News

24.05.25

2023-24 WEリーグ 第22節 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【MATCH PARTNER 三菱重工】 試合後選手コメント

【清家貴子】
「前半は見ての通り重かったと言いますか、自分たちらしくなかったな、というのはあります。『最後にこれか』というのはあったのですが、後半に取り戻して来て、80分の時点で1点差でしたけど『絶対に追いつくだろうな』と思っていました」

(1点目は清家選手らしい抜け出しからの得点でした)
「これまではあの形を結構外していたので、今シーズンはあそこで決めきれるようになったのが成長かなと思います」

(2得点目は、チームを救う同点ゴールとなりました)
「あのゴールは、自分が決めましたけど、チームメートやこのスタジアムに来てくださったファン・サポーターのみなさん、全員で押し込んだゴールだと思います。みんなの力だと思いましたし、感謝したいです」


【長船加奈】
「前半は結構いやな流れが続いていて、後半もはじめのほうは相手に押される形が多く、どこかで流れを変えたいと思って、裏を狙いながらプレーしていました。CKが3本続いたところで、自分たちの流れが来ている感覚がみんなの中であったので、そこで『いけるかも』と思い、その流れに乗って引き分けまでいけたと思います」

(WEリーグ初ゴールとなる得点でした。得点シーンを振り返ってください)
「『来そう』という予感があって、あのスペースに飛び込んでみました。うまくそらしてくれたことであそこにボールが来たと思うので、信じて走り込んで良かったです」

(個人としては苦しいシーズンだったと思いますが、いい形で締めくくれたと思います)
「リハビリ続きで、復帰してからもなかなか試合に絡めていなかったので、最後にこうやってみんなと一緒に楽しくサッカーをできて良かったと思います」


【栗島朱里】
「複数失点してしまうのが久しぶりだったので少し焦ってしまいましたけど、最終的に3-3で追いつけました。勝ちたかったですけど、劣勢から追いつけたのは良かったと思います」

(試合に入るときはどういうことを意識していましたか)
「相手が疲れていて前半の勢いもなくなっていましたし、負けている状態だったので点を取りにいかなければいけないということで、攻撃のスイッチ、得点につながるようなプレーをしていこうと心掛けて試合に入りました。あとは、前半は相手にボールを握られている時間があったので、もう少し球際に行きたいと思っていて、後半から入ったフレッシュな自分が守備の強度を上げていきたいと思っていました。クロスバーに当たったシュートは決めたかったです」


【水谷有希】
「今日は相手がうまかったです。ギリギリまで相手を見るとか、周りの選手が角度をつけてサポートするとか、そういう細かいけどサッカーでは当たり前のことをしっかりやってきて『やっぱり強かったな』という印象がありました。今回は優勝が決まっていましたけど、こういう相手と優勝が決まっていない状況で戦うことも必ずありますし、そこで優勝が左右されるところもありますので、どうやって勝ちきるかは来シーズンの課題だと思います」

(今シーズンはどんなシーズンでしたか)
「まずはチームが迎える試合に対して、自分が怪我や病気をせず、1年間を通してちゃんと戦える状態でいられたことは本当に良かったと思います。チームとしてはいろいろなミスなどはありましたけど、それを確実に改善していったことで結果がついてきたと思うので『強くなったな』というシーズンでした。今日のミスについても、チームとしてしっかりと次に生かしていきたいと思います」


【伊藤美紀】
(三菱重工浦和レッズレディースに加入して最初のシーズンでしたが、どんなシーズンでしたか)
「自分らしいプレーを100パーセントできたかと言われると、チームがずっとやってきたこともある中で、少し難しい部分もありました。シーズン中盤くらいにはスタメンではなくなった時期もあって、もがくこともありましたけど、まずは自分の良さやプレースタイルについてコミュニケーションをとっていくようにして、そこからはゴールもたくさん取れるようになり、最後のほうは少しずつ自分らしさも出せるようになってきました。でも、まだまだ得点できたと思いますし、みなさんを楽しませる、ワクワクさせるようなプレーも、もっとできたと思います。そこはオフの期間で整理して、来シーズンにどういうふうに入っていくかをしっかりイメージしながら休みたいと思います」

(このチームに来て一番成長できたと思うのはどんな部分ですか)
「INAC神戸レオネッサではバランスを取ることを意識していて、後ろの穴を埋めるとか、プレーの重心が後ろになることが多かったです。最初はその癖が抜けきらないところがあって、サイドハーフでプレーしていても、バランスを意識し過ぎてゴール前に入れないところがありました。でも、その良さを残しつつゴール前に入っていかないといけないと思っていたので、ゴールを取るところは成長を目に見える結果として出せたと思っています」


【柴田華絵】
「最初はボールを持たれる時間が多く、ベンチからも『行け、行け』と言われていたんですが、みんなも行きたいんですけど、なかなかボールホルダーに行けませんでした。その時間帯に失点してしまったので、そういうところはまだ弱さなのかなと感じます。

