10.29

vs鹿島「延長で力尽き、準優勝に」

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29日、チームはヤマザキナビスコカップ決勝戦を迎えた。レッズにとって4度目となる決勝戦。過去3回中2回は鹿島アントラーズとの対戦で2002年が0−1、2003年が4−0と1勝1敗。今シーズンの対戦はこれが3度目となり、ホームで2−2、アウェイで0−0の2分け。まさに雌雄を決する一戦と言えた。なお、全3回の同大会決勝戦中、今回はじめてレッズサポーターはメインスタンドから見て左のホーム側ゴール裏に陣取った。選手入場時にはゴール裏は上段から赤・白・黒に染め分けられ、『PRIDE of URAWA』の旗が立てられた。
タイの洪水とトルコの地震で犠牲になった方々へ黙祷を捧げた後、雲一つない快晴の下、鹿島ボールでキックオフ。
レッズの先発は1週間前のリーグ30節横浜F・マリノス戦とほぼ同じ。異なるのは左サイドバックを務めた宇賀神に代わり、山田暢久が先発で右サイドに入り、平川が左サイドに回った。
前半は、10分にアントラーズがセットプレーからヘディングシュートを放つまで、両チームともセットプレー、シュート共になしという堅い展開。序盤はアントラーズ優位の時間が長く、レッズのファーストシュートは19分、梅崎が右サイドからのカットインで左足シュートを放つまで待たねばならなかった。その後、互いに支配する時間・カウンターの時間を交互に繰り返すような主導権の奪い合いが続く。24分にはカウンターからレッズはピンチを迎え、ペナルティーエリアすぐ外からアントラーズ・野沢にシュートを許す。左足での強烈なシュートは急激に変化し、GK加藤は逆をつかれたが右手1本でスーパーセーブをみせて危機を救う。レッズは29分に山田直、原口、セルヒオ、梅崎の4人が絡んでエリア左角から侵入。ゴールエリア手前で梅崎がターンしながらシュートを放ったが、DFに当たって枠には飛ばず。前半は0−0のまま折り返すこととなる。
メンバー交代なく臨んだ後半だったが、47分には反スポーツ的行為、50分にはラフプレーと、山田直が立て続けに警告を受けて退場に。10人になってすぐ、啓太のサイドチェンジから梅崎がエリア右から突破、角度のないところから右足を強振したが、ボールはサイドネットに。その後の鹿島の猛攻をレッズは4−4−1の布陣で、凌いでいく。加藤・永田・濱田らを中心とした粘り強い守備に対し、61分、鹿島はMF遠藤を下げてFWの田代を投入。人数・圧力ともに鹿島の攻撃は増し、その後の試合はレッズのペナルティーエリア付近を中心に展開された。
決定的なピンチもあったが、濱田のゴールカバーや加藤の好守でレッズはなんとか0−0の均衡を守る。その中で、セルヒオと原口が何度かドリブルで持ちあがってフィニッシュまでつなげる。そして80分、原口が左サイドでスピードにのった力強いドリブル突破をはかったところで、原口を倒したアントラーズのセンターバック青木が2度目の警告を受け、10人対10人に。しかし、その後も試合は鹿島の優位で展開。レッズはカウンターを狙いながら守備を固め、0−0のまま15分ハーフの延長戦へと突入した。
延長戦開始直前、選手・スタッフで作った円陣が解けると、ゴール裏からは怒濤の『We are REDS』コールが響き、延長戦前半が始まった。
レッズは開始から啓太に代えて小島を投入。しかし、後半の10人の時間帯に蓄積した疲労の色が濃く、アントラーズに主導権を握られる。それでもカウンターで応戦。後半に梅崎と交代していた高橋と原口のコンビでフィニッシュまで至るなど、ゴールの可能性を感じさせる場面も生まれる。延長前半12分過ぎには山田暢が足をつり、坪井が準備。しかし、交代するよりも早い14分、ポストプレーから右サイドを割られ、逆サイドに振られてフリーの大迫に押し込まれ、痛恨の失点を喫する。
延長戦後半、開始直後に山田暢に代えて坪井を投入。その後、ディフェンスラインに坪井・永田・平川の3人を残し、濱田を最前線へ。右に高橋、トップ下にセルヒオ、左に原口という形でアントラーズゴールを目指す。高橋、濱田のヘディングシュートやセルヒオの振り向きざまの右足など、惜しいシュートはあったのだが、ゴールネットを揺らすことはできず。0−1での惜敗に、選手たちの多くはうなだれながらゴール裏へと向かったが、サポーターからは大きな『We are REDS』が起き、今後の戦いに向けて、スタッフや選手たちに大きな声援が注ぎ込まれた。
次戦は、5日後の11月3日(木・祝)、埼玉スタジアムにて17時から、Jリーグ第31節、ジュビロ磐田戦となる。

