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試合に勝つという最低限の目標は達成できた

◆リーグ再開初戦、コノミヤ戦での手応えはいかがでしたか。
「試合に勝つ、ということが、最低限の目標だったので、そこを達成できたことはよかったです。でも今後の試合を考えると、まだまだだと感じます。決定力の部分や、あれだけ引いていた相手にチャンスを作られることもありましたし、そういうところをチームとして確実に潰せるようになっていかないと、隙を突かれて失点してしまう可能性もあると思います。そうした部分で課題はたくさんあると感じていました。」

◆引いた相手にカウンターからチャンスを作られたというところで、具体的にはどのような改善点があると考えていますか。
「ひとつは自分やディフェンスラインの選手が1対1で負けないとか、早めに潰せるのがベストだと思うので、そこは突き詰めていきたいです。あとはカウンターを受けてしまうときというのは自分たちがボールを持っているときに中盤で横パスを奪われるとか、失い方が悪いことが多いです。そうした安易なミスを減らしていくことが大事ですし、ちょっとの意識で変わってくると思うので、そこを減らしていければ、ピンチになるような場面は、コノミヤ戦では作られなかったと思います」

◆攻守の切り替えの徹底も非常に大切ですね。
「失った時点で、その場で前からプレッシャーをかけていければ、前のほうでボールを奪えることが多いです。そこは練習でもずっと言われていることで、はじめのころに比べたら、前線の選手もだいぶ守備の意識が高くなっていますし、続けていきたいです」


攻撃でパワーを取り戻せてきている

◆リーグ再開して、チーム全体の雰囲気はいかがですか。
「リーグカップも結構いい形で来ていましたし、全体の雰囲気はいいと思います」

◆リーグカップでの経験を今後のリーグにどのように生かしていこうとしていますか。
「リーグカップでは、攻撃にパワーを持ってできたことが多かったと感じています。リーグ序盤では、なかなか攻撃にうまくつなげられない部分があったんですけど、パワーを取り戻せてきていて、いい形になってきたと感じています。その部分を続けて行きつつ、決めるべきときに決められるようにしていきたいです。
守備の部分では、リーグカップの準決勝で、日テレに4失点し、現時点での力の差を感じました。相手の動きに対して後手に回ってしまっていましたし、スピードについていけない部分を感じたので、もう少し周りとの連係を取ったり、スピードに慣れたりしていかないと、日テレのようなチームには勝てないと感じました。その部分が課題だと思っています」

◆今の守備陣は若いメンバーが多く、長船選手にリーダーシップが求められていますね。
「ただ、(乗松)瑠華も、世代別の代表でセンターバックをやっていますし、GKも声を出してくれています。自分がというよりもみんなで声を掛け合いながら、という感じでやっています」


結果とともに内容も求めていく

◆今節は湯郷ベルとの重要な試合です。試合のポイントや警戒しなければいけない点は、どんなところでしょうか。
「アウェイで対戦したときは、自分のパスを奪われてカウンターから失点してしまいました。つなぐ場面と蹴る場面の判断も大事になってくると思いますし、湯郷にはぐいぐい来る、ゴールに強い意識を持った選手が前線に多いので、そうした部分をどれだけ自分が潰せるかは試していきたいです。
これまでの湯郷との試合ではチームとしての守備はできている感覚があるので、あとは1対1でしっかり勝って、ミスも無くしていきたいです」

◆試合への意気込みを聞かせてください。
「勝つことが最低限の目標だと思います。勝たなければいけない試合ですから絶対に達成したいですし、その目標にプラスして、内容も求めていきます。コノミヤ戦は勝てましたけど、自分自身も含め、そこまで内容に納得できませんでした。今度はもっと気持ち良く勝てるゲームをしたいです」

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