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ジュニアユース(中学2年生)が『Jリーグ版よのなか科』を実施

2023.11.26 そのほか

7月15日から11月26日にかけて、浦和レッズジュニアユース所属選手(中学2年生/18名)を対象に『Jリーグ版よのなか科』を実施した。

『Jリーグ版よのなか科』は、プロサッカー選手を目指す競技者にとって、適切な“キャリア” についての考え方や心構え、社会人として適切な就労観や職業観の醸成を目的に、将来、地域で活躍、貢献できる人材の育成を目指して実施されている。全5回のプログラムでは、クラブの経営、Jリーグの理念、サッカーをとりまく職業、それぞれの職業に必要な「意志」「役割」「能力」、選手自身の5年後のキャリアイメージプランについて考えていった。

今年のファシリテーターは、ジュニアユースGKコーチの安藤智安が務めた。

第1回の「Jクラブをとりまく“お金"から仕組みを考える」では、クラブを運営していくにあたってどのような収入があり、どのような支出があるかを伝えていった。さらに自分がクラブの社長だったらどのように収入を増やし、支出を減らすかを選手たちが考えて発表した。田口 誠代表からは経営に関する考えを伝えていただき、「この中からトップチームの選手が生まれて、地域のみなさんから応援していただくことが大事」だと熱く語った。


第2回の「Jリーグがめざすものを考える」では、クラブの取り組みやJリーグ百年構想について話がされた。サッカー以外のスポーツでも地域を盛り上げていることを伝え、トップチーム、レディースの選手たちはサッカーをするだけでなく、地域のイベントに参加したり、小学校などに行って子どもたちと交流することも役割であることも伝えられた。地域の方々がクラブを支えてくださっていること、エンブレムを着けていることに責任と誇りを持つことが伝えられ、とても有意義な時間となった。


第3回の「Jリーグをとりまく職業を考える」では、サッカーに関わる職業にどのようなものがあるかを考えた。資料映像を見て、「意志」「役割」「能力」について学んだ。そして、今の自分にはどんな意志があり、そのためにどんな能力が必要でどんな役割を求められているかを考えた。


第4回の「職業と“意志"“役割"“能力"の関係を考える」では、社内からコーポレート本部の深井良輔、社外からはアスレティックトレーナーの飯園翔太氏をゲストティーチャーに招き、仕事の「意志」「役割」「能力」について話していただいた。受講した選手たちは、ふだんは聞けない貴重な話を真剣に聞き入っている様子だった。


そして最終回の第5回「自分のキャリアイメージプランを考える」では、5年後の自分を考えるということで、アカデミー出身でトップチームの荻原拓也選手から直接話を聞き、とても刺激を受けている様子だった。5年前によのなか科を経験した荻原は当時からの体験談を交えながら、アカデミーの選手たちにまっすぐなメッセージを伝え、選手たちも質問を交えながら真剣に聞き入っていた。


選手たちはこのよのなか科を通じて浦和レッズやJリーグが目指すもの、自分の将来のことを考える意識が高まり、そしてあらためてエンブレムに責任と誇りを持ち、感謝の気持ちを持ってサッカーに取り組まなければいけないことを実感していた。


今後の彼らの成長に期待を抱きながら、これからもサポートを継続していく。
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