MF 11

松尾佑介

Yusuke MATSUO
MF 27

松崎 快

Kai MATSUZAKI
クラブ
分かり合える独特な関係
帰還した松尾佑介と松崎 快が思い描くレッズでの未来
2022.5.17

独特の関係ではある。

同じ埼玉県に4ヵ月違いで生を受けた同級生。松尾は川口市から浦和レッズ、松崎は川越市から大宮アルディージャの育成組織にそれぞれジュニアユースから所属した。

いつ、どうやって知り合ったのかはいまひとつ覚えていない。自然な成り行き、とでも言った方がいいのだろうか。

松尾の同級生であり、松崎のチームメートであった共通の知人を介して食事に行ったのは高校時代。はっきりと会おうとして会ったのはそのときが初めてだったが、それぞれがそれぞれの存在を認識したのは、その数年前だった。

それぞれにとって、レッズの中で最も付き合いが古い。だからといって、いつも一緒にいるほどの仲ではない。

「共通してやらなければいけないことがあるので、それに向かってしっかりやっているという感じです」

松尾が口角の一方だけを上げながらそう話す。

「同僚です、同僚」

少し呆れた様子で、松崎が笑う。

初めて連絡先を知ったのも、それぞれの存在を認識して10年ほどが経ち、チームメートになることが決まってからだった。それでも、連絡先を知りたい理由は同じだった。

「自主練を一緒にやろうという感じで。知り合いがそんなにいなかったので」

松崎が苦笑しながらそう言えば、「そうそうそう」と同調しながら、続ける。

「同じチームになるなら一緒に話すこともあるだろうと思って。知っている選手がそんなにいなかったので」

  1. 1
  2. 2
  3. 3

「030th Urawa Anniversary Week -ORIGINALS- Match of 3」
「オリジナル10」のクラブをホーム埼スタで迎え撃つ3連戦
チケットご購入はこちら

「浦和レッズ 30周年アニバーサリーブック 1992-2022」発売!
本書では、 彼らの言葉や証言をもとに クラブの歴史とここまで歩んできた軌跡を振り返るとともに確かな未来に迫ります。
詳しくはこちら

【うら""をシェア】

  • Xでポストする
  • LINEでシェアする
  • facebookでシェアする