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第24節 vs C大阪「華麗な逆転劇で連勝」

24日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第24節 セレッソ大阪戦【MATCH PARTNER メディカル・ケア・サービス】に臨んだ。

レッズは先制こそ許したものの、興梠慎三のPK、山中亮輔のミドルシュートで前半のうちに逆転すると、後半にはマルティノスがゴールを決め、3-1で勝利した。

前半は比較的静かな立ち上がりとなったが、10分を過ぎたころから徐々にレッズが押し込んでいく。守備ブロックを作るC大阪に対して丁寧にパスをつないでチャンスをうかがいながら、ボールを失っても素早く切り替えて奪い返し、2次攻撃、3次攻撃につなげた。

28分、豊川雄太に先制ゴールを許してしまったが、ファン・サポーターからはすぐに拍手が送られる。始めは数も少なく、小さかった拍手は徐々に大きくなり前節のベガルタ仙台戦【MATCH PARTNER ぴあ】から約3,000人増えたスタンド全体に広がった。

後押しを受けたレッズは29分、出場停止の宇賀神友弥に代わって6試合ぶりに先発出場した山中のクロスからマルティノスがヘディングシュート。ゴールにはならなかったが、すぐに同点に追いつこうとする姿勢を見せた。

そして32分、相手がクリアしたボールを敵陣で長澤和輝が奪うと、背後から飛び出しながらペナルティーエリア内で武藤雄樹のパスを受けた汰木康也が勝負を仕掛け、相手に倒されてPKを獲得。そして34分、このPKを興梠が冷静にゴール左へ。興梠がJ1通算得点ランキング単独4位となる155得点目を決め、同点に追いついた。

さらに44分、敵陣で橋岡大樹がルーズボールを拾ったことをきっかけに攻撃を仕掛けると、長澤のクロスは相手に跳ね返されたが、こぼれ球に反応した山中が一度止めてからミドルシュート。低く鋭いボールは相手に当たりながらゴール左上に吸い込まれ、逆転に成功した。

後半はビハインドを背負った相手の攻撃を受ける時間もあったが、守備陣を中心に体を張ってチャンスを作らせない。ボールを運んで失った際にも素早い切り替えでボールを奪い返す、または相手の攻撃を遅らせてカウンターを封じた。

リードしていても守備一辺倒になることはなく、57分には武藤がミドルシュート、58分には橋岡のクロスから武藤がヘディングシュート、61分にはコーナーキックのこぼれ球からマルティノスがミドルシュートを放つ。いずれも枠を捉えきれなかったが、追加点を狙いにいった。

すると71分、興梠と武藤に代わって杉本健勇とレオナルドがピッチに入った直後のプレーだった。スローインから始まった攻撃で相手を抜いてゴールライン際を突破した汰木がグラウンダーのパスを送ると、レオナルドが相手のスライディングをかわしながらシュート。これは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をマルティノスが押し込んで2試合連続となるゴールを決め、リードを2点に広げた。

リードを広げても集中は切らさない。80分には裏を突かれる形から最後はミドルシュートを打たれるピンチを迎えたが、左からペナルティーエリア内の右までダッシュした山中がブロックして失点を許さなかった。

6分のアディショナルタイムも含めて最後まで走り、闘い、貫いて3-1でタイムアップ。今季JリーグYBCルヴァンカップを含めてアウェイで公式戦2敗していたJ1リーグ2位にホームで勝利して連勝、ここ4試合を3勝1分とした。

J1リーグ25試合を終えて、12勝4分9敗で勝ち点40としたレッズ。次戦は10月31日(土)14時にアウェイの昭和電工ドーム大分でキックオフする大分トリニータ戦に臨む。

【山中亮輔】
(久々の先発出場で気合いも入っていたと思うが、心境はどうだったのか?また対面した坂元達裕選手への対応はどうだったか?)
「なかなか出られない時期が続いたので、ウガ君(宇賀神友弥)の出場停止で回ってきましたが、自分が出て負けることだけは嫌だったので、1つ結果が出て本当によかったと思います。

