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「ACL出場権獲得のために全てを懸けて戦いたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 11/1)

11月1日にオンラインで行われた会見でのコメント

(レッズは今季ここまで8本のPKを得ていて、Jリーグの平均の2倍以上だが、ほとんど全てのPKを異なる選手が蹴ってきた。ようやく江坂 任選手が2本連続で蹴り、キッカーが江坂選手に決まったかと思ったが、柏レイソル戦【MATCH PARTNER メディカル・ケア・サービス】では関根貴大選手が蹴っていた。これは出場している選手の都合なのか?それともPKキッカーは変えた方がいいという考えがあるのか?)
「任に関しては、柏戦のキッカーでもありました。ただ、すでに1-0であったことと、相手のGKが任のことをよく知っているということを考えました。タカ(関根)がボールを持っていましたし、自信もあるのだろうと思い、そのままタカが蹴ることになりました」

(PKキッカーは基本的にリカルド監督が決めているのか?)
「キッカーは工藤(輝央)コーチと話して決めますが、あの瞬間は『任じゃない方がいいね』という話をしているときに、タカがボールを持っていましたので、そのまま蹴らせることにしました。任はガンバ(大阪)戦でも蹴っていたということありましたので、タカに蹴らせることになりました。そういうところはいつも工藤コーチと決めています」

(川崎フロンターレの印象は?)
「1位にいるのは偶然ではないと思っています。いい印象を持っています。今季はまだ1敗しかしていないチームです。夏は少しケガ人が出たりしている状態で我々が(YBC)ルヴァンカップで先に進むことができたり、(アビスパ)福岡戦で敗戦になったりすることはありましたが、またレベルを取り戻していると思います。いいサッカーをプレーするチームですので、我々は挑戦者として挑みたいと思います。J1リーグでもACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場権を狙っていますので、そこに向けて全てを懸けて戦いたいと思います。

また、フロンターレと戦うことによって、自分たちの立ち位置、来シーズンに優勝を狙う上で今はどういうところにいるのかを把握するためにもいい試合だと思います。ほぼフルメンバー同士の戦いで、我々が再度いい試合を見せるために全力で戦いたいです」

(9月中旬には「これからは真実の時間」と話していたが、「真実の時間」での川崎戦でどういう戦いを見せたいか?)
「ここでしっかりと闘えるところを見せたいと思います。試合が終了するまで勝ち点3を取る可能性を残しながらプレーできればと思っています。他の試合と同じように、決定力も見せたいと思いますが、勝者のメンタリティーを持って自分たちのサッカーをプレーしなければなりません。川崎は次節で優勝を決める可能性もありますが、我々も3位を目指して戦っています。天皇杯で我々がセレッソ(大阪)に勝ち、川崎が大分(トリニータ)に勝てばJ1リーグの4位までACLに出られますが、まずはJ1リーグで出場権を獲得できるように、ヴィッセル神戸や名古屋グランパスより多くの勝ち点を取りたいと思っています」

(レッズも川崎もしっかりとした攻撃の方法論を持っているチームだが、お互いに相手がやろうとしていることをよく分かっていて、川崎はレッズのビルドアップのところにプレッシャーをかけて潰しにくると思う。そういうところも含めて、どんな攻防になるのか?またリカルド監督はどんな攻防に持っていきたいのか?)
「ビルドアップにプレスをかけてくることはあると思います。レッズも川崎もボールを保持しようとし、ハイプレスをかけるチームです。やり方はそれぞれ違いますが、同じ目的を持ってプレーするチーム同士です。どちらがボールを持てるかが大事だと思います。プレスをかけなければいけませんし、ビルドアップも大事にしたいと思います。ただ、最終的に勝負が決まるのは、ペナルティーエリアの中だと思います。守る時間もあると思いますが、チャンスを与えず、自分たちがボールを持ったらしっかりとチャンスを作り、ゴールを決めたいです。パーフェクトゲームをプレーしなければいけない試合だと思っています」

(38試合のJ1リーグが残り5試合となったが、10試合目や20試合目と残り5試合は試合の空気感が変わってくると思う。その点については今までの経験からどう考えているか?)
「一つの結果がより大きな影響を与える時期に差しかかっていると思います。経験上、この時期の試合は重要性を増すと思います。我々のスケジュールを名古屋や神戸と比較すると、上位との対戦が多いという意味では難しいと思います。川崎、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズ、名古屋グランパスが残っていて、さらに清水エスパルス戦もあります。ただ、上位争いをしているチームの対戦相手で、残留争いをしているチームが多いこともあります。たとえば、我々の清水戦も、清水が残留を確定させていなければ、勝ち点を取りにくると思いますので、難しい試合になる可能性も十分にあります。

