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FCWC準々決勝 vsアルジャジーラ プレビュー「浦和レッズの名を世界に響かせよう」

国際サッカー連盟(FIFA)主催によるクラブチームの世界最高峰トーナメント、FIFAクラブワールドカップ UAE 2017(FCWC)が12月6日、アラブ首長国連邦(UAE)で開幕した。

AFCチャンピオンズリーグで10年ぶり2度目の優勝を果たし、栄えあるアジアチャンピオンとして本大会に出場する浦和レッズは、9日(土)20時30分(日本時間25時30分)にアブダビのザイード・スポーツシティ・スタジアムでキックオフされる準々決勝からの登場だ。

日本勢でアジアの覇権をつかんでFIFAクラブワールドカップに出場したチームは、過去に07年のレッズと08年のガンバ大阪があるが、その2年間はいずれも大会が日本で開催された。今回は中東アラビア半島にあるUAEでの開催。日本勢が海外でのFIFAクラブワールドカップに出るのはレッズが史上初となる。

初戦の相手は6日の1回戦でオセアニア王者のオークランドシティを1-0で下した地元UAE(開催国)の代表、アルジャジーラに決まった。アルジャジーラはFIFAクラブワールドカップ初出場。2016-17シーズン、国内リーグを制しての出場だ。

指揮官はかつてバルセロナFC(スペイン)やチェルシー(イングランド)といったメガクラブでのコーチ経験もある、オランダ人のヘンク テン カテ監督。4-2-3-1の布陣で守備を固め、1トップに入るUEA代表FWマブフートや、コリンチャンス(ブラジル)在籍中の12年にFIFAクラブワールドカップ決勝でチェルシーに勝って世界一に輝いた経験を持つFWロマリーニョが、鋭くカウンター攻撃を狙っていくスタイルだ。

オークランド戦では相手にボールを支配されて17本ものシュートを打たれたが、UAE代表GKハセイフを中心に粘り強い守備を見せ、38分にロマリーニョがこぼれ球を強烈な右足シュートで得点につなげ、その1点を守り切って勝利した。

1回戦を見る限りは特別変わった攻撃を仕掛けてくる様子はなかったが、前線に個の能力が高い選手がいるため、カウンターには注意したいところだ。レッズとしては前掛かりになっているときに不用意にボールを奪われないよう、また、奪われたらすぐに切り替えるなど、つねに集中を怠らないことが必要になる。なお、本大会ではビデオアシスタントレフェリー(VAR)が導入されている。特にペナルティーエリア内でのホールディングなどには細心の注意を払いたい。

レッズは4日夜に日本を離れ、5日から現地での練習を始めている。時差調整はぬかりなく進んでおり、相手が決まったことで選手たちの士気も良い具合に上がってきた。

Jリーグ54クラブの代表として、そしてアジア2万クラブのチャンピオンとして、世界31万1000クラブの頂点を目指す本大会。まずはアルジャジーラを下し、「浦和レッズ」の名を世界に響かせよう。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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