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「埼スタの雰囲気を作れるのはレッズのサポーターしかいない」山中亮輔

17日、山中亮輔がWEB会議システムを使ったメディア取材対応を行った。

【質疑応答】
(いつもとは異なり髪の毛の根本が黒くなっているようだが?)
「美容院になかなか行けていないです(笑)」

(13日のFC町田ゼルビアとのトレーニングマッチで接触プレーの後に交代したが、今の状態はどうか?)
「当たりどころが悪くて力が入らない状態になってしまいました。基本的には打撲だと思います。そんなに心配はいらないと思いますし、今日から練習にも合流できています。あとはコンディションを少しでも上げていって、リーグ再開に向けて良いコンディションで臨めればいいなと思います」

(負傷するまでのトレーニングマッチでのプレーの感触はどうだったか?)
「試合勘のところでだいぶ難しいところがあるなと思いましたし、埼玉スタジアムの雰囲気を含めて一つ対外試合を経験できたことはチームにとってプラスだと思います」

(山中選手自身の動きはどうだったのか?)
「練習もハードに積んできていますし、練習試合に向けて落とすこともなく強度を上げて練習してきた中での試合だったので、個々のコンディションに関してはまだまだ難しいところもありました。リーグ再開に向けて良いコンディションで望めるように、今はチームとしてしっかり負荷をかけて練習している状況だと思います」

(リーグ再開初戦が古巣である横浜F・マリノス戦になったことについて、率直な感想や意気込みはどうか?)
「昨年のチャンピオンチームですし、すばらしいチームなので、非常に難しい試合になることは予想できますし、タフな戦いになると思っています。連戦にもなりますし、チーム一丸となって戦っていければと思っています」

(当面は無観客試合になるが、その中で気をつけたいことは?)
「ファン・サポーターの声援がないので、フワッと入らないようにしないといけないと思います。プラスの面としては声が通るので、コーチング、声でうまくコミュニケーションを取っていけるのではないかと思います。そういったところが大事になると思います」

(練習も制限されていた中で、対人プレーなどに不安はないか?)
「これだけ動かなかったことがなかったので、どこまで体が落ちているかは難しいところがありました。ストップのところ、あまりうまく止まれないことが多いので、そこが一番難しかったです」

(チームが活動自粛になり在宅トレーニングをする期間が長かったと思うが、その中で感じたことは?)
「大槻(毅)監督からも『家族を大事にしろ』と言われていましたし、家族との時間は在宅期間で大事にしていました。大切な人を守る、感染させないという責任を持った行動が大事です」

(チーム活動自粛期間中は体を動かすことに関して制限があったと思うが、気を付けていたことは?)
「オンラインでしたが、チームがしっかりトレーニングを組んでくれていたのですごくありがたかったです。クラブの選手に対する姿勢はすごく助かりました」

(2月に公式戦を2試合戦ったが、今年は良くなっていると感じたことや再開までに直したいことは?)
「2試合勝ててチームも波に乗っているような状況で中断になってしまったことはもったいなかったと思いますが、その2試合で出せた縦に速く攻めることなどの表現を今一度ビデオを作ってもらってみんなで確認し、意思疎通できていると思います。走らないといけないと思いますし、監督からも求められているので、試合をこなしながらコンディションをしっかり上げていきたいです。暑い夏が来ますし、チーム総力戦でみんなで一丸となって戦っていけるようにしたいです」

(「縦に速く攻める」と攻撃面の話が出たが、守備面ではどういうイメージを持って練習しているのか?)
「試合が近づくにつれてボールホルダーに寄せるところの強度は求められています。今日もかなり激しいトレーニングをしていましたし、寄せ切ることやボールホルダーにアタックするスピードは求められていますので、しっかりトレーニングして大槻監督が求めるレベルを表現できるようにしたいです」

(中断前までは前からプレスを掛けてディフェンスラインを押し上げていく印象だったが、その距離感はどうか?)
「チームの約束事もありますし、戦術としてビデオを見ることも含めてミーティングでしっかり話しています。その原理、原則をしっかり守って大槻監督の戦術を表現できるようにしなければいけないと思っています」

(リーグが再開したらピッチでどんなプレーを見せたいか?)
「見ている人を熱くさせるようなエネルギッシュなプレーを見せたいです。縦に速く走ることが大事になってくると思いますので、そういった姿勢を見せられるようにしたいです」

(無観客試合の際に横断幕掲出禁止というJリーグ統一ルールに対して、クラブとして反対の意を伝える文書を提出したことが発表されたが、これまで複数のクラブでプレーしてきてレッズのサポーターに特別なことを感じるか?)
「あの埼玉スタジアムの雰囲気を作れるのはレッズのファン・サポーターしかいません。本当に選手たちの力になっているので、そういった力を借りることができないのは痛いと思っていますし、難しい試合になると思っています」

(ファン・サポーターの熱量がプレッシャーになることはなかったのか?)
「厳しい声もありますが、それが浦和レッズというクラブだと思っています。それを覚悟している選手しかいないと思います。力になっているということしかありません」

(SNSで先日レッズのアカデミーや浦和のトレセンの子供たちにオンラインで話をしたことを伝えていたが、山中選手にとってどんな経験になったか?)
「自分の考えていることや意識していることを伝えるのは難しかったですし、技術的なことも含めて言葉にすることは難しかったです。自分自身にとっても勉強になりました。参加した子供たちは未来のレッズを背負う存在だと思いますし、少しでもそういう選手の力になれたら嬉しいです。すばらしい選手が出てきてくれることを願っています」