終盤の試合で勝利することは非常に難しいことですが、最後まで3位を目指してJ1リーグを戦っていきたいです。最終節の名古屋戦まで、3位、4位はまだ決まっていない状況だと思いますので、しっかりと残りの勝ち点15を取るべく、がんばりたいです」

(先ほども「最終的に勝負が決まるのは、ペナルティーエリアの中」という話があったが、10試合目、20試合目くらいまでのときは、どうやってチームを組み立てていくかということにフォーカスすることも多かったと思うが、最近ゴール前の話をすることが増えてきたのは、時期的なことも関係あるのか?)
「その時々の改善点があります。あまり時期とは関係ないかもしれません。ただ、いいビルドアップがなければフィニッシュまでは絶対に行くことができませんし、その間のプレーの展開も重要だと思います。今のチームは相手のペナルティーエリアの前まで行くことはできていますが、たとえばJ1リーグのガンバ大阪戦では、少しタイミングがずれたり、ポジショニングがよくなかったりすることが見られました。その点は柏レイソル戦では良くなったと思いますので、全ての面でできる完全なチームとして戦いたいと思います」

(鈴木彩艶選手がYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞したことをリカルド監督はどう捉えているか?)
「とてもうれしいです。もちろん私はチームとしてのタイトルをより好みますが、彼のポテンシャルが評価された結果だと思います。グループステージだけではなく、その先も(プレーオフステージの)神戸戦などでプレーし、メンタル面でも複雑な試合を経験できたと思います。カップ戦だけではなくJ1リーグにも出場しました。これからさらに成長する選手ですし、今は西川(周作)がプレーしていますが、何かがあれば非常にいいGKがここにいるという保証があります。将来が非常に楽しみな選手です」

(9月に対戦したときの川崎は田中 碧選手が移籍したダメージもあったと思うが、今は持ち直しており、中盤の橘田健人選手、脇坂泰斗選手、旗手怜央選手の能力が高いと思う。レッズがここを抑える、ここで上回るためにはどういったことが必要か?)
「先ほども言いましたが、どちらがボールを握るかが大事になってくると思います。それだけではなく、しっかりとプレスをかけ、相手にいいプレーを出させないことも大事です。川崎も自分たちのレベルを取り戻していますし、連勝していますので、守備ではしっかりとプレスをかけ、ボールを持ったら自分たちのサッカーをし、セットプレーも大事にしながら、全ての面で我々のいいプレーが要求される試合だと思います。簡単ではないものの、ACL出場を狙っているなら、中期的に優勝を狙うならば、このような試合でも結果を残すという挑戦をしなければいけません」

(この試合で川崎の優勝が決まる可能性もあるが、レッズが勝てば他の結果に関係なく優勝は決まらない。優勝セレモニーを阻止したいというモチベーションはあるのか?)
「そんなことは全くありません。自分たちが3位、もしくは(J1リーグの3位以上が天皇杯で優勝した際の)4位、神戸や名古屋より上に立つこと、自分たちの成功を望んでプレーします。別の人の不幸は望んでいません」

(今年のチームを見ていると、J1リーグのホームの川崎戦、最近だと神戸戦やYBCルヴァンカップのC大阪戦といった苦い敗戦の後にチームが一つ成長しているように感じる。その理由は何か?リカルド監督の手腕なのか?選手の資質なのか?ACL出場へのモチベーションなのか?)
「敗戦したときは理由があると思います。それをしっかりと分析しています。もちろん相手も分析してきますが、今年はいいシーズンになっているのは、誰か一人のおかげではないと思います。私自身もベストを尽くしていますし、選手やスタッフもそのようにしています。クラブとしていいシーズンにし、ACL出場権獲得、そしてタイトル獲得を目指して日々努力しています。トレーニングキャンプから全員が全力で取り組んでいます。さらにメディアやファン・サポーターの方々も一体となって闘っていますので、残り50日でいい結果を残したいと思います」

(キャスパー ユンカー選手の調子が上がっていると思う。抜け出すスピードだけでなく、当たり負けしないフィジカルを感じるが、彼の強さや選手同士の組み合わせの相乗効果、彼にさらに期待することについて教えてほしい)
「今は非常に好調だと思います。プレーも非常に良く、ゴールを決めるだけではなく守備のプレスや周りとのコンビネーションも良くなっていて、日本に来てから最高バージョンのキャスパーだと言えると思います。来日したばかりのときはゴールを量産してインパクトを残しましたが、まだ改善点がありました。その後はケガの影響もあり、中断した時期はほぼトレーニングすることができず、その後もあまりコンディションがよくない状態でプレーしていました。今は高いレベルでプレーできていると思いますし、それをシーズンの最後まで見せてほしいと思います」

(キャスパー選手の動きがいいのは、気温が下がって過ごしやすくなってことも影響しているのか?)
「私は、夏のキャスパーはケガの影響などでトレーニングができなかったことによる難しさがあると思っていますが、もしかしたら気候の影響もあるかもしれません」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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