鈴木啓太
「今日は前に前に急ぎ過ぎていたというのもありました。でも前半が終わったときもはそんなに焦る気持ちはなかったし、徐々に慣れていくだろう、こっちのペースになるときが来るだろうという思いでやっていました。
でも、そこで10人になってしまって、そこから後ろに重心がいってしまいました。今日は鹿島のゲームでした。でも選手たちは内容云々ではなく、勝つゲームをしようと話していたので、ディフェンシブにやってもシュートチャンスがゼロだったわけではないです。うちには可能性を持った選手がいるので、そこは焦らずにやっていました」
(表彰式で直輝に話しかけたそうだが?)
「若い選手たちが気負っている感じは、スタジアムの外でも感じていました。俺がやってやろうという選手がたくさんいました。でも僕はその気持ちはすごく大事だと思っています。それがなくなったら選手として成長しないです。でもそれが勝敗を分けるということを、理解したと思います。こういうゲームは彼らにとっては大きな財産になります。
ただ、力をこの舞台で出せる経験がなかったです。それは僕もそう。鹿島の方が上手だった。でも、僕も一発目(2002年)は何をやっているか分からないうちに終わっていましたから。
もっとプレッシャーのかかる試合がこれから待っているので、こういう経験を大事にした方がいい、これからずっとファイナルのようなゲームが続くので、この経験は必ず生きると思います」

平川忠亮
「予想通り、こういった舞台ですから、動きも少し堅い中で、堅い試合で、お互い探りながらという前半でした。ディフェンスしながらリズムを作ってたし、チャンスも何回かあったので、前半は良かったと思います」
(10人になってからは?)
「向こうは賢く、うまくボールを動かして、僕らは走らせられるような状況で疲労は多かったです。10対10になったときはもう相当な疲労がありましたから、同数になっても1人少ないときの状況とは変わらず、少しディフェンシブになりすぎていたと思います。何回もピンチがありましたし、崩されて決定的なシーンも数回あってもなんとか踏ん張れましたが、でも、延長でやられてしまって、残念です」
(失点場面はついに力尽きてしまったという感じ?)
「ああいう形で崩されるというのは何回も後半にありましたが、足が止まったところを崩されました。直輝が退場になってしまいましたが、直輝自身が学んで、そういうのをチームに還元してくれればいいので。より良いプレーヤーになってレッズに貢献してくれれば、それでいいと思います。
今日ですべてが終わるわけじゃないし、これからリーグ残り4試合というのが本当に大切になってきます。今日は負けましたが、120分通してチーム一丸となって戦えたし、悔しい中でも充実感もありました。残りのリーグで結果を出したいです。退場があった中で、よく凌いで、リーグだったら勝ち点1取れてますし、踏ん張らなきゃいけないところ、守らなきゃいけないところは全員で守れていたので、残り4試合に向けて良い試合ができたと思います」

山田直輝
「審判に意見するとか、そういうことの以前に、チームに申し訳ないって気持ちがありました。すごい悔しかったですが、もう中にいる人に任せるしかなかったです」
(ピッチを出る際に、チームメートの方に手を合わせていたが?)
「自分がチームに迷惑かけたんで、ゴメンとしか言いようがなかったです。表彰式のときに、ごめんなさいって一人一人に声を掛けましたが、誰一人僕を責める人はいなかったし、梅さんには「これからもっとうまくなろうな」って言われて、啓太さんには「しっかり相手の優勝を目に焼きつけとけ」って言われて、しっかりと見ていました。
前半、互いにボールをキープしている時間があった中で、アントラーズペースの試合だったので、前半守りきって、後半「よし、いくぞ!」っていうときに自分が退場になってしまって、数的不利になって守るしかなくなって……悔しいです」
(退場となった後は?)
「もう、祈るしかなかったので。このサッカーは走らないといけなくてすごい辛いので、その中で1人抜けて余計辛いっていうのは分かっていたので、すごく申し訳なかったです。
でも、本当にみんな頑張ってくれて。今日、反省しないといけないのは僕ぐらいだと思います。みんなはもう本当に最後まで走りきってたし、やりきっていたと思います。僕はここからまた、うまくなるために歩き続けないといけないっていう理由ができたので、上を目指して頑張りたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】


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