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「この時間を有効に使おうと前向きに考えている」西川周作

13日、キャプテンの西川周作がWEB会議を使ったメディア取材対応を行った。

【質疑応答】
(新型コロナウイルスの影響で大変な状況だが、西川選手は主に何をして過ごしているのか?)
「基本的には自宅にいながら、娘たちも休みだったりするので、外でトランポリンをしたり、身体をどう動かすということを考えながら、家でできる自主トレーニングだったり、チームからもいくつか自主トレのメニューを組んでもらっているので、それを毎日こなしながら、家族との時間を大事にして今はゆっくり休んでいるという感じですね」

(リーグ戦が再々延期になっているが、気持ちの整理はできているか?)
「今の状況に関して言えば、自分たちが受け入れることが必要ですし、一番大事なのは自分の健康、周りの人たちの健康、家族の健康、いつも応援してくださる方の健康だと思っています。Jリーグが決めた日程に従って、自分たちも動きたいと思っています。今大事なことは、一人ひとりが健康でいるための行動を自分たちが示していけたらなと思っています」

(今の社会情勢で過ごしている率直な思いは?)
「新型コロナウイルスが発生してから最初の方はニュースでもそんなに取り上げられていませんでしたし、事の大きさはそこまで重く思っていませんでした。ただ、ここ数週間で一気にニュースに取り上げられるようになったり、日本でも感染して亡くなられる方がいる中で、自分が住んでいる埼玉でも感染者が出ているので、身近に感じていますし、恐怖でもあります。簡単には外に出られない状況だということと、こういう状況でサッカーをするのは難しいと理解した上で、今はみんなが苦しい毎日を送っていると思いますが、Jリーグが再開したときのために自分たちは今できることを自宅でやっています。僕だけではなく、浦和レッズの選手みんながチームとしても家でしっかりトレーニングを積んでいると思います。再開したときのことをイメージしながら自主練習をがんばっていきたいと思います」

(Jリーグは期日を示しながら延期していたが、今回は再開の期日が明確に示されていない。そういう中でのコンディション作りの難しさは?)
「この期間がひとつ難しいのは、僕としてはGKである以上、ボールを受ける立場ですが、今はそういう環境がゼロに等しいぐらいありません。できる限り人がいない時間帯、夜に差し掛かった頃にジョギングにいったり、自宅で筋トレしたり、そういうことしかできていません。ボールにもなかなか触れられない状況ですし、できてもリフティングや基礎練習ぐらいです。ただ、僕自身はとにかくこの時間を有効に使おうと前向きに考えています。家族との時間もなかなかなかったので、今は家族とゆっくりできていますし、子供たちと遊ぶ時間も増えています。トレーニングに関しては僕だけじゃなくて全Jリーガー、プロの選手が考えながらやっていると思いますが、体は最低限動かしながら再開日が早く決まることを祈っています。まずはウイルスが1日でも早く終息するように願いながら毎日を過ごしています」

(メンタル面を保つために意識していることはあるか?)
「まずはサッカーの大事さ、自分たちがたくさんの方に応援していただいてプレーできているということを再確認させてもらっています。無観客試合は僕にとって二度と経験したくないことなので、できるだけ早くウイルスが終息して、またたくさんの浦和レッズのファン・サポーターの方々、Jリーグを応援してくださる方々にスタジアムで応援していただける環境が1日でも早く来るように、まずは自分たちが健康第一で考えながら、みなさんに良い情報を報告していけたらなと思っています」

(こういう時期だからこそ感じるスポーツの価値は?)
「僕もSNSをやっていますが、いろいろな選手のSNSを毎日見たりします。みんながやっているトレーニングに関して、日頃見られないところを見られているのかなと思います。海外の選手にしてもJリーガーにしても家でできるトレーニングを教えてくれているので、選手としてもそれを見ながら『これをやってみよう』と思っていますし、いろいろな発見があります。SNSで投稿してくれると僕たち選手にとってもためになりますし、応援してくれる方々も自宅で実践してくれていると思います。チームの方とも今だからできること、ファン・サポーターとのコミュニケーションもできるだけ取りたいですし、取れる方法を広報の方たちと一緒に話しています。できるだけ早くみなさんと共有できたらなと思っています」

(西川選手はベテランの域に入ってきたが、試合に出続けることで維持してきたこともあると思う。そこに対する率直な思いは?)
「今年は降格なしというルールになりましたし、ベテランの選手はより一層がんばらないといけないと思います。僕が監督だったら若手を使うチャンスだなとも考えられます。ただ、僕も含めてベテランの選手はより危機感を持ちながらトレーニングを積むことによって、よりチームのレベルアップにもつながると思いますし、まだまだ若手には負けられないという気持ちがあるので、いつも危機感を持ちながら生活しています」

