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ACL グループステージ MD1 vsブリーラム・ユナイテッド「槙野、橋岡のゴールで3-0の勝利」

6日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019 グループステージ MD1、ブリーラム・ユナイテッド戦に臨んだ。

レッズは後半に槙野が1ゴール、橋岡が2ゴールを叩き込み、トータルスコア3-0でACL初戦を勝利で飾った。

リーグ前節のコンサドーレ札幌戦から中3日、オズワルド オリヴェイラ監督はDFラインの右に森脇、右のワイドに橋岡、2トップの一角にアンドリューを配して試合をスタートさせた。

レッズは立ち上がりからボールを支配してゲームを進めていく。引いてブロックを形成するブリーラム・ユナイテッドに対し、槙野と森脇が積極的にビルドアップを行って、テンポ良くボールをつないでいく。アンカーのエヴェルトンは攻守のバランスを取りながらも、タイミング良く鋭いパスを前線に供給し、攻撃を活性化させていた。

アタッキングサードまでは容易に侵入していくレッズだったが、バイタルエリアでの効果的な崩しが作れないでいた。ペナルティーエリア前で柏木陽介のスルーから宇賀神がミドルシュートを放つなど、アイデアをプラスして打開を試みるもゴールネットを揺らすには至らなかった。

守備では自分たちのミスからカウンターを受けるシーンもあったが、槙野が冷静にカバーリングするなどして決定機を作らせない。ペドロ ジュニオールなど、強力なFWに対してもタイトなプレッシングを繰り返して自由を奪っていった。

0-0で迎えた後半、レッズは立ち上がりから前への圧力を強めていく。

すると50分、遂にその時が訪れた。左サイドを抜け出した長澤がCKを得ると、キッカー柏木のアウトスイングのボールを槙野が頭で合わせ、得意のセットプレーから今シーズン初ゴールを突き刺した。

その後、前掛かりになるブリーラム・ユナイテッドに危険なシーンを作られるも、オープンな展開を利用してレッズもゴールに迫っていく。58分には、柏木のスルーパスに反応した興梠がGKと一対一になるも、急いで戻ったDFに対応されてシュートまで持ち込めない。

66分、長澤のクロスを興梠が頭で合わせるも、GKに弾かれたボールはクロスバーに直撃。その跳ね返りに興梠が再び左足を振り抜くも、ゴール左にボールは逸れて追加点ならず。しかし、75分には長澤のミドルシュートの跳ね返りをゴール前に詰めていた橋岡が押し込みスコアを2-0とする。

77分、オズワルド オリヴェイラ監督は長澤に代えて柴戸を投入すると、84分には興梠に代えて汰木をピッチに送り出した。汰木はこの試合がレッズでのデビュー戦となる。

88分、マウリシオからボールを受けた汰木は、緩急で相手を置き去りにして左サイドを突破すると、慌てることなく後方からプレスバックしてきた相手をかわしてクロスを供給。ファーサイドに走り込んだ橋岡がこの日2ゴール目を叩き込んだ。

トータルスコア3-0。レッズは今シーズン公式戦初勝利で、ACLを好発進した。

次戦は9日(土)14時4分からサンプロ アルウィンで行われる、明治安田生命J1リーグ 第3節 松本山雅FC戦となる。

【槙野智章】
(ゴールを振り返って)
「これだけ流れを変えられるゴールはなかなかなかったので、個人的にもうれしかったです」

(チームとしてゴールが奪えていなかった中で、個人的にもゴールは意識していたか?)
「ゴールを意識するよりも、北海道コンサドーレ札幌戦の反省から自分たちが今何ができていなくて、なぜ点が取れていないのかを考えたときに、攻撃陣の責任だけではないと話しました。そこに至るまでのボールの動かし方、選手の配置を考えたときに、もう少しリスクを取ってもいいと思いましたし、今日は僕と森脇選手のポジションを高めることでゴールに向かって攻めていく姿勢を出すようにしました。それによって興梠選手とアンドリュー選手はボールを受けられましたし、ゴールに向かってプレーする回数と、シュート数も増えたと思います」

(前の選手と後ろの選手の意見がずれていたところは解消されたか?)
「そういったところもしっかり話し合った中で、共通意識を持つことはできています。問題が出ることを僕はポジティブに捉えていますし、みんなで共通意識が持てていますので問題ないと思います」