ただ、その中で追いつけたのは、今シーズンで成長できた部分があったからなのかなと思います」

(今シーズンはWEリーグをホーム無敗で終えることができました)
「それについてはファン・サポーターのみなさんの力がすごいんじゃないかと思います。アウェイにもたくさんの方が来てくださっていますけど、ホームでのパワーはそれよりも大きなものがありますし、奮い立たせてもらえるなと、すごくパワーをいただいています」

(あらためて、ファン・サポーターのみなさんに向けてひと言お願いします)
「みなさんのおかげで優勝できて、アジアのタイトルも獲ることができました。みなさんにとってもいいシーズンになったと思っていただけるなら本当にうれしいです。でも、これで満足することなく、また次のシーズンもみなさんの期待に応えられるように頑張りたいです」


【島田芽依】
「前半に3失点してしまって、守備でもうまくはめに行けなかったので、前線の自分たちからしたら『難しい試合にしてしまった』というおもいがありました。ただ、後半にそれを修正して入っていけたことは良かったと思います。後半は点を取るしかなかったですし、監督からも『前線からもっと行け』と言われていて、行ったら後ろの選手がボールを奪って前に送ってくれるので、後半は狙い通りの守備ができたと思います」

(今シーズンは9ゴールという結果でした。振り返ってみていかがですか)
「前半戦では点が取れていなかったのですが、アウェイのセレッソ大阪ヤンマーレディース戦から得点を重ねられるようになりました。でも、9得点という結果には満足はしていないですし、自分としてはもっと取れたという感覚もあります。今シーズンは(清家)貴子さんが20得点したので、自分も来シーズンからはそのくらい取っていかなければいけないという責任をすごく感じています」


【角田楓佳】
「リーグ最終戦のホームゲームということで『この試合は絶対に勝ちたい』という気持ちがみんなにあったのですが、入りのところで全体的にボールに行けない時間が増えたり、相手にボールを持たれて失点してしまったりするシーンが、特に前半は目立ってしまいました。今日の試合では自分自身、何もできなかった印象なので、また次に向けていい課題が出たと思います」

(今シーズンの収穫と課題についてはいかがでしょうか)
「自分の中では課題のほうが多すぎて、何に絞ったらいいのか分からないくらいです。足りない部分については、毎回実感させられたと思っています。でも、試合に絡む回数や時間も増えた中で、出場したときに自分の役割を把握して試合に入ることはできたと思いますし、WEリーグで自分が出したい長所、自分が自信を持てるようなプレーも、たくさん出せたと思います」


【池田咲紀子】
「ある程度相手に持たれることは想定していましたが、それにしてもやらせすぎてしまったと感じています。ボールにプレッシャーがかかっていないので限定もできないですし、奪いどころがハッキリしない部分を、前半から感じていました」

(後半は守備陣のメンバーが代わりましたが、どんなことを意識して入りましたか)
「フネちゃん(長船加奈)も(佐々木)繭も普段から一緒にやっていますし、不安は特にありませんでした。ただ、1失点目などは分かっていても相手に上回られてしまったところがあったので、ハーフタイムの時点でフネちゃんには『相手のプレッシングが思っているよりも速かったり深く入ってきたりするから、判断を早くしてほしい』というのは伝えていました」

(最後は鈴木佐和子選手と交代しましたが、何か言葉をかけましたか)
「私も先輩が引退するのは送り出してきていますけど、自分よりも年下の(GKの)選手がこういう形で引退するのは初めてでした。代わるんじゃないかとは思っていたので、楽に入らせてあげたいおもいもありましたし、そうできなかったのは申し訳ないですけど、交代のときは『思いっきりやってこい』と声をかけました。ずっと悔しいおもいをしてきている選手ですけど、ぶれずに頑張ってきたところはずっと見てきたので『お疲れ様、本当によく頑張ったね』と言いたいですし、(鈴木)佐和子の分まで、これからも自分がもっと頑張らないといけないと思います」


【鈴木佐和子】
(三菱重工浦和レッズレディースの一員として、初めて浦和駒場スタジアムのピッチに立ちました)
「ずっと目標にしてきたことだったので、最後にみんながそういう場をつくってくれて、とても感謝しています。スタジアムに来られたみなさんに少しでも自分のプレーをお見せすることができたので、とてもうれしいです」

(プレーではどんなことを意識していましたか)
「負けている状態でしたのでとにかく失点はしないようにと、あとは自分のミスでゲームの流れが悪い方向に変わることがないように意識していました」

(ご自身が入ってから、チームは同点に追いつきました)
「(清家)貴子には本当に感謝したいです」

(これで現役を終えることになりますが、最後にファン・サポーターのみなさんに向けて、メッセージをお願いします)
「みなさんのおかげで、体が小さいながらもここまでGKとしてサッカー人生を歩めたと思っています。これからの人生でも、みなさんのパワーが絶対に力になると思うので、一生懸命頑張りたいと思います。ありがとうございました」
ニュース一覧に戻る