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第17節 vs広島「関根の決勝点で乱打戦を制し、連敗を3で止める」

1日、19時4分より、埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第17節 サンフレッチェ広島戦が行われた。

3連敗中の浦和レッズは、先発メンバーの配置をいくつか変更して試合に臨んだ。柏木がシャドーに入り、遠藤がボランチへ。そして、3バックの真ん中には第10節 鹿島戦以来、今季リーグ戦2度目の先発となった那須が入った。

北側のゴール裏にクラブエンブレムの大旗が広がる中、コイントスに勝った広島のエンド変更により、ベンチから見て左側に攻めるレッズのキックオフで試合開始。

3-4-2-1同士のミラーゲームの立ち上がり、レッズは相手の最終ラインに対して1トップ2シャドーがプレスを掛けることで、高い位置でボールを奪ってからのショートカウンターで敵陣に襲いかかる。

5分に武藤が鋭いシュートを打つなど、勢いよく試合に入ったレッズ。しかし、20分を過ぎたあたりから徐々に流れは広島に移っていく。

バランスが崩れた状態でボールを奪われ、ピンチが続く中、35分にはクロスボールのこぼれ球を皆川に拾われてピンチとなるが、GK西川がきっちりと防いでゴールを割らせない。

すると、我慢が続いていた40分過ぎだった。シャドーの柏木が最終ラインまで下がってビルドアップに参加すると、ここからビッグチャンスが生まれた。

42分、柏木のDFラインの裏を取る絶妙なロングパスを駒井が折り返し、ゴール前に詰めた興梠がリーグ戦では5月20日の清水戦以来となる得点で先制に成功した。

前半終了間際の45分には関根、柏木とパスが渡り、最後は武藤が右足を一閃。5月14日の新潟戦以来となるゴールで2-0と差を広げてハーフタイムを迎えた。

後半、さらに点差を広げたいレッズだが、47分に皆川のゴールで1点差に詰め寄られると、その後もパスがずれたところを狙われてボールを失う悪い流れ。右サイドを崩された54分には中央でフリーになったアンデルソン ロペスにシュートを決められ、2-2と追いつかれてしまった。

勝ち越しを狙うレッズは56分に武藤を下げてラファエル シルバを投入。敵陣に攻め入る回数はさらに増え、61、63、69、71分と立て続けにCKのチャンスを得るが、得点には至らない。

すると前掛かりになった72分に、バイタルエリア付近でボールを奪われると、カウンターから失点。2-3と逆転を許した。

勝利への執念を見せるベンチは73分、那須に代えて李を投入。84分には興梠を下げてズラタンを入れ、ラファ、李、ズラタンの“3トップ”に近い形でゴールを狙うと、85分、関根の縦パスを受けて巧みにターンしたズラタンが自身の今季リーグ戦初ゴールを決めて3-3の同点とした。

そして、乱打戦となった苦しい試合に決着をつけたのは90+2分だった。敵陣に入ってすぐの左サイドのエリアでボールを受けた関根がドリブルで斜めに突っ切り、GKと駆け引きをするかのようにフェイントを入れながら複数のDFをかわして逆サイドまで運び、GKと1対1のシーンをつくる。

最後は角度のないところから右足を豪快に振り抜いて4-3と勝ち越し。61分、78分の決定機に決めきれなかった関根が最後に殊勲のゴールを決めた。

苦しい試合をものにしたレッズは連敗を3で止めると同時に、4月22日の札幌戦以来となるホーム白星を手に入れた。次戦はACL参戦で未消化だった明治安田生命J1リーグ 第13節 川崎フロンターレ戦。7月5日(水)19時より等々力陸上競技場で行われる。

【関根貴大】
(試合を振り返って)
「前半はいい試合運びをして自分たちのサッカーができた中で、後半の失点はよくなかったです。改善する点はありますが、良くない中でも勝ちきれたことは良かったと思います」

(リーグ戦のホームでは4月22日以来の勝利となったが?)
「自分のプレーも満足していなかったですし、この流れを変えるには個の力も必要だと思っていました。そこで違いを見せられたと思います」

(後半にズラタン選手の同点ゴールをアシストしたが?)
「いつもと違うポジションにいましたが、落ち着いて仲間の動きを見ていましたし、ズラがよく決めてくれたと思います」

(逆転ゴールを決めた場面について)
「あのシーンは行くしかなかったですし、自分の持っているモノを出し切ろうとしました。その中で頭は冷静に、相手の動きを見ながら、かわしながら、最後は気持ちでねじ込みました」

(浦和らしい攻撃ができたのでは?)
「もっと中と外の使い分けをしていきたかったです。ボールの奪われ方が悪くて失点もしているので、そこは改善していかなければいけません。この勝利をいい流れに持っていけるように、次の試合でも勝てるように、いい準備をしていきたいです」

(川崎戦、新潟戦と続くが、意気込みについて)
「この勝利が無駄にならないようにしたいです。次に勝ってこそ、この勝利も意味があるものになると思います。そこに向けていい準備をしていきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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