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22.08.28

2022-23 WEリーグカップ グループステージ第2節 vs アルビレックス新潟レディース 試合後監督コメント

【楠瀬直木監督】
「どちらのチームも怪我やコロナ禍、U-20日本女子代表などで選手がいない中、チームをまとめていくのが少し難しく、ふたを開けるまで分からない状態でした。案の定、道上彩花選手を非常にリスペクトし過ぎて手こずった部分もありましたが、若い選手たちがいい経験をできた中で、前後半合わせて4点取れたのは良かったと思います。もちろん、まだまだ課題は多いのですが『勝って反省して次に行けるのはいい』という話を先ほど選手としてきたところです。また次に向けて頑張っていきたいです」

【質疑応答】
(今日は前節から何人か入れ替えて臨みましたが、戦術的な狙いなどはいかがでしょうか)
「前回同様スタートは4-1-4-1、柴田華絵をアンカーで起用する形で、今はそこに取り組んでいるところです。前節だと植村(祥子)がウイングをできますし、今日は後半出てきた丹野(凜々香)などがそこをできるかなと思って、試してみました」

(後半から起用した河合野乃子選手、丹野凜々香選手、角田楓佳選手など、今まで実戦経験があまりなかった若手をたくさん起用しましたが、彼女たちに期待するところはいかがでしょうか)
「まだまだ未熟ですけど、今後は彼女たちがチームを背負っていってくれないといけませんし、今は経験を積ませていく、というところです。角田はまだ高校3年生ですけど、ご覧になったら分かるように、なかなかいい選手です。ユースのこともありますけど、どんどんトップで育成をできたらと思います」

(前節の大宮アルディージャVENTUS戦と比べて、だいぶ落ち着いて闘えていたように見えましたがいかがでしょうか)
「私が感じるのは心構え・メンタルのところで、浦和駒場というホームで闘う気持ちの部分は、たくさんのファン・サポーターの方もいらっしゃいますし、『浦和駒場じゃ負けられない』といういいプレッシャー、そういうシチュエーションに助けられている部分が大きいのかなと思います。ただ、もう少しメンタルの部分をしっかりと持っていかないといけません。前半の終わりくらいに点を取れそうだったのですが、私はあそこが勝負どころだと思っていまして、点が取れないにしても、もっとオーバーラップして飛び出すとか、もがく必要があるのではないかと思いました。そのまま折り返して、1点取られるとまた難しい試合になっていたと思います。強いチームになるにはそこら辺の勝負どころで勇気を持っていけるか、というところが必要です。ホーム開幕戦ということもあって、今日は地に足がつけたのかなと思います。具体的には、距離感が良くなったとか、一つ飛ばしのパスでも自信を持ってしっかりと蹴っていたので、そういうところは少し良かったと思います」

(練習後、選手たちがホワイトボードを使って意見交換をしていました。そういうところも功を奏しているのではないでしょうか)
「昨シーズンと違うシステムにトライしているので、いろいろテーマや課題も出てきます。それを話し合ってやっていこうという話をしています。ボードを置いておくと使ってくれるので、そこから良くなっていくといいと思いますけど、今回は怪我やコロナ禍で人が揃わない中での試合ですから、これに満足せずにいきたいと思います」

(レッズレディースでは守備ラインの高さにポイントがあると思いますが、髙橋美紀選手を初めて起用した中で、失点後も意識してラインを上げているように見えました)
「サッカーは後手に回ると腰が引けてしまいます。そうなるとどんどん悪循環になるので、強気に前に出ていこうとやっていました。隣でプレーした上野(紗稀)は急造のセンターバックではありますが、いろいろな経験を積んでいますし、彼女がいろいろコントロールしてくれていたので、何とか1失点で乗り越えました。(髙橋)美紀も初めてのプレーでしたし、後半は河合を起用しましたけど、河合も前半に美紀がやってくれた分、少し楽に入れたのではないかと思います。いい滑り出しができたと思います」

(ホーム3連戦の初戦で勝利しましたが、次戦のAC長野パルセイロ・レディース戦に向けての意気込みをお聞かせください)
「こうやらなければいけないとか、こういうサッカーをしようという話は練習でもいろいろしていますけど、とにかく浦和駒場スタジアムでは勝たなければいけません。戦術や選手がどうであれ、そういうメンタルを持っていかないといけないですし、ホームで負けないことは続けたいと思っています。今日は勝てて良かったですし、次戦のメンバーがどうなるかは分かりませんが、また少し良くなった、と言われるようなゲームをしていきたいです」


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