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大槻 毅監督会見(1/7)

1月7日に大原サッカー場にて行われた会見でのコメント

「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2020年シーズン、オリンピックイヤー、大きなスポーツのイベントがある年ですけれども、浦和レッズとしては昨年までの経緯を踏まえて、大きなチャレンジをするような年になると思います。その初日を今日、迎えました。午前中は非常に天気に恵まれて、非常にいいコンディションでやらせていただいて、午後は少し雨が降ってという形で、『こういういろいろな状況に立ち向かっていけよ』という暗示のようなものを感じました。また一つ、引き締まるような思いを持った一日だったと思います。ぜひ、選手と力を合わせて一年間戦い抜きたいと思います。がんばります。よろしくお願いします」

[質疑応答]
(昨シーズンの終盤から強化体制も変わり、「浦和でプレーする責任」みたいなところが強調されているが、あらためて大槻監督はその言葉に関してはどのように受け止めているか?)
「昨年ポスターにも出ていましたが、もちろん元々感じなければいけなかった部分で、僕が2018年に初めて監督をやらせてもらったときにそういったことを話して、クラブにもずっと育成のときから言っていたこと、あれが表に出てきて表現されてきたことだと思っていますし、あのものを感じながら仕事をしなければいけないなというのは、僕だけではなくて、ここに関わる人すべてが、そういう想いを持ってやらなければならないということを明確にしたと思っています」

(昨年末の新体制発表会見で土田尚史SDが、昨シーズンの大槻監督は「目先の勝ち点が必要で、本来やりたいサッカーができていなかったのではないか」ということを言っていたが、今シーズンは頭から時間がある中で、どういうサッカーを大槻監督はやっていきたいのか?)
「選手とは今日ミーティングをして、一年間のこういう仕事をしましょうねというところで、言葉じゃなくて映像を見て、これをキャンプの中で体現していきましょうという話をしましたけれども、主体的にやりたい、自分たちが意図を持ってやりたい、狙いを持った守備をしましょうねというところ、ボールをこういうふうに、例えば攻撃はこういう狙いがあるから立ち位置が決まってとか、だからこういうアクションが必要だとか、こういう戦術が必要だみたいなところが逆算していけるように、主体的なというところから始めたいとは思っています。ただ言葉というのは難しくて、主体的だというと自分たちが全部好きなようにやるようなイメージを持たれるかもしれないですけれど、常に相手がいるので、相手がいて我々がいてというところのやり合いが、駆け引きも含めてそれがスポーツなので、そこをしっかりとできるように、相手なくしてはできませんし、自分たちだけでやろうとしてもできないし、ただ自分たちを持っていないとうまくいかないと思うので、そこの自分たちのというところをキャンプを通じてやりたいと思います」

(例えば、今日の午前のトレーニングで4バックでやっていたのもひとつのメッセージなのか?)
「センターバックがいなかったんです、今日は(笑)。そういうことを含めて形はありますが、その根っこの志す方向性みたいなところが大事なんだと思っていますし、そこを先ほど言った主体的にみたいなところで大事にしたいなと思っています。システムももちろんいろいろありますし、そういった見方もされるのは当然あると思っています。選手と取り組んでいきたいです」

(昨シーズン途中から指揮を執って手応えを感じた部分と、課題として取り組んでいきたいと感じた部分は?)
「課題というところで言うと、これまでのチーム、クラブとしての課題みたいなもの、僕が監督としてやってきて、僕に対しての課題みたいなもの、課題っていろいろな捉え方があると思います。クラブの課題とかいろいろなものは、クラブのいろいろな人が持っているものがあるので、その人たちのものを聞いていただければと思います。僕個人として、監督として反省しているとか、次に向かってこういう希望を持っているというところであれば、話を今したいと思います。

まず、勝ち点をきちんと積み上げることができなかった、ゴール前に関して得点の数字を増やすことができなかった、これに関しては明確な反省点であり、これはもう僕が改善していこうと思っている一つの課題です。当然そこに対しては取り組んでいきたいです。もう一つは、僕も2回監督に就任させていただいていますけれども、いつも難しい状態で渡されるようなところはあるので、パワーを持ってやりたいというところはあります。そのパワーを今回キャンプにぶつけられるところは非常にポジティブだと思っていますし、言ってみれば今いる選手たちも僕のキャラクターや思考みたいなところはわかってくれている選手も多いので、選手とともに作り上げる時間があるというのはポジティブだと思っています。先ほど言ったところに取り組んでいきたいと思いますし、いろいろな振り返りで昨年度のところを洗い直してみました。課題もそうですし、逆に課題、課題と言って悪いところだけ見えるようだとよくないので、良い部分はどこだったというところも含めて、そういったところに光を当てる部分を含めて、今日からキャンプを通じてやっていきたいなと思っています」

(新体制発表会見で3年計画というものが強化の方から提示されたと思うが、大槻監督とも擦り合わせたうえで出た話だと思うが、大槻監督の中で3年計画の中での今シーズンの捉え方は?)
「3年計画というのも僕は見ました。1年目が僕の仕事であって、3年間のトータルの仕事の画を描くのは土田さんであり、クラブの方針であり、そのうちの1年目を僕が任されたということであって、3年目のところまでのつなぎのところ、当然その話もしていますけれど、まずは1年目、まずは今スタートしたところに対して責任をもって僕はやりたい、選手にも今日話をしましたが、今のところ、今を積み重ねていって将来につなげていくし、その将来のところは当然目的を持って進みますが、今というところに対して責任を持って進むという姿勢で、僕は臨んでいきたいと思っています。先ほど言った3年計画といったところに対しての答えにはちょっとなっていないかもしれませんけれど、僕自身はそういった仕事を今やるんだという意識を持っています」

