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阿部勇樹 引退セレモニー

27日、明治安田生命J1リーグ 第37節 清水エスパルス戦【MATCH PARTNER J:COM】 試合終了後、今シーズン限りで現役を引退する阿部勇樹のセレモニーが行われた。

【阿部勇樹】

「皆さん、今日はこんなに大勢の方に来ていただいて、しかも寒い中待っていただいて、ありがとうございます。今月の14日に引退会見をさせていただきました。ですが皆さんには直接まだお伝えできていないので、今日、お伝えさせてください。

私、阿部勇樹は、今シーズンをもって引退します。長きにわたって応援してくださったファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、ホームタウン、後援会、スチュワードなど、浦和レッズに関わる全ての方に感謝します。ありがとうございます。

そして今日、この場を借りて、いろいろな方に感謝の気持ちを伝えさせてください。

まずはじめに、浦和レッズで働いている会社の皆様。2007年から浦和レッズのために皆さんが仕事をして一緒に闘っている姿を見てきました。その皆さんと今日まで共に闘えたことを、本当にうれしく思います。引退会見場や、今日のセレモニーを用意してくださって、本当にありがとうございます。

そして今日の朝も、大原で練習をしました。何千回と通った大原サッカー場、朝早くからピッチのコンディションを万全に用意してくださり、練習場を朝早くから清掃して、気持ち良く僕らを迎えてくれたみなさん、選手の練習着を洗濯して、気持ちいい気分でやらせていただいた皆さん。今大原では、食事の提供もあり、練習後にみんなのために用意してくださっている皆さん、そして大原を朝から晩までセキュリティーしていただいている皆さん、アイルコーポレーションの皆さん、モビメントの皆さん、シダックスの皆さん、SPDの皆さん、本当にありがとうございます。

浦和レッズでサッカーをやらせていただいて、本当にいろいろな監督、選手とやらせていただきました。今年、リカルド(ロドリゲス)監督をはじめコーチングスタッフの皆さん、メディカルスタッフの皆さん、マネージャーの皆さん、そして一緒に戦ってきた選手の皆さん、本当にありがとうございます。

その中でも、西川周作、宇賀神友弥、槙野智章、シーズン途中に移籍してしまいましたが、武藤雄樹、柏木陽介。関根貴大、そして興梠慎三。本当にあなたたちがいなかったら、ここまでできなかったです。共に闘ってくれて、本当にありがとう、感謝しています。

そして現役生活で、長くサポートしてもらった家族に対しても、感謝したいと思います。サッカーを始めてから、いろいろなところに足を運んで応援してくださった両親、本当に感謝しています。サッカーばかりやって、家のことを結構サボっていたと思います。それでも、こんな俺をサポートしてくれた妻、子どもたちに感謝します。ありがとうございます。

そして最後にサポーターの皆さん、正直昨日何を話そうか考えていて、振り返っていたのですが、加入した2007年、レッズフェスタで4万人が集まるという、『なんだこのクラブは』と正直思ったのを覚えています。それが皆様の前に出た、一番最初の場面だったと思います。それからレッズのために闘えて、お互いに喜んだり悲しんだり、いっぱいあったと思います。その中でも、皆さんと一緒に闘い、タイトルを獲れたこと、これは僕の宝物です。皆さんの声援が、拍手が、後押しが、ピッチの上で何度も倒れそうになった僕を立ち上がらせてくれました。本当にありがとうございます。

先ほど、槙野選手も話していましたが、今はコロナの影響でなかなか満員にならず、声も出せず、皆さんも苦しい思いをしていると思います。しかし近い将来、必ず皆さんの声がここ埼玉スタジアムに響きわたること、これを期待しています。浦和レッズには、その声が必要です。正直、今年入ってきた選手は、まだ本当の浦和レッズの姿を見ていないと思っています。皆さんが素晴らしい声援を送って、声援、ときにはブーイングもあると思います。そういった中で浦和レッズで闘う責任、浦和レッズで闘う男とはこういうものだということを、皆さんが教えてあげてほしいなと思います。

2007年から今シーズンまで、共に闘ってくれて本当にありがとう、感謝しています。今日はありがとうございました」

【阿部湧心】
「お父さんへ。普段なかなか感謝の言葉を伝えることができないので、この場を借りて伝えたいと思い、手紙を書いてきました。

今まで本当にお疲れ様でした。長い間サッカーをするお父さんを見ることができて、本当に幸せでした。僕が小さい頃『なるべく子どもたちが記憶に残るまではサッカーを続けていたい』と言っていたことを、お母さんから聞きました。僕も弟も大きくなり、自然と当たり前のように、サッカーをしています。サッカーをするようになって、サッカーの楽しさも苦しさもいろいろ味わい、今、お父さんのすごさを改めて感じています。

とてもストイックで、毎日をサッカーのためだけに生きていました。今年は特に、ケガに苦しんでいたそうです。ケガを理由に引退はしたくないと言っていました。お父さんの体はボロボロになっていましたが、『この足を治して、またみんなと全力でサッカーがしたい』と言ったお父さんの気持ちの強さを、すごく尊敬しました。そしてまだまだもっと、お父さんのプレーが見たいと、心からそう思います。

僕はお父さんのようなすごい選手になれるかは分かりませんが、でも、なるべく近づくために、頑張りたいと思っています。ときに厳しく、ときに優しく、最近は僕のプレーにアドバイスをしてくれます。家では素直に聞けないときもありますが、とても感謝しています。これから先、またすごい指導者になってください。体を大切に、応援しています。阿部湧心」

【阿部凉雅】
「お父さんのサッカー、かっこよかったです。お父さん、お疲れ様」​

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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