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沖縄トレーニングキャンプ 2日目 西川周作コメント

18日午前のトレーニング後、西川周作がオンラインでメディアからの質問に答えた。

(GKトレーニングはジョアン ミレッGKコーチの下で、これまでと違ったメニュー、新鮮なメニューをこなしていたと思うが、どうだったか?)
「見て分かってもらえるように、止まった状況での指導が多いです。今日はポジショニングの確認もしましたが、一つひとつの動きに関しても、今まではどちらかというとステップを踏んで、足を運んで、というやり方を僕自身はやっていましたが、ジョアンコーチの考えとしては、楽にゴールを守るために、無駄なステップを踏まずにいいポジションに入るかという話を徹底的にされています。それは自分の頭にも入れなければいけませんし、かなり考えながらやらなければいません。今は体を動かすというよりは、頭を働かせて、考え方を少し変えて、ジョアンコーチに教えてもらえるものを吸収している段階です。非常に面白く感じています」

(ボールを使ったのはトレーニングが始まってから30分か40分ほど経過してからだったと思うが、驚きのようなものはあるか?)
「ジョアンコーチの考え方として、何度も横に飛ぶというよりは、まずは基本的なことができていないと意味がないということを教えてもらっています。確かに言われていること、やっていることは理解できますし、もっと若いころに出会って教えてもらうことができていれば、もっと面白かったのではないかと思えるくらいです。まだ指導してもらって数日しか経っていませんが、初日からいい意識を与えてもらっています。癖があったりして、新しいやり方はまだできないことがありますが、それは自分の伸びしろだと思いながら、いい方向に考えながらやっています」

(今季は選手も入れ替わり、メンバーリストを見ると西川選手は最年長かつレッズの在籍が最も長くなっていると思う。チームをまとめる、いい雰囲気にしていくというところでどういうことに気を付けていきたいか?)
「レッズにずっといる身ではありますので、今季は新加入選手が多いという印象ですし、若い選手が多いというところでは、若手からどんどん来ることも大事ですが、自分が寄り添ってあげたり、話しやすい雰囲気を作ったりすることは意識しています。気を使われるキャラクターでもないですし、いろいろな若い選手と積極的に話し、話しやすい雰囲気を作ろうとしています」

(GKチームだと去年まで選手として一緒にやっていた塩田仁史さんがGKアシスタントコーチになった。現役を一緒にやっていてすぐにコーチになることも珍しいと思うが、どう感じているか?)
「最初は塩さんが黒いスタッフの練習着を着ている姿に違和感がありましたが、やっていくうちに慣れていくと思います。ジョアンコーチの下でのアシスタントということですが、選手目線も理解してくれていますし、塩さんともジョアンコーチともオープンな話もできるのではないかと思っています。塩さんがいてくれることで間違いなくやりやすいと思います」

(沖縄でどういうものを得て埼玉に戻りたいか?)
「今季は非常にタイトなシーズンになることは覚悟しています。いろいろな大会がありますし、勝っていく上では沖縄トレーニングキャンプは健康第一でしっかりとコンディションを上げたいと思っていますし、トレーニングマッチも入っていますので、試合勘をしっかりと戻したいです。ジョアンコーチが求めることを積極的に吸収しながらやっていきたいですし、それができるようになれば、自分の目標でもある日本代表にも帰れると自信を持って言えると思いますので、まずはしっかりと自分のものにしていきたいです」

(プレーの中で伸ばしていきたいことや課題だと感じていることは?)
「攻撃参加はもっと自分の良さを出していきたいと思っています。昨季はまだまだ自分の良さを出せていないと感じることもありましたし、リカルド(ロドリゲス)監督になって1年目で考えながらやりすぎていた部分もあり、自分の良さが出なかったと1年間を振り返ると思っています。守備に関しては、守るところは守ることができていた面もありますが、逆に大量失点してしまった試合もありました。今季はできるだけ大量失点をせず、失点数に関しては本当にこだわっていくという意識でトレーニングからやっていきたいです。ジョアンコーチが新しいGKコーチになって、まだ基本的なことしかやっていませんが、その基本についていろいろな説明をしてくれますし、ディスカッションしていくということでは、非常に分かりやすいですし、今までやっていたことよりもそちらの方がいいと思うこともあります。自分の経験とジョアンコーチが教えてくれることをうまく織り交ぜながらやると、さらに面白いのではないかと思いますし、楽しみの方が大きいです」

(まだまだスキルアップしていきそうか?)
「年齢ではないということはピッチの上で見せていかなければいけません。年齢を見られるようにもなってきましたが、年齢ではないということ、プレーの質で違うところを見せていかなければいけないと思っています。チャレンジ精神を常に持ってやっていきたいと思います」

(ジョアンコーチの第一印象は?)
「第一印象は、かわいいおじさんです(笑)。笑顔がかわいいですし、ピッチ外ではにこにこしながら接してくれる方です。トレーニングになるときりっとした顔をしていますし、ピッチ内とピッチ外の差が明確ですので、僕たちもやりやすさを感じています。僕もピッチの上ではきりっとしています」

(ジョアンコーチとの話で特に印象に残っていることは?)
「『周作の目標は何だ?』という話をしたときに、僕は『J1リーグで優勝したい、フルタイムで試合に出たいということも一つの目標で、大きな目標として日本代表にまた戻る、そして世界と戦う』と話しました。今年は(FIFA)ワールドカップが11月ですし、『まだ時間がある。チャレンジしてみるか?』という話をしてくれました。『私が言っていることを一つひとつできるようになれば、必ずチャンスはある』と背中を押してくれました。まだまだ伸びしろがあるとここ数日、指導を受けながら感じています」

