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2021シーズン新加入選手記者会見 [質疑応答 塩田・小泉・明本]

18日、埼玉スタジアム2002にて、2021シーズンの新加入選手記者会見がオンラインで開催され、塩田仁史、小泉佳穂、明本考浩が記者からの質問に答えた

【塩田仁史】

(FC東京時代に浜野征哉GKコーチの指導を受けていたと思うが、時を経て指導を受けることについてどういう心境なのか?)
「浜野GKコーチとは2004年から2010年まで一緒にやりましたが、僕はまだ20代で右も左も分からないプロの駆け出しのころでした。そこから10年経って、僕も40歳になりますが、また一緒に仕事をすることはすごくうれしいというか感慨深いものがあります。そういう気持ちとともにまた一緒に仕事ができる喜びが大きいです」

(塩田選手にはリーダーシップが期待されていると思うが、全体トレーニングをしてみてそういう点を発揮できそうだという手応えは感じたか?)
「今日が初日だったのでそこまで確信的なものはないですが、レッズには経験のある選手たちがたくさんいますので、その選手たちと共にしっかりと歩んでいきたいという気持ちが一番です。自分が引っ張っていくというよりはいろいろな選手と共に成長していければ良いなと思っています。チームが違う方向にいかないように見守りたいと思いますし、そういうことにならないように努力していきたいと思います」

(長いプロキャリアの中で浦和レッズは敵として意識せざるをえないクラブだったと思う。J1リーグ初出場もレッズ戦でFC東京時代はほとんど勝てず、大宮アルディージャ時代には一度勝てたと思うが、敵だと思っていたクラブに入ってプレーするのはどんな心境なのか?)
「Jリーグの中でビッグクラブと呼ばれるクラブで、僕自身もレッズが初優勝した2006年の第33節に味の素スタジアムでJ1リーグデビューしたと記憶しています。そのころの印象は埼玉スタジアムで戦うときも5万人くらいファン・サポーターの方々が来場されていて、その第33節も4万人以上の方が来ていた記憶があります。18年間戦ってきた中でこのエンブレムを付けるということに感慨深さもありますし、こういうクラブで戦うんだとまた身が引き締まる思いでもあります。とにかく自分ができることを全力でやりたいと思っています」

(これまでのキャリアの中で2008年にJ1リーグ34試合に出ていたが、それ以外のシーズンは出たり出なかったりしたが、ほとんどのシーズンで出場機会は得ている。その中でのメンタルの持ち方はGKとしてどういうふうに考えてきたのか?)
「以前プレーしていたFC東京もそうですが、土肥(洋一)選手や権田(修一)選手といった代表選手と切磋琢磨することが多かったです。レッズには西川(周作)選手がいて、有望な若手である(鈴木)彩艶選手もいます。そういった環境でやっていく中で、まずは常に自分にベクトルを向けて、成長したいと思いながらプレーしています。レッズでも素晴らしいGKの中でやって得るものがたくさんあると思いますし、常に学びだと思っています。それを自分のプラスに変えてまた成長したいと思いながらやっているというのが一番です。

その中で試合に出られないこともありますが、まずは僕自身、自分がいるクラブが勝つことが全てだと思っています。自分自身は全てを注ぐことに徹して18年間やってきましたし、付けたエンブレムに誇りを持ってまずは勝つことです。そしてトロフィーを掲げることに執着していきたいと思います。それは今回も変わりませんし、GKは1つしかないポジションで競争になりますが、切磋琢磨しながらも目標はトロフィーなので、それに向かってがんばっていきたいです」

(試合に出るGKは一人だが、競争でいかに良い状況を作り上げていくかがGKのパフォーマンスにつながっていくと思う。具体的に説明するのは難しいが、西川選手や彩艶選手とどういう環境を作っていきたいか?)
「GKはグループだと思っていますし、一人ではなく出る選手に対して他のGKがサポートする、それは誰が出ても同じ立場になると思います。しっかりと競争した上で監督が選んだ選手がピッチに立つわけで、その選手がゲームでしっかりとプレーできるように後押ししていきたいということが1つです。まずは自分がピッチに立ちたい。でもゲームになったときは浦和レッズが勝つことが全てにおいて優先すべきことだと思っていますし、そのためにもしっかりと貢献していきたいと思います。浦和レッズが勝つために最善のことをやっていきたいと思っています」

(今年40歳で同世代の選手が次々と引退してしまう中でキャリアを突き詰めていくモチベーションについてはどうか?)
「40歳という年齢にはあまり固執していませんし、一年一年自分が成長するために、自分の体を突き詰めていきたいということに執着してやってきました。それからチームが勝つためにということを考えて戦ってきたので、ここまで来たことに感情的なことはなくて、40歳のチャレンジということでもないというのが正直なところです。ただ、現実を見ればこの年齢で浦和レッズの関係者の方に声をかけていただいて、話していく中でそういった部分も評価していただいてありがたいです。浦和レッズというクラブが一番高いところにいくために自分が培ってきたことを出せるように努力してきたいと思っています」

【小泉佳穂】

(FC琉球では素晴らしいプレーぶりで、ボランチが主戦場だが攻撃的な中盤もやっていた。レッズではどちらで挑戦したいか?)
「どちらでもという感じですけど、チーム事情だったりフォーメーションだったり、監督の求める内容だったりで変わってくると思います。どんなポジション、どんなタイミングでもいい準備をして、どちらでも活躍できればと思っています」

(FC琉球にいるときに金髪にしてすごく目立つが、これからも金髪をトレードマークでやっていくか?)
「ひとまず、顔を覚えてもらうまでは目立つ感じでいこうと思っています」

