場内MC

朝井夏海

NATSUMI ASAI
場内MC

岩沢慶明

YOSHIAKI IWASAWA
クラブ
「例えようがない」、「レッズ戦は『我が家』です」
場内MC・朝井夏海さんと岩沢慶明さんの思いと夢
2021.5.14

これだけの長い期間、レッズに携わっている2人がいまだ叶えられていないこと、レッズで、浦和で叶えたいことはあるのか。

朝井さんは「浦和でおいしいうなぎが食べたい」と冗談を言いつつも、切実な願いを語った。

朝井「こんなに長くやっているのに優勝インタビューをしていないんです。ファーストステージを無敗で優勝したときは神戸でインタビューしていますし、スカパーカップ鹿児島ラウンドでの優勝はありましたが、それだけです。2016年に埼スタで優勝できそうなときもありましたが、Jリーグチャンピオンシップ決勝の第2戦で鹿島に逆転されてしまいました。優勝して、選手がスタジアムを一周しているときに入っていって『おめでとうございます!』ってどんどん選手の声を拾うということをあと一歩でできたはずが…。2006年の優勝のときはスカパーが全試合放送を開始する前年だったので、リポーターの仕事はなかったんですね。だから、埼スタで優勝インタビューをしたい」

岩沢さんは「もちろんJ1リーグ優勝をもう一度見たい」としながらも、「一番」はまた別にあるという。

岩沢「リーグ戦でまたお客さんが満員になるスタジアムになってほしいと思います。満員の埼玉スタジアムの景色は、日本中を見てもそうない景色です。優勝が懸かった大一番ならそうなりますが、そうではなくて、普段からお客さんがいっぱいになってほしい。そうと思うのはチームもそうでしょうし、おそらくサポーターの方が思っていることは、もちろんチームが強くなることもそうでしょうが、一番はそこな気がするんです。我々もそのお手伝いをすることを考えなければいけないと思います。それが一番ですね。満員のスタジアムが見たいです」

すぐに自分たちの仕事を控えているにもかかわらず、インタビューが終わった後も、その後に控えるレッズの試合のことを楽しそうに、少しだけ心配そうにしばらく話し続けていた2人。

その数時間後、今までもそうであったように、そしてこれからもそうであるように、埼玉スタジアムはレッズ愛溢れる2人の声に包まれていた。

文:菊地 正典

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