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ハートフルサッカー in 東北2013 第3日 山田町

27日、東日本大震災復興支援プロジェクトとして行われている「浦和レッズ ハートフルサッカー in 東北2013」は、最終日となる3日目のプログラムを行った。




訪れたのは、岩手県の下閉伊郡山田町にある大沢小学校。周りを緑の山々に囲まれた自然豊かな場所にある小学校だ。校庭の一部には仮設住宅が建てられており、今も被災者の方々がそこで生活をしている。その仮設住宅に暮らす年配の女性は、「子供たちの歓声は薬よりも元気にさせてくれます」と笑顔で語った。
大沢小学校は、昨年の2012年8月22日に実施したハートフルサッカーでも訪れた小学校であり、今回が2回目の訪問となった。小学3年生から6年生の58名を対象に実施された。児童たちが落合 弘ハートフルキャプテンやコーチ陣の顔を見かける と「こんにちはー」と大きな声で元気よく挨拶してくれた。


落合キャプテンの講話が2時限目に始まった。去年と同じ内容にならないよう配慮して講話を始めた落合キャプテンは、今年の6月に行われたコンフェデレーションズカップの日本代表とブラジル代表の試合を例に、強い心を持つことの重要性を説いた。ブラジル代表は若い選手が多かったため、そのときの前評判はあまり高くなかったが、そのブラジル代表に日本は3-0で完敗した。その勝負の分岐点は「心」であると語る落合キャプテン。周囲を見返してやりたいという強い気持ちが、ブラジル代表選手たちの心を結束させ強いものにしていったと語った。その他にも落合キャプテンは、感謝を表現し行動に移すことの大切さなどを語り、児童たちは最後まで真剣な眼差しでその話しを聞いていた。





そして3時限目は、小礒義明コーチと石黒琢也コーチが中心となり、ボールを使った実技授業が行われた。児童たちが校舎から温かい日差しが射す校庭に出てくると、早速コーチとともに元気よくボールを蹴り始めた。










最初は軽いランニングから入り、その後は2人1組になってボールを使った練習を行った。コーチたちがユーモアたっぷりの表現でトレーニングを進行させていくと、校庭は児童たちの笑顔と笑い声が響き渡り、すぐに活気に溢れた雰囲気になった。その楽しげなムードに引き寄せられるように仮設住宅から人々が表に出てきて、微笑ましい表情でその様子を眺めていた。人数ゲームと呼ばれるチーム対抗戦が始まると、その盛り上がりはさらにヒートアップ。ビブスの色にちなみ、「わさびチーム」と「キムチチーム」と名づけられた両チームの応援合戦が繰り広げられた。児童たちは、勝ったらハイタッチで仲間とともに喜びを爆発させ、負けたら「ドンマイ!ドンマイ!」と声を掛けて味方を励ましていた。






一通りのメニューが終わると、大沢小学校のみなさんとハートフルクラブ コーチ陣による記念撮影が行われ、最後はコーチたちから児童一人一人に記念品が手渡しされ、ハイタッチでお別れの挨拶をした。また、このトレーニングの風景を眺めていた仮設住宅で暮らす方々にも記念品が贈られ、サッカーをするお孫さんがいるという年配の方には、コーチ全員のサインが入ったボールや色紙が贈られた。


3日間に渡り、計7回276名とサッカーを楽しんだ「ハートフルサッカー in 東北2013」は、これですべてのプログラムを終えたが、ハートフルクラブは、これからもサッカーを通じて子供たちの心を育んでいく。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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