長船加奈



見ていて楽しいと思えるような
レッズレディースのサッカーを
追求したい




リーグ戦も9試合を終え、8勝1敗で折返しました
「8勝できていることは良いことかなと思いますが、1敗が悔しくて…首位に立っていることよりも、その1敗が心残りですし、負けた直後から、ずっと悔しい気持ちでいます」

悔しさを持ちながらもチームは接戦を勝ち切る強さも見せています。手応えは感じていますか?
「試合によってムラもありますし、できていないことのほうが多いかなと感じる部分もあるので、まだまだかなと感じます。もちろんチームの良い変化を感じることもあって、後ろからみんなを見ていても、昨年以上に自信を持ってプレーしているなと思います。それは積み重ねてきたからできることですし、結果も出ているので、さらに自信を持って『これでいいんや』って思えるんですよね」

その上で、自身の変化も感じますか?
「センターバックに求められることが多い中で、昨年は不安な部分も多かったです。試合前にめちゃくちゃ緊張することも多くて…でも今年は、緊張せずに、自然に入ることができています。自信がついてきたからこそ集中して試合に臨めたり、プレーができているのかなと思っています。それに、今までは順位が気になってチェックしたりしていましたが、今は、それも気にならなくなっていて、今年は目の前の試合のことしか考えていないです。自分たちがやりたいことをやっているので、周りがどうのではなく、自分たちがどう戦っていくかを考え続けるシーズンになっていると思います」



その中で首位をキープしていますが、相手により研究される後半戦になりそうですね
「レッズレディースの良さを出させないようなプレーをされたり、ゴール前をガチガチに固められたりすることもあるので、研究されてきているなと感じることはあります。守備でも1枚も余らせずに守っているので、後ろに広大なスペースをうまく使って攻撃を仕掛けようとしてくるチームもいます。特にINAC神戸レオネッサは、そこをうまく使いながら攻撃してくるのですが、そのI神戸戦が後半戦の最初の試合になります。前回は勝っていますが、今のI神戸は決めきるところで決めている。調子も上がってきているので怖い部分はありますが、強力な攻撃陣をどれだけ抑えられるかが大事になるので、相手にとっていい形でボールを触らせないような守備をがんばりたいなと思います」

あらためて後半戦への意気込みやファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします
「今シーズンのレッズレディースはピッチに立つメンバーだけではなく、チーム全員で戦っています。後半戦も変わらずにみんなで戦っていきたいですし、今年は目の前の1試合1試合を全力で戦ってきています。これを継続しながら、レッズレディースとして今まで積み上げてきたことを出していくことに加えて、技術的な部分も精神的な部分も、もっと極めていきたい。そして、一人でも多くのみなさんに試合を見ていただきたいですし、見ていて楽しいと思えるようなレッズレディースのサッカーを追求していけたらと思います。これからも応援をよろしくお願いします」




森 栄次監督

一戦、一戦を
100パーセントの力で戦うこと。
それが大切








みなさん、こんにちは。7月に開幕したなでしこリーグも9試合を終え、リーグ戦の折返しを迎えました。レッズレディースは、8勝1敗で首位に立っています。2位日テレ・東京ヴェルディベレーザとは勝ち点5と差が開いた状況となりましたが、選手たちは本当にがんばってくれていますし、それが結果となっていると感じています。ですが、まだまだリーグ戦は続きます。試合を落としたり、引き分けてしまうと、差は縮まりすぐに接近してしまうものです。決して余裕はなく、正直な気持ちとしては一つも負けられません。レッズレディースは崖っぷちという思いで、後半戦に挑みたいと思っています。

改めて、前半戦を振り返ると、今シーズンは守備を強化し、一桁で失点を終えたいという目標を掲げてきました。球際に強く行くことなど、今までにはできなかったことができつつある反面、全体的に当たりの強弱をつけられるようにしていくことが、今後のさらなる強化ポイントであり課題であると考えています。

一方で、選手たちの成長を感じる前半戦でもありました。90分を通して、どのように戦うかを自分たちで考え、ゲームを作っていけるようになったのは大きな収穫です。厳しい試合でもしっかりと勝ち切って勝ち点3をつかみ取っており、たくましさも感じるようになりました。同時に、選手たちは平常心を保って試合に臨んでおり、気持ちの面でも引き締まっているように感じています。首位に立ち続けている中でも浮かれておらず、次に向けての準備や切り替えがとても早いのです。それこそ、選手たちが非常に成長している部分であり、チームの力にもなっています。もともとチームが持っているひたむきさや献身さという土台の上に、チームのために、人のためにという思いを乗せたプレーができていることが、今のレッズレディースの魅力になっていると感じるのです。

そして、ここからいよいよ後半戦に入ります。その最初のゲームがホームで戦うINAC神戸レオネッサ戦です。第6節での対戦時には苦しい展開ながらも、今シーズンのベストゲームとも言える勝利を得ました。もちろん、決して簡単に勝てる相手ではありません。だからこそ、お互いがいいところを出し合って、ぶつかり合うような好ゲームを展開したいと思います。レッズレディースにとって、ここからが本当の勝負です。よりプレッシャーもかかりますが、自分の持っている力を100パーセント出していければ、おのずと結果はついてくるでしょう。一戦、一戦を100パーセントの力で戦うこと。それが大切なのです。

そして、遠くを見るのではなく足元の一つひとつをしっかりと見て戦っていく。そうすれば、顔を上げたときに、一番高いところに手が届いているかもしれません。だからこそ、目の前の敵を倒していくという強い気持ちを持って、大きな一戦になるであろう本日の試合に臨んでいきます。レッズレディースを応援してくださるみなさん。ぜひ、選手とスタッフと一緒に戦ってください。コロナ禍にあってもみなさんの想いはしっかりと届いています。その想いを胸に、一戦、一戦、大事に戦ってまいりますので、本日も、よろしくお願いいたします。


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