(小野伸二選手は過去にレッズに所属しており、18番はレッズで小野選手がつけたことがある番号だった。そこは意識したか?)
「今回の番号は自分で選んだわけではないのですが、(小野)伸二さんのことは子供の頃から見ていて、伸二さんがレッズで18番を背負っていたことはもちろん知っていますし、18番になったことは本当に光栄ですごくうれしく思います」

(レッズのファン・サポーターの前でどういうプレーを見せたいか?)
「自分は攻撃的なプレーに特長があると思っていますけど、一番の特長はチームの勝利を貪欲に求められるところだと思っています。自分の特長だけでなく、守備や球際、ハードワークのところの動きを見ていただければと思います」

(プレーを見ていると右利きか左利きかまったく分からないくらいだが、そのようなプレーはJリーグでも珍しいが、どのように鍛えてきたのか?)
「元々は右利きなのですが、小学生のうちから左足も使えるように練習してきました。右足は何もせずともうまくなっていくと思っていて、小中高の自主練習の時間ではシュートもドリブルも左足を使うようにしていたので、両足を同じように使えるようになったかなと思っています」

(セットプレーのキッカーの役割も大事になってくると思うが、自身ではどのくらいやっていきたいか?)
「浦和レッズにはいいプレースキッカーがたくさんいると思います。自分がそれに匹敵する自信があれば多少は蹴りたいと思いますけど、現状はまだそこまで確かなプレースキックの力はないと思っていますので、そこは練習から高めていきたいです。チャンスがあれば蹴りたいですけど、まずは力をつけたいと思います」

(勝利を決定づけるプレーをやっていきたい、というイメージが強いか?)
「そこは自分の特長でもあると思うので、ゴールに直結するプレーでチームを勝利に導けるような選手になりたいと思っています」

(ファン・サポーターに見てほしいところは?)
「攻撃的な判断、ドリブルやシュートなど、ゴールに直結するプレーというのが一つと、勝利への貪欲なメンタリティーというものを何よりも見ていただきたいと思います」

(小野選手から何か特別な心に残る言葉、面白い話、一緒に練習して印象に残ることなどはあったか?)
「伸二さんにはFC琉球でお世話になりまして、とにかく自信を持ってプレーすること、と言われています。阿部拓馬選手と伸二さんが話しているのを聞いていたときも、自信が全て、自信がないといい選手でも活躍できないという話をしていたので、自信を持ってプレーするという言葉の本当の意味での大切さみたいなものを教わりました。練習から、ありきたりなんですけど本当にうまい選手だったので、1年半一緒にやってすごく勉強になりましたし、自分自身もそれで成長できた部分が大きかったと思います」

【明本考浩】

(栃木SCの試合を見ていて、本当にすごい選手だと思っていた。相当自信があると思うが、どのような選手になりたいか?)
「ものすごく野心を持っていると思いますし、やってやろうという気持ちはすごくあります。最終的にはこのクラブと共に成長していきたいと思いますし、その上にある日本代表も目指していきたいと思います」

(とにかくものすごい運動量と強度で90分間、あるいは90分以上プレーしていた。スタミナの元はどこにあるのか?)
「気持ちだと思っています」

(自分が野心の持ち主だと意識したのはいつ頃だったか?)
「小さい頃から負けず嫌いだったので、そういうところからきているのだと思っています」

(西野TDから「ハイクオリティーの万能型」という表現をされていたが、ポジション争いを勝ち抜くために、どういうプレーをピッチでアピールしていきたいか?)
「持ち味である90分間走り続けるというのは大前提ですし、そういう部分をしっかりと出していきながら、要所要所でポイントを作るとか、そういう部分は意識していきたいと思っています」

(埼玉スタジアムの雰囲気など、感じたことは?)
「1日でも早く赤いユニフォームが似合っている男になりたいと思っていますし、埼玉スタジアムの素晴らしい雰囲気とピッチで走り回りたいと思っています」

(リカルド ロドリゲス監督が「野心のある選手がいる」と言っていたが、まさに明本選手のことか?)
「そうだといいですけれど、そういう集団になっていけたら良いと思っていますし、そういうプレーを前面に出していきたいと思っています」

(昨年はJ2でリカルド ロドリゲス監督の率いていた徳島ヴォルティスと対戦しているが、印象は?)
「徳島さんは相手を考えながらポジショニングしてきて、僕たちは前からプレスに行きましたけれど、それをうまく剥がされて数的優位を作ってフィニッシュまで、という戦いをしてきました。すごく戦術家の監督ですし、そういう方の下で僕もプレーしたいと思って、このクラブに来ました。リカさん(リカルド ロドリゲス監督)の下で、僕も一緒に成長していきたいと思っています」

(背番号15はエスクデロ競飛王選手がレッズ在籍時につけていた番号だが、関係はあるのか?また、エスクデロ選手とやりとりをして印象的な話はあったか?)
「この背番号はセル君(エスクデロ競飛王選手)がつけていた番号なので、それを引き継ぎたいと思い、この番号にしました。昨年1年間、セル君にはいろいろなことを教えてもらいましたし、浦和レッズに対してもすごく熱い人でした。それも聞きながら、本当に魅力のあるチームだと感じていましたし、そういうところでプレーしたいと思っていました」

(昨年は右サイドでデビューし、その後はFWでプレーしていたが、どこで勝負したい、どこが一番得意なポジション、というのはあるか?)
「与えられたポジションで、その場でのプレーというのは常に考えています。得意というポジションがないのは本当はダメなんですけれど、決められたポジションで、その場でしっかりとプレーするのが僕の特長だと思いますし、そういう部分を出していけたらいいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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