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「シーズンの終盤は結果を残すことが重要」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 11/5)

11月5日にオンラインで行われた会見でのコメント

(鹿島アントラーズの印象は?)
「いい選手がそろっているいいチームだと思います。非常にプレスが強く、相手チームに前線からプレスをかけてショートカウンターを狙うという武器を持っています。相手チームがボールロストすれば、そこから速攻が始まるようなチームです。たとえば安西(幸輝)選手はインスイング、アウトスイング、いろいろなクロスを持っていますし、中盤にもチームにプラスをもたらす選手たちがそろっていると思いますので、鹿島のストロングポイントには気を付けてプレーしなければいけません。また、上位争いの直接対決になりますので、非常にタフな試合ですが、自分たちが最高のレベルでプレーしていきたいです」

(前節の川崎戦は目の前で優勝されたが、選手たちから来シーズンへの強いおもいを感じたか?)
「たまたま我々との試合の結果によって優勝を目の前で祝われましたが、レッズの選手からも意欲や野心を感じています。まだまだこれから成長するチームだと思っていますが、あの試合でも最後まで勝利を求めて闘ったと思います。もちろん我々が勝ち点3を狙って最後まで攻撃し続けたことで、相手にチャンスを作られる場面もありました。最終的なドローは悪くない結果と言えるかもしれませんが、我々が望んでいたものではありませんでした。

そしてこの試合だけではなく、柏レイソル戦やガンバ大阪戦でもACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場を強く望んでプレーする姿が見られました。川崎戦はプレスをかけられ、スペースを消されてやりにくい試合でしたが、選手たちは最後まで決意を持って、ACL出場権を獲得しようとがんばっていたと思います。

まだ可能性も残っていますし、これからも闘っていきますが、川崎戦で良かったことは、たとえば今年の前半戦は最初に点を取られるとメンタル的に沈むような試合もありましたが、そうならずに、前半に点を取られても最後まで闘う姿がありましたので、そこはたたえたいと思います」

(キャスパー ユンカー選手の状態は?)
「私が今言えることは、違和感は抱えていますが、そんなに重傷ではなく、良くなってきているということです」

(川崎戦の途中に柴戸 海選手と酒井宏樹選手が負傷していたと思うが、彼らはどういう状態なのか?明本考浩選手は中断明けくらいには戻ってこられるのか?)
「明本選手は中断明けに戻ってきてくれればと思っています。酒井選手と柴戸選手は状態を見ているところで、現時点ではどうなるか分かりません」

(レッズの試合を見ていると内容は良くなってきていると思うが、結果を考えるともう少しセットプレーでゴールができていればもっと勝ち点を取っていてもおかしくなかったと思う。セットプレーのトレーニングはどれくらいの頻度で行っているのか?)
「私もセットプレーからのゴールが少ないことは少し心配しています。毎週トレーニングしていますが、さまざまな理由でゴールできていないというところです。セットプレーでの決定力も上げたいですし、セットプレーでゴールを取ることで勝ち点につながることがあります。たとえば負けている試合でセットプレーから追いついて勝ち点1を手にする、もしくは1-0でリードしている試合でセットプレーからゴールを取って試合を決定付けるというようなことをしたいです」

(鹿島には上田綺世選手や荒木遼太郎選手といった若い攻撃陣が活躍しているが、彼らの警戒するポイントは?)
「上田選手は好調だと思います。背後のスペースを狙うのが得意です。荒木選手も技術が高く、縦へのプレーやゴールを決める力を持っています。ただ、彼らだけではなく、外国籍選手たちもいいパフォーマンスを見せていると思います。数週間前は結果が残せない時期もありましたが、また勝つようになり、今は勝ち点が並んだ状態で対戦することになりました。

全ての試合が決勝のような重要性を持つこの時期で、上位との対戦が続くタフなスケジュールですが、それは最初から予想していたことですので、いいゲーム、自分たちのいいコンディションを見せながら目標に近づいていきたいと思います」