(今年も同部屋シリーズはないか?)
「そうなんです。コロナ禍ですので、一人部屋です」

(チームとしては3年計画の3年目となるが、過去2年間で変わっている手応えやこの1年の伸びしろについてどう感じているか?)
「昨年の1年間を戦って天皇杯を最後に獲れたことは非常に大きかったと思います。J1リーグの結果は今の自分たちの立ち位置だと思っていますし、まだまだ上との差はあると思っています。それを詰めるための作業はメンバーが変わった中でも、やってきた選手がしっかりと見せていかないといけないと思っています。若い選手が多いですし、勢いがあると思いますが、シーズンが始まってみないと分からない部分があります。いいときはいいと思いますが、チームがうまくいかないときに経験ある選手がしっかりと踏ん張る、チームを支えていく存在でいることが大事だと思っています」

(昨季はGKのポジション争いで鈴木彩艶選手が試合に出ることもあったが、GK陣の中での自身の立ち位置や競争についてどう捉えていて、この1年間はどういう刺激の中でやっていきたいか?)
「今年も間違いなくポジション争いはあると思いますし、僕が試合に出るという確約も当然ありません。ピッチの上で見せなければポジションを勝ち取れないと思っていますし、昨季は自分にとっていい時間を過ごせました。あの時間があったからこそ、最後にしっかりと結果を残せたと思っています。あの気持ちは忘れてはいけないですし、チームを支えるという意味でもポジションとしても、どしっと構え、自分に与えられた役割をしっかりと全うしていきたいです」

(長いシーズンを戦う上で、沖縄トレーニングキャンプの位置付けをどのように考えているか?)
「毎回そうですが、金武町の方にはピッチコンディションからホテルから万全な状態で準備をしていただいていますので、僕たちも集中してサッカーに取り組めていますし、本当にありがたいと思っています。いいピッチコンディションの中でハードなトレーニングができますし、ケガなくプレーができていることは、うまくシーズンに入るために大事なことだと思います。ここでの時間は1年間戦い抜けるかどうかの基本になってくると思いますし、土台づくりを沖縄でしっかりと行い、埼玉に戻りたいです」

(去年に続いて残念ながら一般非公開でのトレーニング実施となっているが、沖縄からトレーニングを積み、この1年でどんな姿をファン・サポーターに見せたいか?)
「沖縄にも浦和レッズを応援してくださっているファン・サポーターの方々はいてくれますし、自分たちもきついトレーニングをしているときに、ファン・サポーターに見られていないのは心苦しさがあります。ファン・サポーターの方々の目や声を感じていたころをしっかりと思い出しながら、いい準備をしてきたいです。シーズンが始まって、沖縄でトレーニングした自分たちが活躍している姿を沖縄の方々にも見せたいと思っています」

(このオフはどんな過ごし方をしたのか?)
「試合で少し痛めたところもありましたので、昨年中は静養しようと思ってゆっくりしました。大分にも帰ることができませんでしたし、埼玉にずっといました。年始からしっかりと動き出しましたが、オフシーズンにはサッカーはやらないタイプですので、筋力トレーニングやジョギングをしながら、始動日にみんなとサッカーできたことは楽しかったですし、やっと始まったと思えました」

(先ほどチーム最年長で在籍期間も最も長いという話もあったが、昨季限りでチームを離れた槙野智章選手や宇賀神友弥選手から受けた言葉、託されたものはあるか?)
「彼らには、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)という舞台を置き土産にしてもらったと思っています。槙野選手からは昨季の最後の方に『普通だと思うことも当たり前じゃないから』とよく言われていましたが、彼と過ごした時間が長かったですし、新しいシーズンが始まり、ロッカールームで音楽が流れていないことはみんなが不自然に思っていましたし、槙野選手、宇賀神選手の存在感はロッカールームからすごかったです。移動もそうですし、食事会場でもそうでしたし、彼らがいるのといないのとでは全く違うと思いました。新しいチームでのそういう選手は、知念(哲矢)なのではないかと思っています。哲にはしっかりとみんなを盛り上げてほしいと思っています」

(ジョアンコーチとの話でFIFAワールドカップ出場ということもあったが、現実的にイメージできているのか?)
「開催が11月ということで、いつもの(FIFA)ワールドカップの期間ではありません。時間がありますし、シーズンが終わってから戦うということは今までになかったことだと思います。時間がある分、見てもらえるチャンスもあると思っています。GKは年齢じゃないというところを見せていきたいですし、海外で活躍されている川島永嗣さん(フランス・リーグ アン RCストラスブール所属)はお手本のような存在です。何歳になっても向上心を持ちながら、ここぞというチャンスでしっかりと結果を残す永嗣さんは本当に素晴らしいと思っています」

「昨年もメディアのみなさんのおかげで浦和レッズを大きく取り上げていただけて、本当にありがとうございました。僕たちも戦っていく上で、みなさんの力は非常にありがたいと思いながらプレーさせていただいています。コロナ禍でファン・サポーターの方々も僕たちのトレーニングや試合を見られない日々が続いていますので、みなさんの力を借りながら今シーズンもたくさん取り上げていただきたいと思っています。できたらいい記事をたくさん書いていただけたらと思います。僕たちもそうしていただけるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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