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22.10.19

レッズレディースを支える人たち 松長佳恵アシスタントコーチ インタビュー Vol.1


松長佳恵アシスタントコーチ(レディースユースコーチ)は、現役時代は東京電力女子サッカー部マリーゼや伊賀FCくノ一三重などで活躍。
当時のレッズレディースは、倒さなければいけない強敵だった。
かつてのライバルクラブで指導者のキャリアをスタートさせた今は、自身のキャリアと照らし合わせながら、情熱を持って選手たちに接する日々を送っている。

選手一人ひとりの情熱が、レッズレディースの強み

松長佳恵アシスタントコーチの、選手時代のキャリアからお聞かせください
「私はもともと、今の伊賀FCくノ一三重(以下、伊賀)の育成組織に所属していました。そのままトップチームへの昇格はできなかったものの、早稲田大学、東京電力女子サッカー部マリーゼ(以下、マリーゼ)を経て、東日本大震災をきっかけに伊賀に戻ってプレーすることができました。

当時リーグで上位だったマリーゼでは、あまり試合に絡めずに悔しい思いをしていたのですが、厳しいトレーニングに励んでいた結果、伊賀に移籍した後はコンスタントに試合に出られるようになりました。その後はオルカ鴨川FCに移籍し、2020年に引退しました」

現役時代はどんな選手だったのですか
「本職はボランチだったのですが、伊賀時代からは監督からの薦めで、FWでプレーすることもありました。プレーヤーとしては、ボールコントロールを生かしたプレーが特長だったと自分では思っています。長くなでしこリーグでプレーできたのはやはり、怪我が少なかったからではないでしょうか」

当時は選手としてレッズレディースと対戦していますが、どのような印象を持っていましたか
「チームとしては本当に個のレベルが高い選手がそろっていて、チームとしてもまとまりがあり、本当に嫌な相手だったことを覚えています。伊賀としてはどうやって守るかしか考えていないくらいでした。

あと、クラブとしても運営や各担当方々の人数が多くて、規模も全然違うと感じていました。今はクラブに携わらせてもらっている身ですが、そこから見ても規模の大きさを実感しています」

引退後、2021年からレッズレディースユースのコーチに就任され、指導者としてのスタートを切られました。レッズレディースとは今まで接点がないように思えますが、どのような経緯があったのでしょうか
「トップチームの正木裕史ヘッドコーチは、私がマリーゼにいたころのコーチでした。もともと私自身も指導者をやりたいと思っていまして、現役時代にB級コーチライセンスまでは取っていましたし、正木さんにもそのことを伝えていましたので、引退のあいさつをした際にお話をいただいたという流れです。指導者のキャリアを始めるにあたってはいくつかのクラブからオファーがあったのですが、私自身がぜひレッズレディースでやりたい、ということでお願いしました」

現役時代は、レッズレディースに入るイメージはありましたか
「全然イメージできなかったですね。内心では入りたいと思っていましたけど、ご縁がないとなかなか入れるものではないでしょうし。それで言うと、今回は引退してからではありますけど、こうしてレッズレディースというビッグクラブとのご縁をいただけたのは、本当にありがたいと思っています」



実際にクラブの中に入って、印象が変わったところや新たに見えたところについてはいかがですか
「まず、環境面がすごく恵まれていると思います。ピッチも常に確保されていますし、日々いい状態でトレーニングができるのはありがたいことです。

そして、レッズレディースユースに指導者として携わるようになってからは、育成の選手たちが『トップチームに昇格したい』と、本当に強い気持ちを持って日々サッカーに取り組んでいることが分かりました。私も伊賀の育成にいましたけど、人数などはレッズレディースの方が多くて、競争率も激しいです。そこでの情熱やパワーには大きな違いを感じていますし、そこがこのクラブの強みなのかなとも思っています」

指導者としては、お名前の挙がった正木ヘッドコーチだけでなく、森栄次アカデミーダイレクター、楠瀬直木監督など、指導経験豊富な方がたくさんいらっしゃいます。みなさんからは、どのようなことを学んでいますか
「特にユースを指導するときには、私が考えたトレーニングメニューを森さんに見ていただいて、内容についてのアドバイスをいただいています。細かい意図などを教えていただけて本当に勉強になりますし、そういう環境があることに感謝しています。森さんからは、いずれはどこかで監督にもトライした方がいい、とも仰っていただいています」

ご自身でも、いずれは監督を目指していかれるお気持ちはありますか
「はい、指導者を志したときから、将来は監督をやってみたいと思っています。なでしこリーグや育成の監督などやってみたいですね。最近では女性の指導者も増えてきていますし、自分もいろいろなものを吸収しながら、そうした場に立ちたいと思っています」

(Vol.2へ続く)
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