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曺 貴裁監督 神戸戦試合後会見
2026/27明治安田J1リーグ 第14節 ヴィッセル神戸戦 試合後のコメント
「(ヴィッセル)神戸さんのサポーターもたくさんいらしてましたが、それに負けずに浦和から、もしくはいろいろな場所から我々を応援しに来てくれたファン・サポーターの数が非常に多くて、展開的なものではなく勝ち点3を取りに行こうということと、これを勝てば今後上位を見据えた戦いがやりやすくなる、ということを選手たちと1週間共有してやってきました。
準備に後悔はないですが、前半終了間際の失点の仕方、そしてラストプレーに近いところで自分たちが失点してしまうという、残酷なハードルを神様が我々に与えてくれていると思います。自分たちは明確にフットボールそのもの、もしくはその捉え方を変えるため、そこをもっとブラッシュアップして、浦和レッズのファン・サポーターの方、応援してくれている方に感動を与えようということで日々やっていますが、そこで勝ち点3を取れなかった悔しさと自分の力の無さを非常に感じています。
前半から、神戸さんの3トップのスピードアップした攻撃が非常に脅威でした。今日はスプリントが190回近くあって、たぶん今シーズンのJ1で一番だと思いますが、戻るスプリント、出るスプリントは今までの浦和レッズにないものを見せられたと思います。彼らの3トップの上がりをゼロにしながら、こちらはプラス1の数的優位の攻めをしなければいけない、でもそういう戦いを選ばせていないですし、彼らも選びたいと思っているとは思わないので、やはり前半で先に点を取ること、今日は1点を取られても崩れず、また自分たちのリズムを取り戻して点を取れたことは本当に素晴らしかったと思います。そこで勝ちきっていくこと、そして自分たちの前にある課題が、勝ち点3やチームの強化、チームの強さ、そういうものにつながっている気がします。
本当のことを言えば、そういうものは開幕から身に付けていかなければなりません。僕が就任してから4ヵ月が経ち、まだ4ヵ月しか経っていないと言う人もいるかもしれませんが、僕の中ではそんなふうに時間で解決できるようなものでもありません。
ただ、今浦和レッズが歩んでいる道に関しては、我々スタッフと選手で『こういうものを見せていこう』ということで、日々成長も見られますし、この前の柏レイソルさんとの試合よりも今日の試合のほうが(成長している)、ということもあります。それもある意味で自分たちのエネルギーにしながら、勝ちきるチームを作るために、選手に言い聞かせてあげないといけない、そしてそれに応えるスタッフでいなければいけないと、強く思っています。
14時キックオフという開催で、非常にいい天候の中でこういう試合を強豪の神戸さんとできたのは監督として非常に幸せでした。『幸せ』というのは上っ面の言葉ではなく、こういう場所でプレーできる選手、スタッフは当たり前のことではないと改めて思いましたし、こういう場所にまた上のステージで戻ってこられるように、自分たちがこれからも精進していかなければいけないと思っています」
【質疑応答】
(同点ゴールを奪った渡邊凌磨選手は、このところのリーグではなかなか試合に絡めていなかった。彼を起用した理由と、彼の評価は?)
「怪我やコンディションでピッチに立てないことも選手としてはありますし、戦術的な理由や、まだ調子が上がらないということでメンバーに入っていない、ということもあります。逆に、調子はすごくいいけれどもこの試合に関しては選べない、ということもあります。
(渡邊)凌磨がここ何試合かに出なかった理由についてはここでは控えますが、誰が出ないと浦和レッズじゃない、誰が浦和レッズの象徴で、とは思っていないので、選手は純粋な競争を経て、自分ではどうにもできない『試合に出る』という権利を監督である僕に渡しているだけだと思います。それに対して私心を入れず自分が選んで次に向かうメンバーを決めていくのが監督の最大の仕事です。その中で彼を選んで、今日の得点もそうですけど、それ以外のプレーも非常に人の心を打つものだったと思いますし、そういうものも含めて、勝たせてあげたかったな、という気持ちがすごく強いです。
先ほども言ったように、そういうハードルが目の前にあるということを認識しなければいけないな、という気持ちです」
(笹 修大選手はFC今治でも左サイドバックをやっていたが、今日足をつるまで闘って得点につながるプレーをするなど、非常に成長が感じられた。彼の左サイドバック起用の狙いと効果については?)
「いろいろな要素があって、そんなに時間がない中で彼をあそこのポジションで起用したことについては120パーセント応えてくれたと思います。何より、生まれて初めて(U-21)日本代表に選出されたことで、彼自身が自分を肯定する気持ちになっていることは分かっていたので、どのポジションで使ってもチームのために働ける選手だということは今日もはっきりしました。
海外に行くのも初めて、という話も聞いているので、時差ボケで体調を崩さないようにしてほしいと思いますが、今後も楽しみである選手であることは間違いありません」
(今後も、笹選手の左サイドバックはオプションのひとつになるのか?)
「元々そうだとは知っていて、チームの中では違うポジションで起用していることが多かったのですが、またひとつ、自分たちの武器としてできるなということが今日の試合をもってはっきりしました。
だからと言って、若い選手でそのまま順調にいった選手は見たことがないので、いろいろな挫折を繰り返しながらこれから成長を遂げていってくれるというところで言うと、僕自身は過剰な期待をせず、彼の本質的なものを見守りながら指導していかなければいけないという気持ちでいます」
(最後に追いつかれてしまったことについては、どういうことが足りなくてそういう結果になったと捉えているか?)
「やはり、あそこで滑った選手の身体に当たってボールがゴールマウスの外に出るのが勝ちチームの定石ですし、ロングスローを与えないようにしたいとは誰もが思いますけど、あの展開だと致し方ないと思います。ただ、そこがまだまだ我々が目を向けられない、それは僕の責任だと思いますし、選手に対してそれを伝えきれていないところもあります。
今日の試合はそれまでの展開が、スピーディーでスリリングな、自分たちが目指すものに近い試合だっただけに、非常に残念な気持ちがありますが『自分たちでしっかり越えなさい』というハードルを用意されたと、僕は今のところ、そういうふうに思うようにしています」
【浦和レッズオフィシャルメディア】

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