(チームメートにも会えていないと思うが、普段はどんなふうに連絡を取り合ったり、キャプテンとしてどんなふうに話したりしているのか?)
「みんなが何をしているかはSNSを通じてチェックしているつもりですが、休みが長ければ長いほどみんなと連絡を取る機会がなくなっていきます。つい先日、『みんな元気かな?』と思ってグループLINEで連絡を取りました。時間があるときに過去のデータフォルダを振り返っていて、とある選手がおもしろいことをしていたので…まあ槙野(智章)選手なんですけど(笑)。そのおもしろい動画をみんなに送って、『こんなこともあったね』とか話したり。彼の動画を投稿すると盛り上がるので、みんなの元気な声が聞けてよかったと思いました。些細なことですが、みんながどうしているのかは気になっています」

(北海道コンサドーレ札幌の選手が給料を返上するという話もあったが、西川選手はどう感じているか?)
「そのニュースを知ったとき、札幌の選手たちはクラブに対する愛情を示したと思いました。浦和レッズとしてはまだそこまで話はしていません。札幌の選手たちの気持ちはチームとしてはうれしかったのではないかと思います」

(先ほど他の選手のトレーニングを参考にしているという話をしていたが、具体的に誰のどういうトレーニングがおもしろかったのか?)
「まず乾(貴士)選手のリフティングに関しては異次元な部分があって真似できないということは理解しているので、いちファンとして乾選手がリフティング動画、技の動画を投稿してくれているのを毎日楽しみにしています。乾選手も時間があったら真似していきたいと思っていますが、本格的なところでは岡崎(慎司)選手の家でできる基本的なトレーニング、ウォーミングアップからトレーニングはやりやすいというか、自宅でも実践できてなおかつ追い込めると思います。特に体幹トレーニングは真似させていただいています」

(自主トレーニングの具体的な内容は?)
「体幹トレーニングなどはチームから何パターンか教えてもらったものをやっていましたが、少し違うところにも刺激がほしいなと思うようになり、先ほどの岡崎選手の動画だったり、いろいろな選手がやっているトレーニングを自宅でやっています。他には縄跳びをほぼ毎日やるようにしています。1分を3セットや二重跳びなどをやるとふくらはぎなど体に刺激が入ります。他には庭で子供たちとトランポリンを使って全力で遊びます。走るのは、日中は人が多いので、日が暮れて夜に差し掛かる頃に人がいないところに走りにいったりしています。加圧トレーニングのバンドをつけながら30分ぐらい走っています」

(再開を楽しみにしている浦和レッズのファン・サポーターへ)
「まずはみなさんには健康でいてほしいと願っています。必ず埼玉スタジアムのピッチで僕たちが全力プレーをお見せしますので、その日が来るまで一緒に健康に気をつけながらがんばっていきましょう。僕たちもみなさんに会えない時間が続いているので、非常に寂しく思っています。この先に明るい未来、結果に対してみなさんから檄を飛ばされたり、逆に喜びを分かちあったりする日が来ることを信じていますし、みんなと会える日を楽しみにしています」

(今季からキャプテンになったが、異常事態と言える状況になったシーズンでキャプテンを務める難しさは感じているか?)
「正直なところ、難しさは今のところ感じていません。僕自身ありのままで、今までと同じ西川周作で過ごしています。ファン・サポーターの方々とコミュニケーションが取れない状況なので、どうやったらコミニケーションが取れるかな、というところは少し考えながら、広報の方と相談させてもらいながらできるだけ寄り添ってあげたいなと考えていますし、僕たちもファン・サポーターの方々とコミュニケーションを取ることで元気をもらえると思いますので、そういうことは前向きにやっていきたいと思っています」

(サッカー選手はもちろん、すべての人たちが苦しい状況だが、特にこういう状況で必死にウイルスと向き合っている医療従事者の方たちについて思うことはあるか?)
「知り合いでもいますし、大変さは僕の耳にも入ってきています。ニュースでも数多く見て、聞いています。そういう方たちに対する感謝の気持ちは常に持たないといけないと思いますし、非常に困難な状況なので、僕たちもできるだけ健康であり続けたいと思います。健康であればお世話になることが減り、そういう方たちも少し楽になると思います。なので自分たちの行動に気をつけて、責任を持っていかないといけないと思います。このウイルスが終息した後も気をつけていかないといけないんじゃないかなと考えさせられる期間だと思っています」





【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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