(先ほど言っていた今日のミーティングで見せた映像について、言える範囲でどのようなものか教えていただきたい。また、今シーズンのキャプテンは決まっているか?)
「一つ目の質問で言うと、選手にも見せただけで説明していないので、今は説明できません。これからキャンプでこの映像の意味をというところです。キャプテンはまだ決まっていません」

(その映像というのは例えば海外のチームの何かだったりするのか?)
「サッカーの映像を見せました(笑)」

(数字はすべてではないと思うが、監督の中での成績での目標は?)
「ACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場と得失点でプラス二桁という数字をクラブが掲げています。僕が心に秘めた目標はありますけれど、口にしてしまうとクラブと違ってダブルスタンダードみたいになってしまうと嫌なので、まずはクラブが大事なので、クラブの目標に向かってみんなで一生懸命に取り組みたいと思います」

(報道では選手を取った取らないというものもあった。ただ、今の陣容を見ても、昨年末からクラブとしてはこういう戦い方にしましょう、こういう計画でやりましょうという指針を示して、大槻監督や選手たちがそうやっていければ、先ほど言われた目標に対してかなりいいところまで行けるのではないかと考えているが、監督としてはどう感じているか?)
「その考えに関して同意するかどうかということでしょうか? そのご意見はお聞きしました、ということでいいでしょうか」

(このオフはどのような過ごし方をして、何か吸収したりということはあったか? また補強に関して、監督の要望に対してそれに見合うものができたのか?)
「僕の要望というか、いろいろな形で動きをこういうふうにしましょうというのはクラブと相談して、それにクラブが同意してくれればそういうふうになるし、それで意見を聞いていただいて、じゃあそういうふうにしようかみたいのも、当然仕事ですからあります。二つ目で言われた補強に対して僕の意見で言えば、それぞれの役割を持った役職の人がいらっしゃいますが、その人たちが責任を持って仕事をしていくのが大事だと思っていますし、僕が与えられた責任で言うと監督というところなので、最終的に成績に対してだったりいろいろなものは責任を負うつもりでいますし、そのスタートラインでクラブもこれからまた、ウィンドウもまだ開いていますが、最大限の努力をしてチーム力を上げるようなところをクラブはクラブでやっていくと思います。今いる戦力に対して僕は全力を尽くして、彼らとともにチーム力を上げていく作業をしたいと思っています。いろいろな見方がありますが、例えばコップの中に水が半分入っていて、半分しか入っていないと思うのか、半分も入っているんだと捉えるのか、8分目以上も入っていると思うし、8分目あっても足りないという人もいるだろうし、そういった意味で僕らがどんな心持ちでいるかということだし、僕自身がどういう姿勢でやるかだと思っているので、一番最初に言いましたけれど、本当にこのシーズンに向かってがんばってやりたいなと思っています。

オフは、日本にいるあいだは時間がちょっと取れるところがあったので、シーズンの振り返りをやって、あとは時間があるときはDAZNでサッカーを見ていました。あとはしっかり休むところは休みましたし、リフレッシュして新年を迎えました」

(昨シーズンの成績を受けて選手たちも期する思いがある中で、社長などの話もミーティングであったと思うが、それに対する選手の反応は監督にはどのように映ったのか?)
「まさにミーティングをここの場所(クラブハウス内会見場)でやるんですけれど、ここでの反応というよりは、練習をどんな感じでやってくれるかなというところで、今日の午前中は見ていましたが、非常にピリッとした感じで入ってくれたのは良かったなと思います。そこは、今日のところは見れたと思っています」

(最初に言っていた「大きなチャレンジ」とは、監督にとっての大きなチャレンジはどのようなものか?)
「僕は今思っているのは、やっぱり浦和レッズに関わる人たちが自信を回復したりだとか、プライドじゃないけれども、そういう誇りみたいなものをきちんと持っていただくような形にしっかりと戻さなければいけないという仕事だと思っているので、それをしっかりとやっていきたいと思います」

(新加入のレオナルド選手と帰ってきた伊藤涼太郎選手の印象はどうか? そして、どういうことを求めていきたいか?)
「チームのために貢献すること、その姿勢を見せることが最低限のベースで、個人の良さみたいなところを上乗せして表現してほしいなと思っています。トレーニングを見ても、2人とも攻撃でやってやろうみたいなものを感じますし、しっかりと見ていきたいと思います。でも、彼らだけではなく、みんなそうだと思います」

(この後、沖縄で長めの期間トレーニングキャンプが行われるが、昨年はフィジカル的なトレーニングをたくさんやって、トレーニングマッチは1試合だけだったが、監督のプランとしては、キャンプの全体的はプランみたいなものはどのように考えているのか?)
「偏りすぎずバランスよく行きたいと思っています。練習試合はまだ正式に発表になっていませんが、実施します。そういうのを踏まえて、2月16日のルヴァンカップに向かっていきたいと思います。何か突拍子もないことはしないと思います」

「すみません、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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