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第21節 vs甲府「15試合ぶりの無失点勝利で、関根を送り出す」

9日、山梨中銀スタジアムにて明治安田生命J1リーグ第21節 ヴァンフォーレ甲府戦が行われた。

浦和レッズは前節出場停止だった槙野が左ストッパーで先発復帰したほか、ラファエル シルバが3試合ぶりに先発し、シャドーでプレー。今節を最後にドイツ・ブンデスリーガ2部のFCインゴルシュタット04へ完全移籍する関根も先発に名を連ねた。

試合は19時3分、レッズボールでキックオフ。最終ラインに5枚、中盤に3枚と、計8人の選手をバランス良く並べ、がっちりとした守備ブロックで中央を締める甲府に対し、レッズはじっくりとボールを回しながら好機をうかがい、両サイドを積極的に使い、次々とCKを獲得する。

4度のCKからゴールは生まれなかったが、相手がサイドへの守備意識を高めていた19分だった。中央でボールを保持した柏木がペナルティアークでDFを背負うラファエル シルバにクサビのパスを入れ、そのまま前線へ。ラファとのワンツーからペナルティーエリア内でボールを受けると、相手GKの動きをしっかり見定め、頭上を狙い澄ましてシュートを打った。

レッズは柏木の技ありのゴールが決まり、1-0。良い時間帯に先制点をゲットした。

守ってはコンパクトな守備と素早い切り替えをベースに、ドゥドゥとウイルソンのブラジル人2トップのカウンター攻撃をしっかり止め、無失点で前半を押し返した。

後半は両チームとも同じメンバーでスタート。1点を返そうと攻勢を強める甲府に攻撃される回数が徐々に増えていくが、59分にはカウンターからの連続攻撃をGK西川の好セーブで防ぐなど、ゴールを許さない。

73分、ベンチは柏木を下げて矢島を投入。リーグ10試合ぶりにピッチに立ち、ボランチのポジションに入った。

終盤は疲労からコンパクトネスが失われ、オープンな展開からカウンターの応酬となっていく。

83分、レッズは関根を下げて駒井を入れ、甲府も同時に3人目の選手交代。フレッシュな選手を入れ、厳しい気候の中で互いに勝ち点を獲ろうと必死の戦いを見せた。

試合は5分のアディショナルタイムを経て終了。レッズは1-0の勝利を収め、4月16日のFC東京戦以来4カ月ぶり、リーグ15試合ぶりの無失点勝利を収めた。また、堀監督が就任して初白星となった。

試合終了後、真っ赤に染まったアウェイ側ゴール裏スタンドから「浦和の誇りを胸に世界を沸かし駆け抜けろ 24」の横断幕が掲げられ、関根が送り出された。

レッズの次戦は8月15日(火)19時より埼玉スタジアムで行われるスルガ銀行チャンピオンシップ、シャペコエンセ(ブラジル)戦。リーグの次戦は8月19日(土)19時より同じく埼玉スタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ第23節 FC東京戦となる。

【柏木陽介】
「試合の入りがとても良くて、前半30分くらいまでは良い攻撃ができてそこから点も入りましたが、前半の最後の方と後半は自分たちのサッカーができませんでした。そこは反省しなければいけません。

反省点は攻守ともです。前半はシャドーがサイドに落ちたり、あいだに落ちたり、うまくいっていました。でも、少しプレスをかけられたときにつなげなくなるのと、攻め急ぎもありました。後半もつなげませんでした。もっとみんなで動きをつくりながらボールを受けていきたいです。

守備ももっと寄せきらないとボールを取れません」

(ゴールについては?)
「自分でも良いゴールだったと思います。あのように自分が前に当てて出て行くことができればチャンスが生まれると思っていました。

時間が止まっていました。蹴った瞬間、入ったと思いましたし、こういう瞬間がサッカーをやっていて一番楽しいところです。

サイドを見たときに相手の重心が右に動いたのを見て、ラファに入れました。僕がシュートを打てなくてもラファともう一度ワンツーをしてもいいかなと思って(ペナルティーエリア内に)入りました。

シュートが決まって、勝って良かったです。サイドと中とシュートという選択肢の中で相手が止まってくれて、そこからキックの質も良いシュートを打てました。コースが完全に見えました」

(相手にサイドを意識させた後に中央から攻めてゴールを獲ったことで、組み立ても良かったのでは?)
「そこは意識したところでした。ただ、このフォーメーションは縦に攻めたときにカウンターを受けやすいので、できるだけ高い位置で回すことが重要だと思います。後半は後ろで回しすぎました」

(無失点勝利だったが?)
「押し込まれる時間も増えましたが、最後にみんながゴール前で身体を張っていましたし、クロスもはじき返せていました。集中して守れていたと思います」

(交代は自分から?)
「ちょっと気になる部分もあったので交代しようと思いました」

(堀監督の初勝利。勢いづいていけるか?)
「リーグもあきらめずにやっていきたいです。失点ゼロで勝ったのもチームとしては良かったです。ただ、反省点は大宮戦より多かったです。一人ひとりが考えてやっていかないといけません。

リーグは厳しい勝ち点ですが、3位以内を目指してがんばりたいですし、それがもしかしたら優勝につながるかもしれません。もちろん、優勝を目指して戦う中で、ルヴァンカップとACL、天皇杯もあります。そういう試合に勝っていけるように、ミシャのサッカーにプラスして、1から「堀サッカー」として、堀さんのやりたいことを付け加えて、良いサッカーをやっていけるように、練習から取り組んでいきたいです」

(関根選手が今日を最後に海外に移籍するが?)
「若い選手はチャンスがあるならどんどん海外に行くのがいいと思います。チャレンジしてほしいです。チームとしては少し痛手ですが、また新しい選手が活躍していけばチームとしても上に上がれるチャンスだと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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