(引いた相手に対する圧力の掛け方としてはスタイルが見せられたと思うが?)
「最低限ですね。今日見せたプレーと結果は自分たちがこれまでに積み上げてきた最低限のものです。リーグが開幕して、自分たちができていなかったことがようやく今日出せました。あくまでもこれをベースとして上積みしなければいけません。勝てたことには満足ですが、チームとしてはこのような試合を当たり前にやらなければいけないと思います」

(前半は相手の守備に嵌っているようにも見えたが、もどかしさはあったか?)
「正直なかったです。リーグでの試合の方がもどかしさはありましたし、今日に限って言えば、ゴールに向かってチャレンジすることと、失った瞬間にボールを取り返しにいく姿勢がありました。数回カウンターを受けましたが、むしろ相手にボールを取られたときこそチャンスだと思って見ていました」

(ペドロ ジュニオール選手とのバトルもあったが?)
「レッズと戦うことを楽しみだとも話してましたし、欲を言えば細貝選手ともプレーしたかったです。ただ、アウェイで戦うブリーラムは今日とは別のチームだと思いますし、もっと難しくなると思います」

(チームの悪い流れは断ち切れたか?)
「そんなことはないと思います。ただ、今日新たにメンバーに入った選手たちのいい刺激はチームに入ったと思います。連戦の中で監督がどのようなメンバーを構成していくかは分かりませんが、みんなで乗り越えていく中で上積みしていければと思います。ただ、これくらいレフェリングのところはリーグでもやってくれたらもっと面白いかもしれませんね。今日のレフェリーは球際のところも流してくれたり、非常に激しくファイトすることができました」

(汰木選手のような若い選手が活躍してくれることでチームに勢いも出ると思うが?)
「いいと思います。橋岡も失敗からたくさん学んでいますし、聞く耳を持っていろいろなことにチャレンジする伸びしろのある選手です。汰木選手にしろ、もっともっと面白い選手がベンチにもスタンドにもくすぶっていますので、そういった選手がチームを救ってくれるような層の厚さを見せていかなければいけません」

【橋岡大樹】
(Jリーグとは違った雰囲気があったと思うが?)
「本当にタフなゲームになると思っていました。球際のところやアグレッシブに走ってくるところは、絶対にやらないといけません。相手もやってくるので、それ以上にやらないといけない、とみんなで話していたので、そこは今日できたと思います。自分自身も切り替えのところは本当にできていたと思います。本当にタフな試合になりましたが無失点に抑えることができたことは大きいですし、3点決めて勝ったことも本当に大きいことです。次のリーグにしっかりつなげられればいいと思います」

(試合前にオリヴェイラ監督に言われたことはあるか?)
「特にありません。試合後に、本当によくやった、と言ってもらいました。これで図に乗るわけではないですし、また同じことを繰り返さないように、しっかり謙虚さを持って、一日一日を大切にして、次の試合にいい準備をして臨みたいと思います」

(森保 一日本代表監督にもいいアピールになったのでは?)
「森保監督が来ていることは正直知りませんでした。そこでアピールすることは本当に大切ですし、2点取って目に見える結果を出せたので、少しは目に焼き付いたと思います。でも、それが1試合だけだったら、やっぱり1試合だけ良かったんだな、と思われるので、それを続けることによって、見ている側からも信頼してもらえると思います。そういったことを毎日続けられるようにやっていきたいと思います」

(2020年の東京オリンピックまで、もう少しで500日を切ることになるが、東京オリンピックへの思いは?)
「もちろん強くあります。でも、昨年も同じくらい強い気持ちでやっていたので、昨年と変えるつもりはありません。しっかり見据えてやっているつもりなので、そこは昨年と変えずにしっかりやっていきたいです」

(自分を見つめ直してと言っていたが、ここ数週間でなのか?)
「試合に出られなくなって、自分に何かが足りないから出られないと思い、もっともっと挑戦しないといけないと思いました。そこは試合に出られなくなってから気づいたことです」

(前半あれだけブロック敷いてきたが、どう崩そうと思っていたのか?)
「セットプレーだったり、裏への動き出しももちろんそうですし、積極的にクロスを上げていかないといけないと思っていました。前半は引かれて点は取れませんでしたが、セットプレーで槙野選手が1点取ってくれたので、いい流れが持ってこられたと思います」

(多くクロスを入れるシーンがあったが?)
「ひとつ成長できるところだと思うので、クロスの回数は増やしていこうと思っていました。それに次は精度を高めていかなければいけません。次は精度を高めてゴールにつながるアシストができればと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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