(山中選手が自分から発案した企画だったのか?)
「いろいろな選手がサッカー界に貢献できることをやっている中で、僕も在宅期間中にいろいろ考えてみました。何ができるかと考えるとサッカーに関することでしたので、クラブに提案させてもらいました。たくさんの協力をいただいて実現することができたので、本当に感謝しています」

(そういう子供たちも含めて、しばらくはスタジアムに来られずいろんな思いを抱えているファン・サポーターに向けてメッセージをお願いします)
「ファン・サポーターのみなさんの声を聞けないのは寂しいですし、残念なことですが、少しでも早くこの状況が改善してたくさんのファン・サポーターの前で、真っ赤な埼玉スタジアムでプレーできることを楽しみにしています。今はリモートになりますが、画面を通して応援していただければ幸いです」

(無観客試合で横断幕があるかどうかはモチベーションに影響すると思うか?)
「横断幕を目にすることによってモチベーションは上がりますし、昨年も大原サッカー場にたくさんの横断幕が掲げられていることもありました。そういった熱い気持ちを受け取るということで横断幕は選手のモチベーションにつながっていると思います。難しい問題ではありますが、実現できたらうれしいです」

(印象に残っている横断幕はあるのか?)
「いろいろなことを書いてくれているので一つに絞るのは難しいですが、サポーターも本気で応援してくれているということを感じることができます。そういう熱い思いを選手がピッチで表現できるようにしたいです」

(交代枠が5人に拡大されるが、相手チームは前線の選手を変えてくるとすれば厄介だと思うか?)
「厄介ということもありますが、たくさんの選手がチャンスを得られると思います。レッズは選手層が厚いですし、どの選手が出てもすばらしいプレーができると思うので、ポジティブな要素の方が大きいんじゃないかと思っています」

(中断でかなり期間が空いたが、山中選手自身のテーマやモットーに変化はあったのか?再開後はどんな役割を果たしていきたいと思っているのか?)
「僕の特徴は攻撃の部分だと思いますし、そこで違いを出してかないといけないと思っています。ゲームメークやゲームコントロールのところで落ち着かせる存在になりたいと思っていますし、ボールを失わない選手になれると思うので、そういうところで違いを出していければいいなと思っています。中断になる前もチームとして良い形で点も取れていましたし、攻撃の形もたくさんあったので、さらに上積みしてチームのみんなでたくさんのゴールを取っていけるようにしたいと思います」

(再開初戦は横浜F・マリノス戦だが、そうなると見ている側は攻め合いも期待できるのか?)
「F・マリノスはチャンピオンチームですし、戦術もはっきりしていると思うので、ボールを握られる展開も多いと思います。みんなで我慢してそういった時間に失点しないように声を掛け合いながら戦っていければと思います。試合までまだ3週間あるので、まだまだ戦術で落とし込むことがたくさんあると思いますし、一つひとつのトレーニングを集中してやっていければと思います」

(再開初戦の横浜F・マリノス戦は、山中選手にとってどういう位置づけになりそうか?また、中断期間の間にどんなトレーニングに取り組んだり、家族とどのような時間を過ごしたのか?)
「F・マリノスなので気持ちも入りますし、知っている選手が多いので楽しみな一戦になると思います。まずは試合に出られるように、ピッチに立っていられるように、監督に使ってもらえるように、一つひとつのトレーニングでアピールしていかないといけないと思います。まだ誰が出るかわかりませんし、みんながギラギラして練習しているので、競争に勝っていきたいです。中断期間はチームが用意してくれたメニューがありました。ダンスを取り入れたトレーニングもあったり、楽しめるような要素もあったので、オンラインでしたが、みんなで顔を合わせて充実したトレーニングができたのは良いことだったと思います」


(ダンスを取り入れた練習の感想は?)
「下手だったとは思いますが、みんなが一生懸命やっていましたし、楽しい時間でした」
※ダンスを取り入れたトレーニングは浦和区出身で、NHK紅白歌合戦などでもバックダンサーを務めたこともあるプロダンサー、KAZANEさんに協力していただき、有酸素運動を確保するメニューの一環としてダンスを取り入れたトレーニングを行っていた。

(FC町田ゼルビア戦ではメインスタンドとは逆のサイドでプレーしていたが、大槻監督の声はどれくらい聞こえたのか?)
「響いていたので埼スタは声が通るんだなと思いました。見ている方も選手の声をしっかり聞けていたと思います」

(普段の試合ではチームメートの声がどの程度まで聞こえるのか?)
「隣の選手しか聞こえないです。隣の選手としかコミュニケーションを取れないくらいです。西川(周作)選手は声が通るのでよく聞こえます」

(無観客試合だとその範囲が全員に広がるのか?)
「逆のサイドまで、関根(貴大)選手まで届くと思います」

(全員の声が聞こえるとなるとサッカーの内容も少し変わりそうか?)
「後ろから背負っているところで相手が来ているというコーチングは大事になると思いますし、そこでボールを失うことは減るのかなと思っていますし、それはポジティブな要素だと思います」

(そういうことが確認できたことはトレーニングマッチをやって良かったか?)
「そういう経験ができたのは大きいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「埼スタの雰囲気を作れるのはレッズのサポーターしかいない」山中亮輔

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