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「成果が目に見える形で出るようにトライしたい」大槻 毅監督(定例会見 10/16)

10月16日にWEB会議システムを使って行われた会見でのコメント

【質疑応答】
(前節の柏レイソル戦は良い試合だったのであさっての試合も楽しみにしているが、どういう点を今日のトレーニングでチェックしたのか?)
「今日のトレーニングに関しては試合から48時間たっていないので、スタートのメンバーに関しては回復のフェーズだったことは間違いありません。その前にミーティングをしてフィードバックと次の戦いの準備というところで『1回分のセッション』という言い方をしていますが、そういったミーティングをしました。

その後はピッチの上でリカバリーのセッションをこなしたグループとトレーニングをしたグループと分かれています。そういった状況です」

(柏戦は内容の面で「今季のベストゲームだった」という声がチーム内外から出ているが、ホームでなかなか勝てない時期からサガン鳥栖戦で勝利し、柏戦で良い内容のゲームができたという流れについてどう捉えているか?)
「悔しい時間を過ごしたことは事実で、『毎試合トライしてやっていきましょう』ということは言っています。それがここ2試合は鳥栖で勝ち点3を取れて、柏では勝ち点1しか取れませんでしたが、勝ち点を取れたことは良かったことだと思います。

継続してやっていることがありますし、サッカーはスコアで優劣が決まるのでスコアに出ないとしょうがないので、そこにはトライしないといけません。ただ、そこに至る過程やこうやって積み上げていく作業を手を抜かずに選手と一緒にやりましょうということは言ってきています。そういった成果がみなさまの目に見える形で出るように次の試合もトライしたいと思います」

(アウェイで2試合続いたが、明後日はホームに戻ってベガルタ仙台と対戦する。収容人数が約24,000人に増えることもあるが、試合に向けての意気込みはどうか?)
「また収容人数が増えることはすごく良いことだと思いますし、たくさんの方に来ていただきたいと思っています。ただ、収容人数が増えるたびにほかのスタジアムも含めてどれくらいの割合で入っているのか、興味があってよく見るのですが、まだまだみなさまの中には外に出てほかの人と交わるような場に行くこと、日常に戻りつつありながらもすべてを許容している方ばかりではないのかなという印象を受けています。それは我々のスタジアムだけではありません。

我々ががんばって元気を出しているところを見ていただいて、少しでもみなさんに安心、そういった場に出ていく勇気を持っていただけるような場になれば本当にうれしいなと思います」

(今週、選手間ミーティングを行ったと聞いた。大槻監督は立ち会っていないと思うが、それからの選手の変化、雰囲気についてどう感じているか?)
「選手間ミーティングの翌日のトレーニングは試合の前日でしたが、非常に締まったいいトレーニングをしていたと思います。ミーティングの影響があったのか、なかったのかと言えば、あったのでしょう。僕は立ち会っていませんが、選手でいい形で話し合いをしてくれたのかなと思っています。グループで活動しますから、それぞれがお互いを知るということであったり、お互いがいろいろな話をして聞く場があるということはすごく良いことだと思いますし、選手から自発的に行われたということであれば、それは素晴らしいことなのではないでしょうか」

(槙野智章選手は「控え選手のサポートが大事」という話をしたということだったが、たとえば柏戦の飲水タイムなどの声掛けなど、一体感が生まれたと感じたことはあったか?)
「僕は立ち会っていないので内容のことを槙野ほど分かっていないのですが(笑)、あの文章を見ると槙野がすごく良い影響があったということを言っていましたね。僕も見ました。ということは、そういうことなのではないでしょうか」

(「スコアで優劣が決まる」という話や「成果を目に見える形で」という話があったが、それはゴールということになると思う。以前も「アタッキングサードのところはもう少し手を付けていきたい」とも言っていたと思うが、そのところでの選手への働き掛けや意識付けはどんなことをしているのか?)
「1つは、このシーズンは連戦が続いていてトレーニングがほとんどできない形ですが、鳥栖戦の前にトレーニングができたことが大きかったと思います。その前の5連戦の中で課題として『みんなで取り組みましょう』という意識付けが、悔しいスコア、悔しい結果のもとにですが、選手も『やってやろう』、もしくは『やっていることを最後のところに結び付けよう』というところはあったのだと思います」

(埼玉スタジアムでゴールネットを揺らす意義、そのためにがんばるというような意気込みはどうか?)
「埼玉スタジアムのゴールネットはいつも揺らしたいですし、埼玉スタジアムに来ていただいたみなさまに喜んで帰っていただきたいと本当に思っています。毎試合です。今はなかなかそれがかなわず、アウェイにたくさんの方が来られる状況ではないので、何としてもホームで勝ち点3をとってみなさんと喜びを分かち合いたいという強い思いがあります。もちろんゴールを取らないとそれは訪れないので、それに対してみんなでトライしたいと思います」

