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25.04.20

2024-25 SOMPO WEリーグ 第18節 vs AC長野パルセイロ・レディース 【MATCH PARTNER 三菱重工】 試合後監督コメント

【堀孝史監督】

「選手たちが2試合連続で最後までしっかり戦って、この前は同点にし、今日は勝ちきってくれたことに感謝しています。あらためて、素晴らしい選手たちだなと思っています。

自分が監督を務めさせてもらってからいろいろなことを選手たちに伝えていく中で、攻守両面でそういった情報が多少頭に入りすぎているのか、お互いのゴール前のところで、チャンスはあるけどそこで決められない、一瞬の隙で失点してしまうところが今日もありました。その辺のことをもう少し考えながら、選手たちと進めていきたいと思います」

(今日の試合では、これまで左サイドでの起用が多かった丹野凜々香選手を右サイドで起用しました。どのような狙いがあり、それはどのくらい出せたのでしょうか)
「前節、丹野は左サイドで非常にいい働きをしたと思っています。そこからもうひとつプレーの幅を広げていければ、という思いがありました。もしそれがあったならチームとしてもプラスになるのではないかという考えで、そのような起用をしました。

プレーも良かったと思います。ただ、練習でも少しやっただけですし、周りとの関係や、周りの選手も丹野があそこに入ったときにはどういうことが起こるのか、ということを感じながらやってくれれば、一つのオプションになると思っています」

(今日はここまで出場時間が少なかった、長嶋玲奈選手と高塚映奈選手が得点しました。チームの底力を感じましたが、その点についてはいかがでしょうか)
「選手たちにも常々言っていますが、リーグに関しては18人しかメンバーに入れないのですが、シーズンという意味では選手全員が戦力であって、そこでしっかり競争しながら、こちらは次の試合に出る選手を選んでいきます。力のある選手が多いので、その選手たちがトレーニングでしっかりやってくれていることが形に出たのではないかと思います」

(3戦連続で、終盤のゴールで勝利したり、引き分けに持ち込んだりしています。最後に点を取れる要因をどのように考えていますか)
「一つは、チームのトレーニング以外のところで努力をしている選手は、苦しいときに力を出せるというところもあります。あとは選手同士が、誰が出ても信頼関係を作れているので、その中で思い切ったチャレンジをできるのだと思います。今日の2点目も、あの距離から入る確率はそこまで高くないかもしれないですけど、そういうチャレンジを許す環境を選手たちが作っているところは大きいと思います。そういうものはなくさずにやっていきたいです」

(失点直後の交代は失点前から準備していましたが、どのような狙いがありましたか)
「1-0でリードしている状況だったので、ゴールを奪うことを狙いつつ、後ろの安定を求めたいと思って準備していました。しかし、そのタイミングが遅れた部分もあって、失点になってしまいました。ただ、守備でもガッチリ守ろうということだけでなく、攻撃面のことも考えてやっていましたから、最後の得点も、そういうところから選手がやってくれました。理解力・実践力のある選手たちなので、そこは選手たちが表現した結果だと思います」

(残り試合が少なく、僅差の優勝争いとなっていますが、ここから選手に大切にしてほしいこと、監督ご自身が大切にしていきたいことはどんなことでしょうか)
「試合前のミーティングで選手たちに話しましたが、自分たちも大変ですけど、競っている相手にもいろいろなストレスがあるということ。戦術面でコーチングスタッフからいろいろなことを伝えてしまっている部分もありますが、最終的には勝ちたいという気持ちを強く持つこと、目の前の1試合に集中して戦うこと、あとは仲間を信じる、そういう環境でやっていくことが大事だと考えています。やらなければいけないことをしっかりやる、まずはそこがあってのチャレンジだと伝えました。

自分としては、選手たちに伝えたことに対して正直に、いい関係でやっていきたいと思います」

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