マッチアップの選手に関しては、アウェイのときにやられていたのでかなり意識していましたし、僕一人ではなくて周りの選手と協力しながら守ろうという話はしていました。周りの協力もあって抑えることができたかなと思います」

(ゴールシーンを振り返ってどうだったか?)
「トラップしたときに時間があって、あそこまでフリーだったのでかなり余裕を持って狙うことができました。力まず、枠に入れることを意識して蹴った中でラッキーな形でしたが、結果が出たので良かったと思います」

(前半はどちらに転んでもおかしくない展開だと思ったが、後半はレッズがペースを握っていたと思う。前半と後半の違いはどうだったのか?)
「我慢強く、ということはチームみんなで話していますし、コミュニケーションの部分で声を途切らせずに集中して試合に臨めていたので、それが一番大きいと思います。ベテランの選手たちがたくさん声を出してくれるので、そういった選手たちの力も借りながら一つひとつ戦っていければと思います」

(ゴールを決めた後の気持ちはどうだったか?)
「まずは本当にうれしかったですし、埼スタでゴールを取れたのですごく気持ちよかったです」

(ゴールを決めたりクロスでチャンスを作っていたりもしたが、先ほど話にも上がった坂元選手の対応など守備でも奮闘していたと思う。80分にはペナルティーエリア内の右にまで走って相手のシュートをブロックする場面があったが、どういう思いであの場所まで走ったのか?)
「ボールが越えたらゴール方向に戻るという基本的なことでしたが、あそこで立ち止まらずにしっかり走った結果がシュートブロックにつながりました。やはり一つひとつを丁寧にやっていければ最後にきっちりと結果が出るなということを感じられましたし、さぼらずにやらないといけないなと思います」

(シーズンも終盤になるが、次節から4試合続くアウェイでの戦いについての意気込みはどうか?)
「中2日での試合もありますし、チームの総力戦だと思います。またいい準備をして結果を出せるようにやっていきたいと思います」

(インナーラップで上がっていって外に開く、レーンを変えるタイミングが素晴らしかったと思うが、どういう意識で動いていたのか?)
「レーンの使い分けは(大槻 毅)監督からもだいぶ言われていますし、『5レーンの真ん中まで行きすぎると守備に帰れなくなってしまう』という話も出ているので、どこまで行くかという立ち位置は意識してやっています。そのあたりが今日はうまく出たかなと思います」

(汰木康也選手との縦関係はどんなイメージを持っていたか?)
「今シーズンの最初からだいぶ組ませてもらって良い形で突破できることも多いですし、相手の右サイドがストロングでもありウイークでもあると思っていたので、『自分たちのサイドで押し込もう』とは二人で話していました。そういうところが体現できたのでよかったです」

(宇賀神選手とは違った良さが出た試合だったと思うが、自身の手応えはどうだったか?)
「持ち味は全然違うタイプだと思いますし、監督がチョイスすることなので僕は僕ができることをしっかりピッチで表現できるように、次の試合もしっかり準備してやっていきたいと思います」

(以前まではリードしている状態だと押し込まれて引いてしまうことが多かったと思うが、ここ2試合くらいは最後まで攻撃の姿勢を貫けている。それは大きな変化だと思うが、ピッチ上でプレーしていてチームとしての意識はどう変化していると感じるか?)
「『点を取っても変わらずに』ということは常にみんなで話しています。取った後のカウンターは終盤も非常に出ているし、走れていると思います。そういった基本的な縦に走る、スプリントすることはこれからも続けてやっていければいいなと思います」

(終盤まで攻撃の姿勢を貫けていることは以前はやりたかったけどできなかったのか、それとも引こうという意識だったのか、どういう変化だったのか?)
「なかなか結果が出ずに、現実的にしっかり守備をして、ということが大きかったと思いますが、こうやって点を取れるようになったのが一番、選手自身の自信につながっていると思いますし、そういったところが前に進む推進力を引き出してくれている要因だと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】







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