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FCソウル戦試合後公式会見

ACLグループステージMD2 vsFCソウル 試合後のコメント

【ミシャ監督】
「今日のゲームは非常に厳しいゲームを予想していました。なぜなら我々レッズはこの短い期間の間に、今日で4試合を戦っているからです。そのタイトな日程に加えて、シドニーへの長い移動があった中でのこの4試合目でした。

反対にFCソウルは、先週の火曜日に上海上港と試合をして、今日のゲームの間に1週間という十分な時間がある中で、しっかりと準備をして今日のゲームに臨んでいました。FCソウルは大きなアドバンテージを持った中でのゲームでした。ただ、蓋を開けてみると、我々が想像していたより比較的いい形でゲームは進んできました。

FCソウルはアジアで最も強いチームと言っていいチームです。ただ、そのチームを相手に、我々が今日のような試合ができたのは、選手たちが立ち上がりの1分から非常にすばらしいプレーと、強い気持ちを見せて闘ってくれたからだと思います。今日、我々は開始20分くらいで、試合を決定づけるようなパフォーマンスを見せることができました。70分過ぎくらいまでは、我々のチームはすばらしい内容のゲームができました。その後は連戦の疲れが見え始めた内容でしたが、試合全体を見てもすばらしい結果だったと言っていいと思います。

ただ、今日は大差でゲームを終えることができましたが、今後も大差で勝てるとは限りません。しっかりと気を引き締めて次の試合に向けて準備していきたいと思います」

【李 忠成】
「個人的に2試合連続のマンオブザマッチに選んでいただき、そしてこの会見の場に来ることができて、とてもうれしく思います。チームとしては取るべきところでしっかり点を取って、浦和レッズらしいコレクトなゲームができたと思います。特に前半は、しっかり各々の選手が仕事をして結果を残してくれました。今までは、決められなくて自分たちで難しいゲームにしていましたが、今回は結果もしっかりついてきた試合だったと思います」

【質疑応答】
(前線には興梠や武藤だけでなく、途中からラファエル シルバやズラタンも入ってきたが、どのようにイメージをシンクロさせているのか?)
李 忠成
「そこまで意識はしていません。FWは乗るか乗らないかが大事です。乗った選手がスタメンに出られると思っていますし、乗るまでの準備のプロセスがとても大事だと思います。それが結果にも出るので、選手は自分のパフォーマンスを100パーセント出すことです」

(前半に得点を重ねられた要因は?)
李 忠成
「やはり守備だと思います。攻守の切り替えがとても早かったですし、前線の3人だけでなく、中盤やディフェンスの選手も、ボールを取られた瞬間に、相手よりも早く守備に行っていい攻撃につながったと思います」

(前半に大差がついたが、ハーフタイムで選手たちにはどんな指示をしたのか?)
ミシャ監督
「受け身に回ったら良くない展開になると話しました。立ち上がりからボールをキープするだけでなく、特に最初はアグレッシブに入っていくこと、そして得点を狙って行くことを伝えました。70分までに得点してもおかしくないチャンスを作れていました。70分過ぎから疲れてくることは予想していましたので、その後は徐々にリードを守る展開になるだろうと予想していました。できれば5-1のスコアで終えたかったですが、残念ながら最後に2点目を取られてしまいました。

サッカーをやられた方でないと分からないと思いますが、10日間の間に4試合を行うことは非常に厳しいものがあります。特にシドニーへの移動は、飛行時間だけでなく、10日間全体の移動時間を考えたら片道30時間くらいかかるような移動でした。その移動もありながらの10日間の4試合というのは、選手にとって非常に負担がかかります。その中で今日見せてくれた選手たちのパフォーマンスであることを忘れないでいただきたいです」

(速い攻撃が効果的だったが狙い通りだったのか? 今日のボランチでプレーした駒井選手の評価について)
ミシャ監督
「今日の試合前のミーティングは、非常に短いものでした。昨日の会見の席で受けた質問の中に、ここまでの公式戦3試合について、鹿島、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)、横浜F・マリノスと、この3試合を監督としてどう見ているかという質問がありました。私は手応えのある3試合だとコメントしました。なぜなら、鹿島戦は2点リードされる展開でしたが、後半に興梠選手が入って2-2に追いつくことができました。残念ながら自分たちのミスから3失点目を喫してしまいましたが、あのようなミスは、サッカーの世界ではたまに起こってしまうものです。負けた中にもチームの手応えを感じることができました。鹿島戦は、負けはしましたが手応えのあった試合でした。

WSWには4-0で勝利して、すばらしいゲームができました。その後のマリノス戦は3-2で負けましたが、91分の時間で、見ている人たちの評価は、浦和からぐっとマリノスに傾いたのではないかと思います。もちろん結果を見て評価されるのはみなさんですが、ただ私は監督として結果だけで評価しないことを、みなさんにもご理解いただきたいです。

マリノス戦に関しては、齋藤選手に気をつけるようにチームとして戦っていましたが、サッカーですので、自分たちがいくら気をつけていてもやられてしまうことはあるでしょう。我々も勝利できるチャンスがあったわけですが、結果的に我々が負けてしまいました。ただ、内容では、特に後半は、運動量でも球際でも、そしてチャンスの数でも上回っていたと思います。ただ、そういう拮抗した試合の中で負けてしまうこともあるでしょう。私は、マリノス戦に関しても、決して下を向くような試合ではなかったと思います。自分たちが間違った方向に行っていないことをあらためて確認できました。

今日のゲームで、試合前に選手たちに話したことは、我々が勝つぞと、間違いなく勝てるゲームだということを伝えました。5年間、このチームを率いていますが、前節の結果の中で、次は絶対に負けないという強い気持ちを必ず次の試合で持って戦い、自分たちへの批判であったり、圧力を跳ね返すだけの選手たちです。私は選手たちをよく知っています。こういう状況の中で、選手たちは必ず次の試合でやってくれる、私はそう確信していました。

私はみなさんもご承知の通り、なかなか普通の歩き方をしていないような腰の健康状態ですが、まだいい目を持っていることは自信を持っています。駒井選手は、どこが的確なポジションなのか以前から十分に理解していたつもりです。ただ、その選手に対して、いつ、どのタイミングで起用するのかは、監督としてタイミングをうかがったり、判断してきました。今日がそのタイミングでした。浦和であのポジションをやることは決して簡単ではありません。十分なチーム全体の戦術を理解した上でないと、あるいは、時間をかけてチーム全体の戦術を理解した上でないとあのポジションはできません。若い選手にいきなりそこをやらせて、できないと評価の烙印を押してしまうのは簡単ですが、そういう中で彼がその時期が来た時に起用するのが、その選手のためであろうと思います。

敏捷性とスピードのある選手は、これからのサッカーに求められる選手の質であろうと思います。今日の試合で選手にもう一つのポイントとして言ったことは、日本では韓国と日本の選手が対戦すると、日本の選手は技術はあるが球際やフィジカルで韓国の選手に劣ると言われてきました。ただ、私はそうでないことをピッチで証明しろと選手に言いました。球際や運動量で負けていないことを表現しなさいと、そういった烙印を押されてきた過去を払拭しなければいけないと伝えました。

私は選手がそうであることを信じていましたし、実際に選手たちはそれを証明してくれました。そういった先入観で見るべきではないと思います。ポジティブに考えることは、物事を実現していく上で大事なことです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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