(先ほど失点した後のメンタルについての話をしていたが、前半戦の川崎戦の直後には失点後にメンタルが沈むことを「少し心配している」と話していた。あれから7ヵ月以上経ち、選手たちのメンタルが成長した理由をどのように捉えているのか?)
「サッカー選手は自己に対するイメージを持っていると思いますが、今まで勝ってきたという経験が自信につながり、メンタルの強さにつながっていると思います。(YBC)ルヴァンカップで川崎と対戦し、内容でも上回られない形で敗退に追い込んだ経験もあります。高いレベルのいいパフォーマンスをして、それが勝利につながると自信に表れると思います。個人としてもチームとしても、自己評価が変わったのだと思います。今は誰にでも、どこと対戦しても勝てるという自信がついていると思います。ヴィッセル神戸戦でつまずいてしまいましたが、そこからまた立ち上がる強さも見せましたし、ルヴァンカップ敗退後もそのような姿が見られました。ですので、どの試合でも最後まで勝利を目指して闘える姿が見られると思います」

(以前も記者会見で触れていたと思うが、昼間の試合で勝率があまりよくないことをリカルド監督は気にしているか?)
「早い時間のキックオフであったとしても、できるだけいい状態でプレーできるように、トレーニングメニューも前もって行うことがあります。たとえば通常は試合前日に行うメニューを2日前に行ったりしていますし、いろいろな時間設定も調節し、食事などもケアしています。19時キックオフと13時キックオフでは大きな違いがありますので、そこを今しっかりと見ています。13時にプレーしても14時にプレーしても、15時であっても16時であっても、いい状態でプレーできるように持っていきたいと思っています。そのような時間でのキックオフの試合が今後は続きます」

(シーズン序盤と比べるといろいろな面で改善されているということか?)
「たとえばルヴァンカップのセレッソ大阪戦は15時キックオフでしたが、プレスがうまくいかなかったり、強度が出なかったり、暑さもあってあまり内容がよくありませんでした。この前の川崎戦も前半はあまりうまくいきませんでしたが、それは生理学的な問題ではなく、あくまでも戦術的なものだったと思っています。後半に入ってから修正できました。パフォーマンスは非常に良かったですし、強度も出ていて、フィジカル的にもメンタル的にも状態は悪くなかったと思います」

(多くの人が今シーズンのJ1リーグで一番成長したのはレッズだと言っているが、その一方でリカルド監督としては毎日、毎試合と成長していきたいと考えていると思う。J1リーグ残り4試合で何を積み上げていきたいと考えているか?)
「シーズンの終盤になると結果を残すことが一番重要だと思いますし、そのためにチームはしっかりと戦わなければいけません。ケガ人などで離脱する選手が出てくることを避けながらそれを行いたいと思いますが、離脱者が出てしまっても代わりの選手が埋めながら戦っていかなければいけません。11ヵ月間、いいシーズンを過ごしてきましたが、最後の1ヵ月で全ての結果が決まりますので、いいシーズンだったのか、素晴らしいシーズンだったのか、それ以上のシーズンだったのかということは、今後の結果次第です。しっかりと目標に向かって戦っていきたいです」

(川崎戦は技術的にも戦術的にも互角に戦っていたと思うし、9月よりも強かった川崎とあれだけ戦えたのはレッズの成長だと思うが、球際のぶつかり合いでは川崎に分があったと思う。リカルド監督はフィジカル面についてどう感じているか?川崎を上回るためにまだ足りなかったことはどんなことか?)
「私も同じ印象を受けました。球際や速いプレスで簡単にボールを奪われてしまう場面が何度かありました。そこはチームとしての課題でもあると思いますので、今後はたとえばフィジカルの問題、疲れているから交代させなければいけないというようなこと、90分もたない、球際に行けない、ということは避けたいと思っています。チャンピオンになりたいのなら、いくつかの課題があります。先ほど言ったセットプレーでもゴールを取らないといけませんし、フィジカルの状態も必要です。チームとしての層の厚さも必要です。ストロングポイントが多い方がいいと思います。ですので、その問題は認識していますし、今までも改善してきていますが、まだまだ向上させなければいけない部分です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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