(柏戦は良い試合だったと思うし、特に前線の2人が気の利いた動きでうまくいったと思う。ただ、チームのトップスコアラーであるレオナルド選手がベンチに置いておくのももったいないのではないかと思うが、コンディションなのか、相手を見てなのか、それとも大槻監督として「もう少しこういうところが欲しい」と思っているのか、理由があれば教えてほしい)
「常々言っていますが、メンバー、スタートは我々のコンディション、相手の状況などを見ていつも決めています。当然、我々の中でのトレーニング以外のパフォーマンスも、『レオナルドが』ということではなくて、浦和レッズの今いる選手の中で誰が次の試合に出て上回ることができるのか、という考えでいますので、いつもそういった形で選手を選考しているつもりです。それはどの選手でも同じです」

(柏戦の失点シーンについてはボールを失う前の対応と失った後の対応があったと思うが、どの辺りに改善すべき点があったと考えているか?)
「ボールを失う前の周囲のボール状況に対してのポジション取り、サイドのオーバーラップのタイミング、それに対して中の選択で判断が遅れてボールを奪われたところはよくなかったところだと思います。

それと同時に、後方の押し上げのところでビハインドサポートのポジションが取られていない、イコール、ボールを奪われた後の対応のところにすぐ入れなかったというところ。ボールが相手に渡ったときの局面で一瞬ですが数的不利になったときに前に掛かった判断。それに対してまだ対処の仕方はありましたが、ボールが配給された後の江坂(任)選手へのアプローチ、そういうところに関しては改善の余地があったと思いますし、すでにチーム内でも映像を見て共有しています。

誰がどうこうという問題ではなくて、チームとして、グループとしてそれを共有して、『じゃあ次にこういったことが起こらないように』ということをみんなで話していますし、そこに関してはアプローチしました。やはり失点シーンはあまり見たくないですが、そういうこともしっかり見て、それでまた向上できればチームにとってプラスだと思いますので、今言ったような話を選手とは共有しています。

(ここまでは1つ良いシーンがあっても、次の試合では別のことができる一方で前できていたことができない、というようになかなかつながっていかないところがあったと思うが、柏戦は一度に良いものが出たと思う。大槻監督からは試合後、「相手との兼ね合いもあるので」という慎重な発言もあったが、どういった要因があってそれが出たと考えているか?)
「お互いにゴールが足りませんでしたが、おそらくおもしろいゲームだったと思いますし、興味深いゲームだったと思います。それは我々だけがどうこうではなくて、柏レイソルと浦和レッズが良いゲームを作り上げた、ということだと思います。お互いに前に出る姿勢を出したこと、ボールや守備がしっかりと前に出ていくようなところをお互いに表現したこと、そういったことは大きかったと思いますし、お互いにオープンな展開になることをある程度許容した時間もありました。そういう背後への働きかけも多かったと思います。そういったゲーム展開がああいった内容を生んだと思います。

当然、次はベガルタ仙台さんなので、相手が違うので同じような状況が生まれるとは限りませんし、また違った展開になると思います。ですから、また違った展開にも対応できるようにしっかりと準備してトライしたいと思います。

(柏戦では前へのスピードが非常に速く、相手のディフェンスラインを破る力はあったが、フィニッシュに余裕がないと感じた。どこかで一度スピードを落として、最後のところに余力を残すような攻撃が必要ではないかと思ったが、それは問題ないと考えているのか?)
「いえ、ゴールを取れないということは問題を抱えているというか、おっしゃったような時間を作ること、最後のところで時間を作るか、もう1つ前のところで時間を作るか、ということを含めて、それは必要だと思います。その合わせのところが今僕らがもう1つトライしなければいけないところなのかなと思います。

あとは落ち着きですとか、もう1つは決断。もう少し大胆な決断をするということも含めて、ゴール前での質を上げていくことです。ただ、それは選手も感じていると思いますし、また次の試合でトライしてくれると思っていますし、トライさせたいと思います」

(仙台はどういうチームだという印象を持っているか?)
「だいぶ試合も見ていますが、少しケガ人が多くて苦労しているのはあると思います。ここ数試合、時間帯によってすごくパワーを持って局面を持ってこようとする場面がありますし、スタートと試合途中での顔が変わるような印象を持っています。もう1つは試合に応じて相手のストロングポイントをしっかり消そうとする姿勢も見えます。今こうして勝ちから離れたり、前節は引き分けでしたが勝ち点をなかなか積み重ねられていない状況ですが、そういったところに注意して、我々自身が立ち向かっていくような姿勢を持っていかないといけないチームだと思っています」

「最後に、毎週ありがとうございます。また収容人数が24,000人という数字に増えました。これから新型コロナウイルスの状況がどういうふうに進んでいくかということはみなさんも不安なところがあるでしょうし、僕自身も『どういうふうになるのかな?』と思っています。社会がこういうふうに後退していますが、クラブハウスでは選手とともに緊張感を持って、『ここでは何とか感染者を出さないようにしよう』ということは引き続きやっています。ゲームの内容も含めてですが、今シーズンはこういった状況ですががんばりたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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