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第19節 vs 横浜FC「後半に猛攻するも勝ち点奪えず」

26日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第19節 横浜FC戦【MATCH PARTNER ファミリー引越センター株式会社】に臨んだ。

レッズは前半に2点を奪われ、後半に猛攻を仕掛けたものの得点を奪えず、0-2で敗戦した。

立ち上がりはレッズが主導権を握った。中央、サイドに関わらず縦へのパスをスイッチにしてスピードを上げて攻撃を展開。ボールを失っても高い位置でボールを奪い返し、相手にボールをつながれた際にもコンパクトに陣形を整えて相手にいい形でボールを運ばせなかった。

しかし、思わぬプレーでスコアが動いてしまった。16分、西川周作のフィードからボールを失ってしまうと、最後は松尾佑介にゴールを許してしまった。

同点を目指し、それまで以上に攻勢を強めるレッズ。ボールを失ってから奪い返すまでの速度、ボールを奪ってから前線にボールを展開する速度を上げ、ゴールへの意欲を見せた。

それでも得点を奪い返す前に失点を許してしまう。35分にまたも松尾にゴールを決められ、2点を先行された。

後半に入ると同時に大槻 毅監督は岩波拓也とエヴェルトンに代えて宇賀神友弥と汰木康也をピッチへ送り出した。

宇賀神は右サイドバック、汰木は左サイドハーフに入り、前半は右サイドバックでプレーしていたトーマスがセンターバック、右サイドハーフだった柏木陽介がボランチ、左サイドハーフだった関根貴大が右サイドハーフと複数の選手が交代に伴ってポジションを変えた。

後半は0-1だった時間帯以上にレッズが圧倒的にボールを持ち、ほぼ横浜FC陣内で攻防が展開された。前線からのプレッシング、球際の強度も増していく。時折、横浜FCが手数の少ない攻撃を仕掛けてきても守備陣が追加点を許さず、流れも渡さない。

だが、ゴールが遠い。70分のレオナルドのループシュートは枠を越え、79分には柏木の縦パスからレオナルドのワンタッチプレー、途中出場の興梠慎三が抜け出して1対1と鮮やかな流れでチャンスを迎えたが、興梠のシュートはGK正面。

80分にはファン・サポーターの手拍子を受けながら山中亮輔が蹴ったコーナーキックを槙野智章がヘディングで合わせたが、これも枠を越えた。90分には途中出場のマルティノスのクロスに汰木が飛び込んだが、ゴールは奪えなかった。

第19節を終えて、9勝3分7敗で勝ち点30となっているレッズ。次戦は埼玉スタジアムで9月30日(水)19時33分からキックオフする、「超厳戒態勢」(ソーシャルディスタンス1m以上確保)を継続したうえで来場者約7,000人の試合となるFC東京戦【MATCH PARTNER リズム株式会社】に臨む。

【宇賀神友弥】
(後半からの出場だったが、前半、ゲーム全体のペースが浦和レッズから見て少し緩い部分があったと思うが、そこにどういうものを加えようと思ってピッチに入ったか?)
「まずは自分自身、ケガをしてしまってから約1ヵ月半ぶりの公式戦でしたが、その中でチームに勢いをもたらすために、自分が周りの選手をしっかりと動かして『前から行くんだぞ』という意思をチームに植え付けなければいけないと思って入りました」

(レッズはなかなか連勝がなく、良くも悪くも、どちらにもなる状態だと思う。ここから分岐点になりそうなところ、しっかりやった方がいいというところは?)
「ボールを自分たちが保持しているときにどうやって崩すかというところが少し徹底されていないのかなというのは、今日のピッチに立ってみて改めて思ったので、もう一度チームとして積みあげてきた攻撃のボールの動かし方というのをやらなくてはいけないと思います。リーグの残り半分で、もう一度自分たちが原点に帰る必要があるんじゃないかなと思っています」

(今日は宇賀神選手を筆頭にレッズの育成出身の選手が何人か出ていて、相手にも年齢の近い佐藤謙介選手が途中から出てきたり、松尾佑介選手がプレーしたりしていた。他のチームも含め、宇賀神選手の代くらいからいろいろなチームで活躍する選手が育成から出てきていることについては?)
「他のチームでもそうやって活躍している選手がいるというのは素晴らしいことだと思いますが、僕の一番の理想としては、そういう選手たちが浦和レッズで活躍して結果を残すというのが一番だと思います。少し寂しい気持ちもありますが、やはり浦和レッズを愛する自分としては喜ばしいというのが一番かなと思います。でも、そういう選手に結果を残されるということで、非常に悔しいゲームでした」

(1ヵ月半のケガもあり、今シーズンは必ずしも出場機会が多いとは言えないシーズンになっていると思うが、今現在のメンタルの状態は?あと、ケガをしているときはどのような思いでリハビリ期間を過ごしていたのか?)
「メンタルの部分は、今はすごくいい状況で切磋琢磨し合えているのかなと思います。自分がケガをする前の2試合ではしっかりと自分の力を示すことができたと思いますし、自分がケガして抜けている間、山中(亮輔)選手や岩武(克弥)選手が試合に出て、それぞれの個性をよく出してくれていたと思います。自分のポジションというところでは非常にいいサイクルというか、切磋琢磨し合えて成長できる状況なのかなと、個人的には思っています」

(今シーズンはケガでスタートして戻って、またケガをして、今日久々に戻れたという形で、宇賀神選手は今までいろいろな経験をしているが、今日のピッチに入るときは普段通りに入れたのか?それともあえて気持ちを高めるところがあったか、あるいは高まってしまったのか?)
「どちらかというと、後半の頭から行くというのはバタバタしながら入るという感覚なので、すごく難しいと思っていました。『復帰初戦がこういう入り方か』と思いながら入ったので、気持ちを作るというより、この試合をどうにか打開しなくてはいけないということと、自分が入ったことによってしっかりとゲームの流れを読みつつ反撃の狼煙を上げるためにはどうすればいいのかというのを、どちらかというと冷静に分析しながら入りました」

(ケガで外れていた分、いきなり100パーセントというのは難しいかもしれないが、実際にリーグでプレーしてみて、どのくらいの状態に戻ってきたという感覚があるか?)
「やはり1ヵ月半という結構長い期間外れていたと思うので、ピッチでのスピード感とかはいつもより速く感じたというか、感覚のズレがありました。まだまだもっと上がるのではないかという感覚があります」

(連戦が続く中で、宇賀神選手が戻ってきたのはチームとしてもかなり良かったと思う。次は中3日で上位のFC東京戦を迎えるが、意気込みを)
「やはりホームで勝つことができない、そしてこういった内容の試合をしてしまったというのは非常に残念ですし、スタジアムに来てくださったファン・サポーターのみなさんに申し訳ない気持ちがあります。次節は上位相手にまたホームでできるということで、連戦ですけど違った姿、戦う姿をしっかりと見せたいと思いますし、自分自身もピッチに立つためにしっかりと準備をして、また自分が『戦うんだぞ』というスイッチを入れられるようなプレーをしたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】







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