MF 3

伊藤敦樹

Atsuki ITO
クラブ
レッズとともに人生を歩んできた
伊藤敦樹が臨む特別な相手との『30周年記念試合』
2022.5.20

18日の横浜F・マリノス戦で、レッズはJリーグホームゲーム来場者数1500万人を突破した。Jリーグ史上初めてであることはもちろん、桁違いとまでは言えないが、2位の横浜FMに500万人近い差をつけた圧倒的な数字だ。

そして21日17時から埼玉スタジアムで行われる鹿島戦は『30周年記念試合』として行われる。来場者も今季最多と予想される。

30周年と1500万人。2つの地点を通過し、新たな時代を創るべく戦う試合だ。

「相手が鹿島となれば一味違う雰囲気になるでしょうし、鹿島との試合だから見に行きたいと思う人もいると思います。そういう試合で僕らがやらなければならないのは、勝つこと。鹿島は球際や細かい部分にこだわっているチームだと思いますが、僕らが鹿島以上にこだわり、圧倒する。そして勝ちたいです」

あのころの自分と同じように、将来レッズの選手になりたいと思っている子供たちにどんなプレーを見せてほしいか。そう問われると伊藤は苦笑した。

「僕のプレースタイルは憧れの対象になりづらいと思いますよ。もっと攻撃的な選手で、シュートがうまかったりドリブルがうまかったり。僕はそういったプレーは多くないですし、子供に憧れてもらうのはちょっと難しいかもしれませんね」

それでも、プレーに自信はある。攻撃だけでもなく、守備だけでもない。主なプレーエリアである中盤はもちろん、自ゴール前で球際の勝負を制してボールを奪う。そしてビルドアップやパスワークに絡みながら、敵ゴール前まで飛び出していき、フィニッシュワークに関与する。ボックス トゥ ボックス。そのプレーは誰にも負けたくない。

時期によって記憶の有無や応援の濃淡はあれど、30年のうち20年以上を見て、今は一員として歴史を刻んでいる伊藤。まさにレッズとともに人生を歩んでいる。『30周年記念試合』で埼スタのピッチに立てば、縦横無尽に駆け回り、レッズの勝利のために尽力する。

文:菊地 正典

  1. 1
  2. 2
  3. 3

みなさまと歩みを共にした30年。
先日の試合で、他のどこのクラブも成しえていないJリーグホームスタジアム来場者数1,500万人を突破しました。
これまでのサポートに感謝し、ここからの時代を共に創るべく、5月21日(土)の鹿島戦は「30周年記念試合」として行います。
試合当日は、浦和レッズがある喜びを、みなさまと共に分かち合える一日にできれば幸いです。
チケットご購入はこちら

「浦和レッズ 30周年アニバーサリーブック 1992-2022」発売!
本書では、 彼らの言葉や証言をもとに クラブの歴史とここまで歩んできた軌跡を振り返るとともに確かな未来に迫ります。
詳しくはこちら

【うら""をシェア】

  • Xでポストする
  • LINEでシェアする
  • facebookでシェアする