ONLINE MAGAZINE/REDS VOICE
2009. 8.11 Vol.63
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「Talk on Together 2009」を開催
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清尾氏:皆さんから多くのご質問をいただきまして、先ほどの橋本代表のお話しの中にも、質問事項を全部読まれた上で、短い時間でこれだけはという内容を話されたと思います。私も全部拝見させていただいて、当然全部(にお答えするの)は無理ですので、共通して、ぜひここは聞きたいところだろうなということをまとめてみました。先ほどの代表のお話しの中にもかなり網羅されていますので、極力短い時間で、効率よくやっていきたいと思います。
まずは信藤TDに聞きますが、ここまでのチームの試合内容と成績、肝心な成長ぶりなどについての評価をお願いします。

PHOTO信藤TD:今年がどういう年なのかということを、まず我々は考えなければいけないと思います。当然ファン・サポーターの皆さんは、ずっと勝ち続けて、そしてずっと優勝争いの中の1ポイント、2ポイント差のところに居続けるということを望まれていると思います。ただし、私たちが今シーズン、何をしなければならないのかという礎(いしずえ)作りの部分は、絶対に忘れてはならないところで、フィンケ監督に今シーズン来ていただいて、年代的には若い選手たちも投入して、ベテランたち、そして少し隙間(若い選手とベテランの選手の間に)が開くのが今のレッズの現状です。その中で、ベテランと若手をうまく融合させて、開幕戦から、開幕のアントラーズ戦は悔しい戦いでしたが、その後はやろうとしている監督のサッカーを、みんなが必死になってトライをして、ここまで来ました。ここ最近の(リーグ戦)3連敗というのは次へ向けての課題となりますけれども、立ち上がりからやってきたサッカー、そして選手たちの活躍、見せたパフォーマンス、それと代表選手がいなくなったナビスコカップでの若い選手の踏ん張り、こういうものは、十分に評価できると思っております。
もし、昨年と同じようなやり方をしていたならば、この時期で山田直輝は、代表にピックアップされていないでしょう。それから原口元気、ここまでの自分のパフォーマンスを徐々に徐々に上げて行って、Jで力を発揮するまでになっていなかったと思っています。あるいは高橋峻希もそうですし、永田拓也も試合で使われています。多くの若い選手たちが、今シーズン、フィンケ監督の下で、実戦で力を蓄えることができました。ただし、その裏では「補強はどうなった?」という声が聞こえてくるのも事実です。これは、今シーズンの初めに、監督ともしっかりと話をしました。今年やるべきことは何なのかということを、それから今レッズが持っている予算の中で、ヨーロッパの超一流を取ってくるには、申し訳ないですが(予算の)桁が一つ違います。1億のところが、10億、20億、30億、40億の話になってきますし、もっと上の選手になると、100億ベースということになります。これは将来レッズがそこへ行ければいいとして、現実をやっぱり見たときに、立ち上がりにリストアップをしたところで、監督に「今シーズンの最初は、若い選手たちが上がってくるのを利用しながら、今いる選手たちをあらゆる面で変えていこう」と話をしました。
それは生活習慣もそうですし、トレーニング、試合、回復、そして休息と、あらゆるサイクルが大幅に変わりました。中でやっているセッションも大きく変わりました。それでここまで来ました。僕はここまでフィンケ監督がやってきたことに対して、まったく不安はありません。あとで、また将来に向けて描いている絵というのをすべて話せればいいんですが、時間がないですね。僕は確信をしています。必ず、ある意味華やかで、そしてしっかりとしたベースを持って、誰が出てもスタイルは変わらず、見ている人が毎試合楽しんで、将来的にはその中で勝ち続けていけるチームになっていくベースだと思います。

清尾氏:今、補強の話も少ししていただけましたけれども、必ずしもこの夏のウインドーの開いている時期に取らなければいけないと、決まっているものでもないと思いますが?

信藤TD:そうですね。ずっと続けてやっていることです。これは調査して、リストアップして、そして監督と検討をして、そしてタイミングを計って、予算を考慮しながら、ということですね。補強というと皆さん、いい面ばかり考えられると思います。ですが、補強は、タイミングを間違えると、今までいた選手を消すことにもなりかねませんし、あるいは、補強によってプラスもあるでしょうけれど、マイナスの材料もあります。それは当然、あらゆることにプラスとマイナスがあると思います。そのようなことをすべて考えたときに、僕は監督ともいつも協議をしています。そんな中で実際に、今大きな補強がないということだけで、補強をずっとできないままかというとそうではないし、ずっと続けて、リストアップと監督との協議は続けているということです。

清尾氏:多分皆さんが一番期待されているのは、試合の度にスタメンが代わる左サイドバックだと思うんですけどね。そこのところを補強する可能性があるのかどうか、そこを本当に突っ込んで聞きたいところでもあると思います。

信藤TD:左サイドバックは、今、平川忠亮が帰ってきましたよね。それに永田がこんな早い時期に出てきている、細貝 萌というすごくユーティリティな選手が、どこをやっても今シーズン力を発揮している、そういう状況の中で、左サイドが薄い薄いって言って、それに対して何かっていうアプローチが、本当に正解なのかどうかっていうのは、考えなければいけません。左サイドで何かをする選手っていうのは、それはもう貴重な存在だっていうのは分かっていますから、それはもうリストアップを含めて、立ち上がりの頃からやっていることです。ただ、そこで今どういう動きをしているかは言えません。PHOTO

清尾氏:一部で、アレックスの完全移籍が決まってから、急に左サイドバックをあちこちに探し始めたという報道もありましたが?

信藤TD:アレックスは非常に強い希望があって名古屋へ行きました。それでメディアの方が、「左サイドの補強は?」って聞かれたときに、アレックスがもう名古屋に行くことが決まっていた中で、僕が「もう左サイドの補強が必要ありません」と言ったとしたら、アレックスがどう思うでしょうか?そういうようなことも、我々のメディアとの付き合いの中で起こっていることと言うのは、人を攻撃したり、人を迷わすようなこととか、できる限りはしたくない、でもそんな中で発言もしていかなければいけないですからね。
それから、補強や契約に関して、私たちが表に簡単に出すことは実際にありません。なぜ話してはいけないかは、その人がもし表に出て記事になったりすると、華やかな発言として持ち上げることになるかもしれませんが、チームには選手が多くいるわけです。私の役割としては、そのような記事が出ることによって、中が見えてくることによって、どんな影響が及ぶか、そこまで考えなきゃいけないことだと思います。
これからも、大事な核心のところでは僕の口から、補強で今どういう動きをしているか、あるいは契約の話でこういうところが進んでいるということが出てくることは、多分ないと思います。それでも、いろいろなところで、クラブとして将来、どういうところでやっているのかっていうことはしっかりと言います。ですから「信藤TD」っていう名前が出たところでいろいろなコメントが出てきたことは、僕の発言ですから、それは安心してもらって構わないと思います。(「3」へ続く)
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