栗島朱里



みんなを信頼しているからがんばれる
毎試合、一生懸命戦いたい




前節でリーグ通算100試合出場達成となりました。率直な思いを聞かせてください
「意識はそんなに強くなかったのですが、昨シーズン終了時点で92試合に出場していたので、順調に行けば今年の試合で達成できるかなって思っていました。しかも、(菅澤)優衣香さんの200試合出場達成と同じタイミングだったので驚きました! 優衣香さんとは、『試合に出られたら一緒に達成できるね。勝って、笑顔で達成できるようにがんばろう』って話していたんですよ」

デビューから10シーズン目での達成でした
「全然あっという間という感じはなく、長かったなと思いました。キャリアの前半は試合に出たり出られなかったり、ケガもありましたけど……後半は順調に来ているかなと思います。その中で一番思い出に残っているのは、前十字靭帯を切った後の復帰戦(※2015年 第3節 vs ASエルフェン埼玉)。その試合では、初めて右サイドバックとしてフル出場してPlayer of the Matchをいただいたことが記憶に残っています」



昨シーズンから主戦場であるボランチに戻り、現在も攻守に活躍しています
「昨シーズンはすごく楽しかったですし、手応えを感じた部分はありましたけど、今シーズンに入ってからは、より成長するためにはまだまだ足りないと感じています。もっとがんばらないといけませんし、攻撃な部分や攻守の切り替えも、もっとできる。プレースタイル的に目立つタイプでも目立つプレーヤーでもないので、ピッチに立っている以上は誰よりもがんばりたいですし、自分の良さを出してレッズレディースに必要とされる選手になりたいです」

そんなレッズレディースは栗島選手にとって、どんな存在ですか?
「アカデミー出身が多くて、小さい頃から一緒にやってきた選手もいっぱいいます。移籍加入してきた選手も優しくて、居心地が良いんです。みんなを信頼しているから、自分もがんばろうって思える。そんな存在です。本当にレッズレディースは仲が良いですが、今は特にピッチ上でも一人ひとりが自分らしくプレーできているのもいいなと感じています」

そのチームで優勝を目指すシーズンです。ファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします
「声を出す応援はできない状況ですけど、横断幕や拍手は心強いです。試合を見に来てくれた方々や配信などで見てくださるみなさんに、見て良かったなと思うような試合をしないといけないと思っています。その上で、先を見すぎずに、1試合1試合に勝てるように、毎試合、毎試合、一生懸命がんばっていきたいですし、応援してくださるみんなのためにも優勝したい。ここまでも楽な試合は1試合もありませんでした。毎試合が山場ですし、一生懸命戦って勝っているので、今節もいつもと変わらずに、一生懸命がんばります!!」




森 栄次監督

選手と監督が同じ方向を向き
一緒に戦っていきたい








みなさん、こんにちは。レッズレディースは前節のノジマステラ神奈川相模原に3−2で勝利し、ホームでの連戦を迎えました。

実は、ノジマと戦うに当たり、この試合はチームにとっても一つの分岐点になると考えていました。ここまで積み上げてきたものがある中で、監督が変わり新しくなったチームに対してレッズレディースの選手たちがどこまで対応できるか。もし、ここで負けてしまうと、このままずるずると後退してしまう可能性もあると感じていたのです。

しかし、選手はしっかりと結果を手にしました。これまでであれば、2点先行し追いつかれてしまう展開では、焦りなどが出てうまくいかずに、引き分けや敗戦となることもありました。でも、ノジマ戦の選手たちに焦りはなく、相手に対してしっかりと対応していたのです。試合を見ているみなさんにとっては、押され気味でヒヤヒヤした内容に映ったかもしれませんが、ピッチ上の選手たちは非常にたくましかった。こちらが指示を出さなくても、試合配分やコントロールができるようになっていたのです。それを目にできた試合となりました。

チームを作っていく中で、理想としているのはピッチ上の選手に託すことです。選手が主導というチーム作りに取り組んできましたが、レッズレディースを率いて約1年半の間に、チームも選手もこんなにも早く成長しているのは驚きとともに喜ばしいことでもあります。さらに、選手たちはいつも一生懸命に戦い、自分たちでこうしようと話し合う姿に“伸びしろ”も感じるのです。もちろんまだまだな部分はたくさんあります。でもレッズレディースは今、大きな花を咲かせようとしている時期なのです。それを邪魔せずに後押ししたい。その思いが広がっています。

結果を求める世界で戦う上では、選手と監督が同じ方向を向くことがとても大切です。こちらから伝えていくこともあるけど、選手からも言ってきてくれる。そんなふうに“一緒に戦う”ことができないと意味がない。選手と監督が向き合うと、選手対監督のような構図になりますが、そうではなく、チームとして同じ方向を向いて、相手に向かっていく。それができるレッズレディースを作りたいと思っています。そして、それはピッチの11人だけではなく、チーム全員であることも重要です。今のレッズレディースは、選手層も厚くなりましたし、個々にユーティリティ性を持たせています。そうすることで、そのポジションでプレーする厳しさ、苦しさ、苦労がわかるのです。

サッカーはチームスポーツ。お互いがお互いをカバーしたりフォローしたりすることで、チームは活性化していきます。ピッチの上でも外でも、相手を思いやること。それがレッズレディースのチーム一丸の源で、他者を思いやるプレーをするチームでありたいですし、選手にもその心を求めていきます。そうすればレッズレディースは、もっと強くなる。そして、その思いをピッチで存分に出せるように、試合を見てくださるみなさんに届けられるように一生懸命戦いますので、本日も一緒に戦ってください。よろしくお願いいたします。


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