ONLINE MAGAZINE/REDS VOICE
2000.3.10 Vol.38

「浦和レッズシーズン2000 を語る会」ご報告

〜3月3日会合から〜

1/8
(1)
中川代表
(2)
横山GM
(3)
斉藤監督
(4)
第2部
(5)
Aブロック
(6)
Bブロック
(7)
Cブロック
(8)
Dブロック
〈司会・中村修三広報部長〉

 本日はお忙しい中をお集まりいただきまして、ありがとうございます。日頃は浦和レッズに絶大なご声援をいただき、ありがとうございます。ただいまより「WALK ON TOGETHER 浦和レッズ2000シーズンを語る会」を開催させていただきます。これから2時間、1部ではレッズの代表の中川、ゼネラルマネージャーの横山、斉藤監督からお話させていただきまして、2部ではNACK5の大野勢太郎さんに司会をお願いし、3名を囲んでQ&A方式で、寄せられたご意見、ご質問にお答えしてまいります。
 それでは、浦和レッズの代表の中川繁より、クラブの現況を交え、ご挨拶させていただきます。


〈中川繁代表〉

 みなさん、今晩は。

 平日の夜、おそがけに、お仕事の終わられた後、このように大勢お越しいただきまして、本当にありがとうございました。日頃は、みなさまの熱い応援に支えられまして浦和レッズはやっておりますけれど、今回はみなさまとのコミュニケーションを良くするためにこのような試みを初めて開催させていただくことにいたしました。

 従来は後援会の主催で、監督のトークフェスタというものをシーズン前にやっておりましたが、今日は3人でお話をさせていただきたいと思います。どうか、この会が有意義な形で最後まで行われますことを願っております。

 昨シーズンは、熱いご支援をいただくみなさまの期待に反しまして、一昨年は3位であったにもかかわらず、優勝という期待もあったと思いますが、2部に降格というまったく思ってもみない結果になりました。これは本当にクラブの努力不足によると言われても仕方がないと思っております。日本一のサポーターを抱えながら、2部に降格したということ、誠に残念でもありますし、みなさまに悔しい思いをさせたことを深くお詫びしたいと思います。

 今年は何がなんでも1年でJ1に復帰するという決意を固くみんなが持っております。チームの方は新監督に斉藤が就任いたしました。浦和南高の地元出身であります。それとコーチも新しく、吉田と名取ということになりました。選手につきましても、ほとんどが残って、去年の悔しさをぜひ晴らしたいと、自分たちでJ1に返り咲きたいと、練習に精を出しております。これから11日の開幕に向かって頑張っているところでございます。それに補強選手として鹿島アントラーズから室井、阿部の2人が加入してくれました。また新たに新人が3人入りまして、いずれも即戦力で、良い素材であります。フロント関係につきましては、あまり大きな変化はありませんけれど、ホームタウン部というものを設立いたしました。ホームタウン部を創りました狙いは、Jリーグの理念であります、より地域に根ざすということを強化していこうという趣旨でございます。サポーターのみなさとのコミュニケーションでも、たとえば今まではマッチデー・プログラムを通じて、試合のあるときはコミュニケーションしておりますけれど、やはり印刷物で一方通行的なこともございますし、今はインターネットなどもありますけれど、大勢の方に一々お答えすることも難しいという状況です。このような会が今後とももてればいいと思っております。あるいは地元の自治体、後援会、諸団体とのコミュニケーションももっともっと良くしていかなければいけないと思っております。さらに私どもを支えていただいておりますスポンサーのみなさまからの期待にももっともっと応えていかなければならないと思っております。

 三菱自動車も私どもの株を90%以上持っておりますけれど、徐々に比率を低めていくという考えをもっております。これももっと地域に根ざしていこうということの現れであります。2部になるということで経営機微がどうなるかということも懸念をしておりましたけれど、おかげさまで入場券の方も、6割の12000人強が年間シートがほぼ満杯になりました。また一般販売も、第1戦、第2戦はほぼ完売の状況です。私どもが勝利を続けることでお客様にも来ていただけるのではないかと思っております。そういうことで経営機微は99年度並みにいけるのかと思っておりますが、2部になったということもありますので、諸費用を節減して経営の自立化に向かっております。

 以上、簡単ではありますが、初めに全般的なお話を申し上げました。ありがとうございました。



Copyright(c) 2000.URAWA RED DIAMONDS