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22.03.02

三菱重工浦和レッズレディース 公開トレーニング後の監督・選手コメント

3月2日、三菱重工浦和レッズレディースはさいたま市内の練習場で、メディア公開トレーニングを実施しました。トレーニング後には、楠瀬直木監督、上野紗稀、清家貴子がオンライン会見に出席。来るリーグ後半戦に向け、メディアからの質問に答えました。


【楠瀬直木監督】
おかげさまで皇后杯を取れて良かったです。少しブランクとなる時間もあって、皇后杯もどのような戦いになるかなと不安はありましたが、想像以上にボールを支配できた戦いで、満足しています。しかし、すぐにリーグ後半戦で再びジェフユナイテッド市原・千葉レディースと戦うことになります。お互いに手の内はわかっており、向こうも躍起になってくると思います。非常に難しい戦いになるのは承知の上ですが、油断をせずに大事なリーグなので思い切って戦いたい。正直、前半戦につまずいた部分もあり、首位とは勝ち点で9ポイント離されています。1試合も落とせず、引き分けも許されない状況です。相手に関係なく自分たちのサッカーを貫いて結果を出していきたいと思います。

【質疑応答】
(皇后杯を終えての公開トレーニングです。選手たちの様子はどのように感じましたか)
「いつもどおり、変わらずにトレーニングに取り組んでました。正直な思いとしては、もう少し緊張感を持っていてもいいかなと感じた部分もありますが、選手は週末の試合に向けて、それぞれに集中を高めていくので、期待しています」

(追い風を受けてリーグ後半戦を迎えますが、首位を追いかけるリーグ戦になります。初代女王を目指す上で大事なことを教えてください)
「前半戦の反省を踏まえると、カウンターから失点する場面がありました。悪いボールの取られた方で、そこからずるずると失点をしてしまい、セットプレーから少し集中が途切れてしまうこともありました。そのあたりは目標がはっきりとしているので、勝ち点9差は遠いですが、集中を切らさずに慎重に戦っていくことを考えてます。また、守備に関しては皇后杯を無失点で終えられたことで、GKやDF陣も含めて自信になっています。そこはプラスに捉えて、攻撃の面。しっかりと得点を挙げることに集中していきたいです」

(その上で、再び千葉L戦を迎えます。お互いにやりにくさもある中だと思いますが、どのようなサッカーを展開したいと考えていますか)
「やり方は変わりませんし、相手もそんなに変えてくることはないと思います。もし、相手が変えてきたとしても、うちは戦い方を変えずに、先日の試合でも得点を取りましたが、それ以外にもチャンスはありました。そういうところでしっかりと決めきっていく。決められなければ勝負は取れないので、前半から決めに行くという思いでやっていければ勝てるのではないかと考えています」

(リーグ後半戦の意気込みをお願いします)
「いよいよ後半戦が始まります。勝ち点差はありますが、皇后杯を優勝したという自信を抱いて、一つひとつ戦っていきたいと思います。ホームがいつもと違う熊谷開催ですが、スタジアム周辺のみなさまにもぜひ足を運んでいただいて、ひとりでも多くのファン・サポーターを増やしていきたいです。この9ポイント差を埋めていくには、みなさんの力が必要なので、ぜひ応援をしていただけたらと思います。よろしくお願いします」


【上野紗稀】
【質疑応答】
(古巣を相手に皇后杯を制しました。優勝の瞬間にピッチに立っていましたが、心境などはいかがでしたか)
「皇后杯決勝の舞台で千葉Lと対戦できることは、個人的に、うれしかったです。同時に最後はピッチに立てたのですが、もう少し試合に絡みたかったという思いもあります。リーグでも千葉Lとの試合になるので、次戦に向けてコンディションを上げながら、試合に関わっていきたいと思います」

(気持ちの面でもリーグ戦に切り替わっていますか?)
「そうですね。先週いっぱいは優勝の余韻にひたりましたが、今週はもう切り替えていて、リーグ後半戦に向けてチームみんなでがんばっています」

(千葉Lとの対戦が続きますが、勝負のポイントとして考えていることを教えてください)
「皇后杯を戦ってみて、千葉LはDFがすごく強化されていると感じました。そこをどのように打開していくかはチームとして課題かなと思いますし、個人としてはスタートではなく途中出場となっても、あのDFをどのように崩していくか。仕掛けるところはどんどん仕掛けていきたいと思います」

(相手を崩すためにも、サイドの攻防もポイントになりそうですね)
「サイドの深いところまでボールを運ぶことができれば、相手を引き出せますし、相手の守備を崩して得点につなげられるように意識してゲームに関わっていきたいです」

(週末にリーグ後半戦がスタートしますが、目標と合わせてどのようなプレーをしていきたいか教えてください)
「WEリーグ初年度で、1年目の優勝はこの先経験できることではないので、チーム一丸となって一つずつ勝っていくことが大事だと思います。目の前の一戦、一戦を大事にしていきたいですし、個人としては、もう少し試合に関われるように、日々トレーニングからチームにとって、大事なときに使われるような選手になっていきたいです。リーグ戦も最後は皇后杯のようにみんなでよろこべるように、選手だけではなくレッズレディースに関わってくれるすべてのみなさんとともによろこびを分かち合えるようにがんばります」


【清家貴子】
【質疑応答】
(皇后杯を明けての公開トレーニングとなりましたが、優勝の実感が湧いているころですか?すでにリーグ戦に切り替わっていますか?)
「正直なところは、今日のトレーニングでも皇后杯で優勝したという感じは、すでにありませんでした。自分の中でも、チームの雰囲気もふわふわしたようなところはなく、普段どおりのリーグ戦に挑む空気だと感じています」

(皇后杯ではフル出場も続いています。コンディション面などはいかがですか)
「決勝戦でも、久しぶりの試合で最後まで持つかなという心配はあったのですが90分間戦えましたし、いい状態でリーグ戦に臨めると思っています」

(攻守に活躍された皇后杯を経てのリーグ後半戦です。手応えなどを教えてください)
「決勝戦では特に攻撃の面で、自分の良さを見せることができたかなと思います。リーグ戦ではそれと合わせて、魅せるプレーを深めていきたいです」

(ここまでの戦いの中ではサイドバックとFWで戦っていますが、こういうプレーをしていきたいという抱負をお願いします)
「FWででもサイドバックで出ても、チームとして求めらたプレーをしたいです。その中で、自分の良さは攻撃力の部分。得点というところでもチームに貢献したいと思います」

(リーグ後半戦のスタートは再び千葉L戦です。勝負のポイントはどのように考えていますか?)
「皇后杯の決勝で戦ってから、相手がどのように修正してくるかはわかりませんが、相手に合わせずに、しっかりとボールを動かして自分たちらしいサッカーをやれば勝てると思います。皇后杯で勝利をしたからという気の緩みはチームにはありませんし、千葉L戦も含めて、しっかりとリーグ戦の一つひとつを戦っていきたいです」

(後半戦への意気込みをお願いします)
「優勝は目指していますが、それは一試合、一試合の先にあるものです。目の前の試合、目の前の一日のトレーニングにしっかり取り組んで、チームとして成長していきたいと思います」
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