-島田選手は昨シーズンから出場時間を増やし、結果も出してこられています。WEリーグでここまでプレーしてきた中で、成長を感じているところについてはいかがでしょうか。

まず、レッズレディースに昇格してからの自分には、守備面ですごく課題が多かったと感じていました。その面については特に(猶本)光さんとかが厳しくも丁寧に教えてくれて、そこは自分自身で成長できた部分だと思っています。

-昨シーズンはリーグで8得点の活躍でした。得点力の面での成長については。

1年目は途中から出ることが多かったのですが、2年目になってスタートから出る試合が増えてきた中で、ゴール前で落ち着いてシュートを打てる場面がすごく増えて、それが結果につながったのかなと思っています。自分自身でシュート練習を積んでいって、そういう冷静さの部分で成長できたのもあります。それと昨シーズンは、サイドハーフで出場することも多く、これまで全くやっていなかったポジションだったのですが、そこで周りの選手がサポートしてくれたのも得点につながったと思っています。

-今シーズンは開幕からなかなか得点がなく、焦りがあったというお話もありました。

うまくいかなかったときにメンタル面で沈むようなところもあって、そこは大きな課題だと感じています。シュート練習を積んではいたのですが、ゴールへのイメージと自分自身のプレーが少し合っていないところがあって、それが得点につながらなかった理由かなと思っています。

-そういう難しい時期に、ファン・サポーターの方から声をかけられたこともあったのでしょうか。

「次だよ、次」とか「大丈夫だよ」という声をかけてもらったこともあります。気持ちが沈んでしまったときにそういう声をかけてもらえると「また次に頑張ろう」という前向きな気持ちにもなれますので、そういう言葉はすごくうれしかったです。

-リーグ再開後は3試合で3得点と結果を残されています。中断期間に改めて取り組んだことなどはあったのでしょうか。

皇后杯の決勝で少し足首を痛めてしまって、そこからコンディションが上がるまでに時間がかかってしまいました。でも、キャンプから練習試合やトレーニングをしていく中で、まずはしっかりと点を取ることを意識してやっていましたし、周りの選手とも連係面でうまくいくよう、コミュニケーションをしっかりとりながら練習には取り組んでいました。そしてセレッソ大阪ヤンマーレディース戦で点を取ることができたのですが、1対1の場面で冷静になってシュートを決められたのはすごく自信にもなりました。チームとしてしっかりと崩してのゴールだったので、次につながる得点だったと感じています。



-難しい時期には試行錯誤もされていたと思いますが、島田選手の中で変えずに大事にしているのはどんなことでしょうか。

気持ちの部分です。積極的にゴールを狙うところや、一試合の中でシュートを増やしていくところは、結果にはつながりませんでしたけど、一試合一試合でしっかり意識して入ろうと思っていました。

-島田選手の考える、理想のFW像はありますか。

菅澤優衣香選手は、自分が目標としている存在です。チームが苦しいときに前線でタメをつくるところとか、点をしっかり決めきる力については本当にすごいと思いますし、お手本にさせてもらっています。

-菅澤選手と話をされることもあると思いますが、その中で印象に残っている言葉などはありますか。

普段から結構話してくれることが多いのですが、私がよく「(菅澤)優衣香さんみたいになれるように頑張ります」と言うと、「自分みたいにはならなくていいよ」と言ってもらえます。「自分には自分の良さがあるから、それを全面に出せば大丈夫だから」と言葉をかけてもらえたのは、すごく印象に残っています。



-次節の対戦相手、マイナビ仙台レディースの印象はいかがでしょうか。

直近のサンフレッチェ広島レジーナ戦では先制して追加点も取っているので、まずは試合の入りがすごく大事になると思います。そして守りの最後の部分で点を取らせないところ、しっかり決めきるというところも大事になってくると思います。

-今は安藤 梢選手や猶本 光選手が怪我で長期離脱、菅澤優衣香選手もまだ万全ではないというところで、島田選手が前線で結果を出してチームを引っ張ることが求められると思います。

その3人の力は本当に大きいですし、これまで3人が多く点を取っている中で、いないとしても得点力は絶対に落としてはいけないと思います。今出ている選手たちでも、自分だけでなく周りの選手の良さをしっかりと出していけば点は取れると思いますし、自分自身もしっかりとゴールに向かう姿勢はなくさず、もっと貪欲になって得点を重ねていきたいと思っています。



-得点に関しては、ここ2試合で9得点しています。チーム状態もかなり良くなっていると感じているのでは。

ゴールに向かっていくところは、チームとして中断期間にトレーニングを多く積んできています。それを成果として試合で出せているのはすごく良いことだと思います。

-次戦にもたくさんのファン・サポーターの方が浦和駒場スタジアムに来てくださると思います。みなさんにどういう試合、プレーを見せていきたいですか。

連戦の中で、チームとして見ていて楽しいサッカーをできるようにしていきたいですし、最後は勝って、みなさんが笑顔になれるような試合をしたいです。









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