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ACL グループステージ MD6 vs 北京国安「大量3得点で北京国安撃破!ラウンド16に駒を進める」

21日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ2019グループステージ MD6 北京国安戦に臨んだ。

レッズはアウェイで苦しめられた北京国安を3-0で快勝し、ラウンド16への切符をつかみ取った。

リーグ第12節 湘南ベルマーレ戦から中3日。オリヴェイラ監督はGKに西川周作、DFライン右から鈴木大輔、マウリシオ、槙野智章、両ワイドには森脇良太(右)と山中亮輔(左)を配し、セントラルミッドフィルダーには青木拓矢、エヴェルトン、柏木陽介、2トップに武藤雄樹と興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

レッズはレギュレーション上、勝利をするか、0-0の引き分けならグループステージ突破となるが、1-1や2-2の引き分けの場合は敗退が決まる難しい試合。

選手たちは口々に「試合の入り方が重要」と話していたが、レッズは立ち上がりからハイプレスを仕掛けてゲームを支配していく。前半2分には、左サイドを武藤と山中のコンビネーションで崩し、山中がクロスを供給。森脇はそのボールを落ち着いてトラップし、切り返しから左足でファーストシュートを放つも枠は捉えられなかった。

その後も主導権を握ってゲームを進めていたレッズだったが、前半13分、立ち上がりに相手選手との交錯で右ひざを痛めた柏木がプレー続行が難しい状況となったため、長澤と交代する。

後方から長いボールを積極的に供給してくる北京国安。セカンドボールのデュエルは時間の経過と共に激しさを増していく。レッズはフィジカルに優れた相手に対してチームで対抗し、レナト アウグストやホナタン ビエラの個人技にも食らいついていった。セドリック バカンブにDFラインの背後を取られたシーンでは、西川がシュートを左足に当てるスーパーセーブで切り抜けた。

34分、歓喜の瞬間が訪れる。ペナルティーエリア前で前を向いた武藤が前線に顔を出した長澤にパスを供給。長澤は冷静に右足を振り抜いて先制点を決めた。

さらに41分、身体の強さと推進力を見せて相手のプレスをかいくぐりながら左サイドを突破した長澤が中央にカットインしていくと、興梠が空けたスペースで武藤がボールを呼び込み、倒れ込みながらのシュートで追加点を決めた。

2-0で迎えた後半、レッズは立ち上がりから前への推進力を高めていく。47分には山中のクロスが武藤の頭にピタリと合うも、シュートはGK正面で追加点ならず。

全体がコンパクトさを保ちながら細かなポジション修正を繰り返し、組織的守備で相手を跳ね返していくレッズ。突破されたと思われたシーンでも、マウリシオや槙野が最後のところで身体を張り、シュートを自由に打たせない。

レナト アウグスト、ホナタン ビエラを中心に攻撃を組み立てる北京国安に対し、レッズは強固な守備組織を維持したまま、カウンターを主体に攻撃を組み立てていく。前半立ち上がりからピッチを縦横無尽に走り回っていた武藤は運動量を落とすことなく、長い距離の上下動を献身的に続けていく。

81分、勝負を決定づけるゴールを浦和のエースが決める。山中のスルーパスに反応した武藤がダイレクトで折り返し、ペナルティーエリア中央で待ち受けていた興梠慎三が落ち着いてゴールに流し込んで3点目を奪った。

87分、オリヴェイラ監督は興梠に代えてファブリシオをピッチに送り出すと、90+2分には武藤に代えて汰木康也を投入する。

その後もレッズは最後まで集中を切らすことなく全員が戦い抜き、アウェイで苦しめられた北京国安を3-0で破り、ACLのグループステージ突破をつかみ取った。

次戦は5月26日(日)14時3分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第13節 サンフレッチェ広島戦となる。

【興梠慎三】
「前節の湘南(ベルマーレ)戦で試合に出ずにこの試合のために調整してきたので、その中で全員がハードワークできたと思いますし、久々にいい試合をしたのかなという感じがします」

(いい試合をできた要因は?)
「前からアグレッシブに守備ができていたと思います。何より今までは得点して、引いて守っていたというか、そうではなくて2点目を取りに行こうということで前からどんどん行っていたと思いますし、2点取ってからも、引くだけじゃなくて3点目を取りに行こうということはチーム全員で話していました。そういう考え方が今まではなかったので、前節の湘南戦も2点取って逆転されていたので、同じことは繰り返さないようにしようということはみんなで話して臨みました。それが3点目につながったのかなと思います」

(3点目が非常に大きかったと思うが?)
「その前にモリ(森脇)からのボールを外してしまったので、どうにかしてそのミスを取り戻したいと思っていました。武藤からいいボールが上がってきたので、決めるだけでした」

