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KICK OFF the PLAYERS/櫻井まどか
2025/26 プレシーズンのアメリカツアーをスタートした選手たちの今季の意気込みを短く伝える「KICK OFF the PLAYERS」。
櫻井まどか選手は、昨シーズン、1月に加入し、シーズン終盤には数字でも結果を残しました。今季、どんな目標を持ってシーズンに臨むのか。お伝えします。

シアトルで掴んだ手応えと課題
アメリカの強豪チームを相手にしたフレンドリーマッチで、彼女は冷静に対戦相手との違い、状況を分析し、手応えと自信を得ていた。
Seattle Reign FC戦の翌日。
「やっぱりスピード感と強度は(相手に)違いを見せられた部分もあります」
櫻井まどかは相手の力を素直に認めた。
しかし、その言葉に続いたのは、やれるという自信だった。
「工夫すれば負けない相手というか、勝てないことはないというふうに実際思って」
事実、カウンターを受けた後、彼女が1対1で相手からボールを奪ったシーンも一度だけではなかった。
「スピードに乗られてしまったら、相手の方が有利なのは分かっていたので、足元にボールを入れさせて、そこから1対1を仕掛ければこちらの前でスピードに乗らせないで粘り強くついていってというところでやれるなとは意識していました」
「それが実際に通用したというところまで行ったのかはわからないですが、ボールを取り切れる部分もあったので良かったなと思います」
またチームとしても攻撃面で手応えを感じた。
「ボールをつなぐとか、全員が動いてゴール前まで運んでいくという技術の部分は劣ってないなと思いました」
ただし、課題も明確に見えた。
「スピード感、少しのミスで、もうゴール前まで行かれてしまうというのがあったので、そういったところはミスを減らしていきたいと思いましたし、切り替えのところでゴール前まで行かれる回数を減らしていって、逆に自分たちがいいところを増やしてゴール前まで行ってもっと多くチャンスを作って点を決めていけたらいいなと思いました」
取り組むサッカーのイメージ
昨シーズンから取り組み始めている堀孝史監督が提示するサッカーにはどんなイメージを持っているのか。
「頭を使うサッカーではあるんですけど、そのぶん、やりがいというか、楽しい部分があります。まだまだ可能性が広がっていると日々思うことがあるので、仲間と合わせながらそこはやっていきたいなと思います」
立ち位置を考え、相手の逆を取る。駆け引きの面白さを櫻井は感じ始めている。仲間と合わせながら、その可能性を追求していく。サッカーというスポーツの奥深さを、あらためて感じている。
アメリカツアーで得たいもの
そんな櫻井にとってアメリカツアーで獲得したいものは何になるのであろうか。
「このアメリカツアーを実施するにあたって本当にいろんな方のその力添えがあって実現した部分があると思うので、そういった方の期待とか、応援してくださる方の力をしっかり自分たちの強さに変えていって、WEリーグ開幕前ですけど、昨シーズンよりも成長したチームになっていければと考えています」
そして個人としても、この経験は特別な意味を持つ。
「世界を相手にするというのは初めてなので、いいところをしっかり吸収して自分の課題も見つけて成長していければいいなと思います」
「今シーズンはそれをはるかに上回る結果と内容を残していきたい」
懸ける思い
最後に、今シーズンへの決意を力強く語った。
「昨シーズンは、途中から加入して、少し数字では残せた部分もありますけど、チーム全体の結果としては思うようにはいかなかったので、チーム全体としてもそうですし、個人としてもまだまだの部分がたくさんあったんだと思います。今シーズンはそれをはるかに上回る結果と内容を残していきたいです」
そして、明確な目標を口にした。
「まずはタイトルを、より多く去年よりも取りたいです」
昨シーズン途中で加入した櫻井まどかのWEリーガーとしての挑戦は始まったばかり。赤いユニフォームを身にまとい、今シーズン、彼女がどんなプレーを見せてくれるのか。期待したい。
(文・写真/URL:OMA)
櫻井まどか選手は、昨シーズン、1月に加入し、シーズン終盤には数字でも結果を残しました。今季、どんな目標を持ってシーズンに臨むのか。お伝えします。

シアトルで掴んだ手応えと課題
アメリカの強豪チームを相手にしたフレンドリーマッチで、彼女は冷静に対戦相手との違い、状況を分析し、手応えと自信を得ていた。
Seattle Reign FC戦の翌日。
「やっぱりスピード感と強度は(相手に)違いを見せられた部分もあります」
櫻井まどかは相手の力を素直に認めた。
しかし、その言葉に続いたのは、やれるという自信だった。
「工夫すれば負けない相手というか、勝てないことはないというふうに実際思って」
事実、カウンターを受けた後、彼女が1対1で相手からボールを奪ったシーンも一度だけではなかった。
「スピードに乗られてしまったら、相手の方が有利なのは分かっていたので、足元にボールを入れさせて、そこから1対1を仕掛ければこちらの前でスピードに乗らせないで粘り強くついていってというところでやれるなとは意識していました」
「それが実際に通用したというところまで行ったのかはわからないですが、ボールを取り切れる部分もあったので良かったなと思います」
またチームとしても攻撃面で手応えを感じた。
「ボールをつなぐとか、全員が動いてゴール前まで運んでいくという技術の部分は劣ってないなと思いました」
ただし、課題も明確に見えた。
「スピード感、少しのミスで、もうゴール前まで行かれてしまうというのがあったので、そういったところはミスを減らしていきたいと思いましたし、切り替えのところでゴール前まで行かれる回数を減らしていって、逆に自分たちがいいところを増やしてゴール前まで行ってもっと多くチャンスを作って点を決めていけたらいいなと思いました」
取り組むサッカーのイメージ
昨シーズンから取り組み始めている堀孝史監督が提示するサッカーにはどんなイメージを持っているのか。
「頭を使うサッカーではあるんですけど、そのぶん、やりがいというか、楽しい部分があります。まだまだ可能性が広がっていると日々思うことがあるので、仲間と合わせながらそこはやっていきたいなと思います」
立ち位置を考え、相手の逆を取る。駆け引きの面白さを櫻井は感じ始めている。仲間と合わせながら、その可能性を追求していく。サッカーというスポーツの奥深さを、あらためて感じている。
アメリカツアーで得たいもの
そんな櫻井にとってアメリカツアーで獲得したいものは何になるのであろうか。
「このアメリカツアーを実施するにあたって本当にいろんな方のその力添えがあって実現した部分があると思うので、そういった方の期待とか、応援してくださる方の力をしっかり自分たちの強さに変えていって、WEリーグ開幕前ですけど、昨シーズンよりも成長したチームになっていければと考えています」
そして個人としても、この経験は特別な意味を持つ。
「世界を相手にするというのは初めてなので、いいところをしっかり吸収して自分の課題も見つけて成長していければいいなと思います」
「今シーズンはそれをはるかに上回る結果と内容を残していきたい」
懸ける思い
最後に、今シーズンへの決意を力強く語った。
「昨シーズンは、途中から加入して、少し数字では残せた部分もありますけど、チーム全体の結果としては思うようにはいかなかったので、チーム全体としてもそうですし、個人としてもまだまだの部分がたくさんあったんだと思います。今シーズンはそれをはるかに上回る結果と内容を残していきたいです」
そして、明確な目標を口にした。
「まずはタイトルを、より多く去年よりも取りたいです」
昨シーズン途中で加入した櫻井まどかのWEリーガーとしての挑戦は始まったばかり。赤いユニフォームを身にまとい、今シーズン、彼女がどんなプレーを見せてくれるのか。期待したい。
(文・写真/URL:OMA)