5月24日に大原サッカー場にて行われた会見でのコメント

[質疑応答]
(サンフレッチェ広島戦に向けて)
「広島は今シーズン非常に良いスタートを切ったと思います。その後少し結果が安定しない状態になっていますが、安定しない時期はどのクラブにもあるものです。昨年も長い間首位を走っていたチームです。監督もいい仕事をずっとしていると思いますし、しっかりとボールを持って、相手にとってやりにくい試合をするチームです」

(気温の高い中での試合になりそうだが？)
「今ちょうど季節の変わり目です。今後気温が上がってきますので、暑い気候にまずは身体を慣らしていかなければいけません。そして暑熱対策の一環として、今は練習時間をキープしています。選手たちがまずはこの暑さをしっかり感じることをしています。でも川崎フロンターレ戦の後は練習時間を9時に早めたいと思います。30度を超える日も出てくると思います。そして、インテンシティーの高い練習をする私たちにとっては、そういった状況では消耗の方が大きくなってきますので、その時期には早めたいと思っています。でも今は気温が徐々に上がっていく中で、身体をそこに慣らしていく段階です」

(北京国安戦では非常に良いゲームができたと思うが、リーグでその良さが出せていない要因は？)
「大会の性質があると思います。私たちはアウェイで0-0という結果を残していて、相手が1点とれば私たちは2点取らなければいけない試合でした。ですので非常に緊張感のある試合だったと思います。そして、1-0でリードしていても、相手が1点取れば私たちにとって十分ではない状態でしたので、次の点を狙ってプレーをし続けました。リーグの場合は勝ち点3が掛かっていて、そこを目指して戦う大会です。ですので、先ほど言ったような途中経過を気にすることがあまりありません。
ただ、そのような要素もありますが、最も大きな要因となったのは、名古屋戦から北京国安戦に向けての間の日数です。そこで3連戦になった選手は3人だけです。それ以外の選手は名古屋戦から北京国安戦まで身体を休めて準備ができています。それがあのプレーの大きな要因の一つだと思います」

(興梠選手のストライカーとしての良さとは？)
「興梠は過去に5年、今回を含めると6年一緒に仕事をしている選手です。彼のキャリアのスタートのところから良く知る選手です。アタッカーとして完璧と言える特長を持っている選手で、賢く、技術があり速い、勇敢、戦う、そのようなFWとして長所と言える特長をたくさん兼ね揃えている選手です。背丈はあまりないですがヘディングも非常にうまいです。戦術的なところでも非常に重要な選手です。守備でも必要なことをしっかりとやってくれます。ですので、浦和にとっては不可欠な選手です。非常に重要な選手ですので、私達もしっかりケアしていかなければいけません」

(出場機会の少ない選手の印象は？)
「非常に状態の良い選手たちもいます。メンバーが替わったとしても私は安心して戦えます。そしてまだそこまで行き着いていない選手も大きな努力をしながらその状態を目指しています。選手たちの多数がスタメンでプレーしてもおかしくない状況ができたとき、浦和は安定してしっかり戦えると思います。つまり選手達が入れ替わっても浦和らしくプレーし、メンバーが替わっても影響がない状況が理想です」

(天皇杯なども入ってくる夏場を乗り越えるために必要なことは？)
「細かいところまで毎日の練習でケアしながら準備を進めています。彼らの準備ができればいつスタメンに入ってもチームにとって大きな影響なく戦えると思います」

(サンフレッチェ広島戦で点を取るために大切にしていることは？)
「いつも通りの戦い方です。正しいタイミングで正しいコンビネーションをする。セットプレーをしっかり生かす。そして、相手が安定していない瞬間をしっかり見極めて、そのときにしっかりと攻撃を仕掛けることです。自分たちがゲームのリズムを握って、自分達のリズムを出す、さらに相手にプレスを掛けることで相手のミスを誘発することもできます。プレスを掛けることによってそれが私たちの攻撃につながると思っています」

(サンフレッチェ広島は左サイドからの攻撃など明確なストロングポイントを持っているが？)
「やることはいつも通りです。つまり相手のストロングポイントを消すということです。選手たちがタイミング良くアグレッシブに、規律を守りながらそれを実行しなければいけません。それにはチームワークが必要です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】