(厳しい戦いが続いたグループステージを振り返って)
「グループステージは厳しい対戦相手だったと思いますし、できるなら1位通過したかったですけど、素直に突破できてうれしいと思います」

(アウェイの試合も含め、ファン・サポーターが後押しをしてくれたと思うが?)
「今日も平日にも関わらず2万人を超える、本当にたくさんの人が来てくれたと思いますし、そういう人たちのためにも勝利というものを届けたかったので、それが実現できてよかったと思います」

(すぐにホームでサンフレッチェ広島戦になるが、意気込みを)
「今日以上にファン・サポーターのみなさんが来てくれると思います。リーグではちょっと負けが続いていますし、広島もなかなか勝てない状況なので、お互いに難しい試合になると思いますけど、今日みたいな試合ができればいいと思います」

【武藤雄樹】
(最後は脚を攣っていたが?)
「僕はあまり脚を攣らないので、久しぶりに攣ったというところで、今日は前半から裏へスプリントをしたり、守備の部分もしっかり戻るところに戻るという運動量というのを出せていたと思うので、攣るくらいまで走れたというのは、チームにとって貢献できたということだと僕は思っています」

(得点シーンを振り返って)
「こういう大事な試合で『ゴールを決めるんだ』というふうに、今日は強い気持ちを持って試合に入っていました。前回のリーグの湘南(ベルマーレ)戦でメンバー外になって、自分の身体的にはアップのときからコンディションがすごく良かったので、今日はいけるという自信を持ちながらいい試合の入りができて、アシストであったり、気持ち良くプレーしていました。本当に長澤がいいボールを出してくれて最後は流し込むような感じだったので、しっかりゴールに蹴り込むことができて、貢献できて良かったなと思っています」

(ボールを出してくれという気持ちだったのか?)
「そうですね。前で興梠さんが相手をつってくれていたので、僕のところはほとんどフリーになっているというのが自分の中で見えていたので、本当に『出してくれ』という感じで、いいボールをくれて、最後は決めるだけだったので、しっかり決めることができて良かったと思っています」

(前半から逆サイドまで走って裏に抜けるという動きがあったが、意図や考えは?)
「やはり、相手の裏を突いていこうというところはありましたし、相手はすごくボールをつなぐのはうまいですけど、中盤のスペースだったり、背後だったり、狙えるところはあるというのはスカウティングの中でもありました。前半から僕自身は積極的に裏を狙っていこうという中でいい入りができたと思ったので、それが今日の試合はそのまま、僕自身も自信を持ってプレーできていました」

(守備のところで一番気をつけていたことは?)
「やはり(レナト)アウグスト選手と(ホナタン)ビエラ選手、あそこの2人が起点になって、本当に技術が高くてなかなかボールを取るのが難しかったんですけど、そこにプレッシャーを常に掛け続けようということは言っていましたし、そこから出てくるボールに対して、チーム全体で強く行けていたので、みんなで本当に集中したいい守備というのができたのが、今日のゼロというところで結果として表れたと思います。そこからの守から攻への切り替えというところで、みんなが前に前にスプリントしていったというのが、ここ最近とは違ったプレーを見せられたというか、出ていない選手が多かったですけど湘南戦の前半のような、そういった躍動感のあるプレーというのが、今日は試合を通して見せられたと思うので、良かったと思います」

(やっと嵌ったな、という試合だったのか?)
「今日に関しては本当にいい部分が多く出たと思うので、これを平均として常に出し続けなければいけないと思います。今日、グループステージ突破を決められたのはすごく良かったですけど、まだ何も成し遂げていないですし、これをまたリーグにもつなげていかなければいけないので、今日のいい感触というのを忘れないようにしながら、すべてがパーフェクトだったわけではないので、そのあたりも詰めていきながら、もっともっといいプレーを見せられるように、やっていきたいと思います。ただ、今日に関しては自信になるゲームだったと思います」

(相手が1人交代して少し形を変えたところで、監督から武藤選手に指示があったと思うが、どのような内容だったのか?)
「今日は最初は5-3-2でやっていこうというところだったんですけど、相手が真ん中で起点をつくりながら、サイドが少し空いてくるシーンもあったので、もう少し5-4-1のような形でやっていこうというような指示は試合中にありました。そのあたりでバランスを見ながら、僕自身もブロックをつくりながら、ただ、あまりにも下がりすぎるとズルズルいってしまって、よくないときの形になりがちなので、そこはベッタリではなくて、行けるところは行くということをチーム内で徹底しながらできました。今日は5-4-1でもブロックをつくりながら前にも出ていくという、そういうバランスというのはうまく取れたと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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